小児科医の独り言

友人の小児科医の独り言を代筆しつつ、自分の書きたいことを書いています。

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日曜日に診断書が欲しいと言われても・・・

2013-02-17 10:20:01 | Weblog

 日曜日の朝に、電話がかかり診断書を書いて下さいと言われました。
 何のことかと思うと、インフルエンザが治ったので診断書が欲しいとのことです。子供なので登校に必要な治癒証明書だと思いますが、そんなもの休日に書くことはできません。月曜日に来て下さいというと、何時からですかとの質問を受け、9時からですと回答すると、もっと早く書いてくれませんかとのこと、気持ちは分からないではないですが、診断書のために朝早く診療開始することもできません。

 まあ、以前から休日や、夜間に予防接種をして欲しいという自分勝手な要望はあり断っていましたが、ついには診断書まで休日に書いて欲しいという、トンデモ要求がででくるとは、困ったものです。
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羊水穿刺のつづき

2005-10-14 18:25:01 | Weblog
羊水穿刺のつづき

 通常の羊水穿刺で解るのは、染色体異常です。
最近法改正されて変わっているかもしれませんが、染色体異常があるという理由では人口妊娠中絶は受けられません。
あくまでも、染色体異常児が生まれた場合に母親の生活が金銭的に不能になるために中絶を受ける、と言うことになるのだと思います(もう変わっているかも)。

実際に、羊水穿刺でもっとも発見されやすいのは21トリソミーであるダウン症候群でしょう。これも、最新の数字は変わっているかも知れませんが、母胎が35歳以上なら1/400、40歳以上なら1/100の確率で出生します(全年齢で言うと1/700くらいですが、最近は中絶のために1/1000-1200程度だと思います)。確率が100人に1人だと、自分は大丈夫とは言えない数字だと思います。
ここから先は少々乱暴かも知れませんので、読み始めて「不愉快」と思う人は途中で読むのを止めた方が良いかも知れません。
 ダウン症が生まれると、両親の負担は計り知れません。もちろん、症状に個人差がありますし、基本的にはカワイイ子供に育ちます。
 しかし、おとなしくて、カワイイ子供に育つと行っても発達遅滞は必発です。なんとなくですが染色体異常の児のご両親は皆様、素晴らしい人が多く、育児に非常に熱心で児も両親も児が他の病気にならない限り幸せそうにしています。とは言っても成人になるまでにかかる養育の大変さは想像を絶します。また先天性心疾患の合併、白血病、重症なてんかんの合併が多いのも事実です。また、成人になったからと言って完全に独り立ちして普通に仕事を持って生きていくと言うことには今の日本ではなりませんし、将来も明るいとは言えないかもしれません。
 そのために、羊水穿刺をして染色体検査をして染色体異常があれば中絶することが親と児にとって幸せになると考えて検査が行われます。
 検査検査と言ってもリスクがあります。古い統計では羊水穿刺による流産は1/400だそうです。つまり1/400で起こる流産と、染色体異常が生まれる確率を天秤にかけて、検査を行います(もちろん、流産以外のリスクもあります)。
 また、検査の大変さと負担に関してはトラブルがない限り先に書いたとおり、通常の診察時に採血を受けるのと大きくは変わりませんでした。
 検査を受けるかどうかは40歳以上は宗教的理由がなければ悩む必要もないと思います。35歳以上は検査して方が良いと考えています。現在出産時期がどんどん高齢化をしていることを考えると日本としては公費で染色体検査を受けられるようにした方が良いのではないかと考えます。
 今のところ自費検査で10万円程度かかります。人の命をお金で計算するのはタブーとされていますが、400人に10万円の検査をすると4000万円です。しかし、1人の染色体異常の子供にかかる費用、およびそのサポートにかかる費用は症状にもよりますが4000万円どころの騒ぎではなく億の単位でしょう。恐ろしいことを書いていますが、これは全くの理論上のことで、倫理的には間違っているかも知れません。もちろん、理論も間違っているかもしれません。


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胎児染色体検査のため羊水穿刺をしました

2005-09-30 17:03:08 | Weblog

 胎児染色体検査のため羊水穿刺をしました。

 羊水穿刺は小児科医がする物ではないので、当然羊水穿刺をするのは産科の先生。羊水穿刺によって得られる羊水を検査をすることによって染色体検査が受けられるため、羊水穿刺をして染色体検査をしました。

 手順は穿刺一週間前にエコーで確認、穿刺当日は日帰りではあるのですが、トラブルが起こることも考えて、入院扱いで11時に産婦人科病棟受診、説明を聞いて、処置室へ。エコーで児を確認し、お腹の皮膚上に穿刺部をマジックでマークして、皮膚の消毒をして、局所麻酔(穿刺部周囲に注射して痛み止めを打つ)をして、局所麻酔がきくのを5分ほど待って、長い注射針をブスッ!と刺して、チューと羊水を吸い出して、針を抜いてお終いでした。大した痛みもなく、ガーゼをあてて、30分間じっとしていて下さいと言われ、横になっていると、30分経ったので病棟ベットにうつりましょうと言われ、昼食を食べて、1時間半ベットで寝て本を読んでいたら帰宅することが出来ました。
 念のために、子宮収縮抑制薬と抗生剤内服をして終わりでした。
 なんとなく、恐い気がしていましたが、何と言うことはありませんでした。



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ドナーカー(バイク)に乗った子ども

2005-08-01 17:35:51 | Weblog
ドナーカー(バイク)に乗った子ども

車に乗っていると、恐ろしい運転をするバイクをよく見ますし、きちんとヘルメットをかぶっていないスクーターを見ます。
先日、恐ろしいことにスクーターに母親と子ども二人が乗っているのを見ました。子ども1人が母親の背中にしがみついて、1人が反対方向を向いてシートにしがみついていました。母親はヘルメットをしていましたが、3~5歳くらいの子ども二人はヘルメットをしていませんでした。ヒー、と思いましたがさっさと目の前から消えてしまいました。モラル以前の問題で恐ろしいです。はっきり行って幼児虐待です。
 チャイルドシートの装着率が低くて、事故後障害を残す子どもがたくさんいますが、今後はバイクの事故も増えるのでしょうか?
 ドナーカーとは、臓器移植のドナーを運ぶ車の意味です。これは臓器を運ぶのにバイクを使うのではなくて、バイクの事故が起これば、若い健康な男性が死亡して、損傷を受けなかった臓器が病院に運ばれてくるためです。恐ろしい名前ですがバイクをドナーカーと呼んでいる人が居ます。実際に免許を取った人はドナーカードをきちんと全ての臓器提供に○をして持っていて欲しいものです。
 もちろん、日本では子どもはその限りではありませんが。

 自分の子どもがかわいければ、泣いてもわめいてもチャイルドシートを着けましょう。
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低身長に関して

2005-07-25 18:26:53 | Weblog
低身長に関して

最近、たまたま風邪で受診した患者さんで、ほかの医院で血液検査をして低身長といわれました。といわれて驚きました。もちろん小児科専門の医院ではなかったのですが、内科小児科で、小児も見ている医院なのですが、身長が低い子供の採血をして、成長ホルモンを見て検査会社の標準値から比べて低かったから、家族に低身長ですと話したようです。
まったく無知な医者で困ったものです。自分で判断できないなら検査しなければよいのにと思いますし、挙げ句に家族に間違った情報を流し、もし本当にそうだったとしても治療を提供しないのですから驚きです。
極端なことを言えば低身長の診断は身長からするもので血液検査にはよりません、これだけでも無知であることが分かります。血液検査で分かるのは低身長のタイプです。ただそれも、今回のように採血で成長ホルモンが低いと成長ホルモンの分泌低下による低身長となるのではなく、成長ホルモン性なら負荷試験というのを行わないと分かりません。もっとも、そんなことはきちんと小児科を勉強していないと知らないでしょうけれど、それにしても無駄に検査して児と親を混乱させるのは勘弁してほしいです。
誤解の無いように書きますが本当に低身長の人は小児科受診して相談してから、血液検査、レントゲン検査、尿検査などを受けましょう。成長ホルモンの分泌低下による低身長以外のタイプの低身長のありますので誤解のなきように。
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かなりひどい乳児検診

2005-07-25 18:15:17 | Weblog
かなりひどい乳児検診

 乳児検診は個別になりつつあり、個人の医院で受診する人が増えました。検診をするのは誰でも良いわけですが、きちんとできる医師とそうでない医師が居ます。近くに小児科が無くて内科小児科などに受診する人も居るようですが、最近聞いた話では、かなりひどい検診をしている医院があるようです。
 通常の小児科医はきちんと検診のトレーニングを受けているので、決まりきった診察の仕方、見ているポイントがあります。しかし小児科医以外で、内科医が開いている内科小児科、耳鼻科、もしくは内科で検診を受けると、きちんとした検診を受けられない可能性が高くなります。
 中でも、最近ひどい話を聞きました。問題となる医院では問診のみで身長と体重を測定して終わりだそうです。診察の仕方を知らないのと、見逃しては行けない病気のことを知らないので、問診表を埋めて、母子手帳を記入すれば良いと思っているようです。
 もちろんトレーニングを受けなければ知らないのでしょうし、母親もこんなものかと思うでしょうけれど、これでは見逃されて手遅れになる病気も出てくるでしょう。
 以前も書きましたが、小児科医が大人は診療できないのと同じように、小児科もきちんと診療できる内科医というのはまず存在しません。たんに子供を診ると儲かるからついでに診ていることが殆どです。まあそれでも、こんなにひどい検診をする医院は少ないと思いますが、恐ろしい話です。
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中国は医師も倫理無視

2005-07-22 16:41:53 | Weblog
中国は医師も倫理無視

 中国のある病院で日本人の診療を拒否すると掲げたそうです。

 日本では地域差はあるかもしれませんが、中国人は医療費を踏み倒すことで有名です(もちろん朝鮮や一部のアジアの人もそうですが)。しかし、日本の公立病院は医療機関としての使命と誇りから医療費を踏み倒されても診療拒否することはありません(法律で決まっているのですが)。もちろん貧しいんでしょうけどね。

中国の医師に博愛主義になれとは言いませんがもう少し大人になれないのかなと思います。
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ヘルパンギーナおよびいわゆるプール熱、夏風邪が流行中

2005-07-16 11:05:43 | Weblog
ヘルパンギーナおよびいわゆるプール熱、夏風邪が流行中

 外来はヘルパンギーナでのどが痛くて食事が取れないという子供と、のどは痛いけど食事はとれる、でも高い熱が続いてしまう風邪が流行っています。あとはプールの季節になったためかプール熱も流行中。

 いずれも、風邪薬飲んで大人しくしているしかないのですが、ヘルパンギーナで食べられない人は、食べなくてよいので、咽を通っても痛くないものを飲んでくださいと話します。すっぱい物、熱いものはだめですね。
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採血を見たがる不思議な親

2005-07-15 00:02:02 | Weblog
採血を見たがる不思議な親

 以前は、そんな親は居なかったのですが、最近は、採血するところを見たいという親が増えています。サディスティックなのか医療過誤が心配なのか良く分かりませんが、以前に比べて増えているのは間違いないと感じます。

 今までは基本的に、小さい子の場合は「採血をしますから親御さんは処置室からでて下さい」と言って採血の間外で待っていてもらって、なんにも問題なかったのですが、最近の親御さんはズカズカと入ってきて、「外にいて下さい」と言っても見たいと言います。もちろん、別に見られても困らないので、見ることのデメリットを話して見ててもらいますが、やはり問題が起こることもあります。例えば、血を見てか痛がる子どもを見てか解りませんが、気を失って倒れる親が居ます。あとは、採血時に見るとは言っても当然母親は採血する医師から子どもを助けることはしませんが、子どもにしてみれば痛いことされているのに助けてくれなかったと言うことになるらしく、翌日から子どもが母親がいても怖がるようになり、人間不信になって、しばらくの間お父さんにしかなつかなくなったりします。そんな実害があることを話しても、聞かないのですから余程、採血シーンが見たいのか、何なのか良く分かりませんが、医師にとっても、子どもにとっても迷惑な現象です。まあ、きっと心配なんでしょうけどね・・・
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川崎病流行中?

2005-07-14 11:27:09 | Weblog
 川崎病の患者さんが、ぞろぞろでもないですが、入院してきています。川崎病は今のところ原因不明ですが、流行すると言うことはなにか感染症が引きが金になっているのかなと感じます。
 ただ、家族に川崎病という病名を話すと、川崎市の公害病ですかと聞かれることがありますが、公害病ではなく、川崎先生という日本の医師が発見した病気なので、川崎病といわれています。
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