ジメジメとした雨の一日を、半日病院のリハビリで過ごしました。
先日新聞記事(朝日新聞)で面白い記事を見つけました。
思いもよらない記事に切り抜きしておいたのです。
「点滴」という言葉は今では医学用語として栄養分の補給や輸血の為の点滴注射として使われますが、
本来はというより、もともとは「したたり・あまだれ」の意味だったそうです。
森鴎外の「イタ・セクスアリス」に「通りの往来が絶えて、傘を打つ点滴も聞こえず・・・」とか
永井荷風の「花より雨に」にでてくる「戸外には余程前から雨が降っていたとみえ、
点滴の響きのみか、夜風が・・・」とか
夏目漱石の「門」でも点滴の音が雨のしずくと同じように使われている。
と書かれていた。
どうやら、雨だれが点滴の原義であって、医学用語の方がはるかのちになっての新造語です。
とあり、びっくりです!
バスを待ちながら樹々の滴りを見ていて思い出したのです。
樹々のしたたりが水面に落ちて・・・。
郵便局のハス