つれづれの記

日々の生活での印象

子守歌のこと

2021年12月23日 14時03分14秒 | 日記

  2021年12月23日(木) 子守歌のこと

 

このところ、子守歌に嵌ってしまっている。 きっかけは、家族の会話からだ。

子守歌は、英語では、lullaby(ララバイ) cradlesong(揺りかごの歌)と呼ばれる。

ネットや、手持ちの楽譜等で、子守歌について、調べてみたら、あるわ、あるわ、和洋含めて、既知の曲とともに、幾つかの新たな曲も知った。

今回は、日本の曲を取り上げ、次稿で、外国の曲としたい。

 

◎ 日本の子守歌

  • 子守歌  野上彰作詞  団伊久磨作曲  

歌詞

         

                   会話調が面白い  ■子供  ●母親

会話の中で、4番の途中まで、興味を持って聞いていた子供が、眠気を催してきて、・・・・と、静かになっていく様子が、なんとも、可愛くほほえましい。作詞者の、情景描写が見事である。

 

この曲は、今回、筆者が子守歌に嵌るきっかけになった曲で、ワイフKが、以前、学校の保育科時代(昭和33年頃)に習った曲という。息子がこの歌を知っていて、母親が歌っているのを、聞いた覚えがあるとか!

曲名だが、子守歌は、通常、〇〇の子守歌と呼ばれるが、この歌はなんの修飾語も付いていないことを、初めて知った。

歌詞の中で、“オーロラの火の燃えている”は、城が燃えているようで強烈な印象だ。

でも、“オーロラの空鮮やかな” では穏やかすぎる。 作詞者の感性は流石。

 

楽譜  ネットの、某ユーチューブで、ピアノを実演するサイトを見つけた。著作権の関連で、演奏者が、マスクをして、後ろ姿で演奏。楽譜が画面上で流れていくのを、プリントスクリーン機能で何とかキャッチし、苦労してコピーした譜が以下 (「團伊玖麿 子守歌 楽譜」からアクセス)

残念ながら、「きたのはて」の1小節が重複している。

色んな歌手が、この曲を歌っているサイトは多いが、楽譜を手にしたことで、この曲を、マスターした感じになる。

 

  • 揺り籠のうた  作詞北原白秋  作曲草川信

 よく知られた子守歌であるが、大家の作詞であるとは驚き。歌詞のタイトルは、白秋らしい、揺籃という難しい漢字になっている。 1969年(S42年)ボニージャックスが発表。2011年(H23年)夏川りみ が、カバーしている。

 

カナリヤや、びわの実や、木ねずみや、お月様、が出てくるのは、細やかな心遣いだ。

 

  • 民謡・古謡

    *江戸子守歌 

江戸地域から、全国的に広がった、誰でも知っている子守歌。日本の子守歌の原型と言われる。

 

   

*五木の子守歌 おどま盆ぎり盆ぎり、盆から先きゃおらんど、盆がはよくりゃ

          はよ戻る

 熊本県旧五木村の、著名な民謡。子守自身が、わが身の不幸を嘆く歌。

 以前、筆者が、尺八で演奏した思い出がある。

 

*島原(地方)の子守歌 作詞 宮崎康平(一章) 作曲 不詳   

       

長崎県島原地方の子守歌。元歌は、山梨という話もあるようだ。

二木絃三氏の解説によれば、終戦後に発表された、九州弁の新民謡で、34年に、ペギー葉山が歌って広まったようだ。寂しさ漂う歌である。

ネットには、著名な歌手がカバーして歌っている、多くのサイトがある。

 

*中国地方の子守歌

 岡山県西南部の井原市周辺で歌われてきた民謡。山田耕作が採譜、独唱曲に仕上げて、広まる。ネットには、有名な歌手が歌っているサイトが多い。

 

       

 

起きて泣く子は憎らしいが、子供の健やかな成長を願う、素直な子守歌である。

          

 

 

 

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