よろず淡日

淡海の日夏で 今どきよろずや
古道具と駄菓子、地域のものなど

閑話 湖北の観音さんと観音ガール

2020-05-18 | ブログ


地域のラジオニュースから…
長浜市が、地域の仏像の伝承と観光振興に取り組む組織を作ったそうです。
「観音の里・祈りとくらしの文化伝承会議」。
もしやこれは、観音ガールが?

観音ガールとは、仏像、神像が大好きな!長浜の地域おこし協力隊の方。
昨年は、絶版になっていた井上靖の「星と祭り」の復刊プロジェクトを企画。
その復刊記念トークが、4月に彦根の半月舎で予定されていましたが、
新型コロナの影響で中止となってしまいました。やむを得ないこととはいえ、古道具担当はガッカリ。

やはり今回のことも、観音ガールは関わっておられ、
お堂の現状調査や情報発信、拝観の受け入れ、継承について地元の方と考えていく事業を受託されたそうです。
まだお会いしたことないんですが、よかったね!と思わず。

10年位前、まだ大阪にいたころに湖北の観音さんを訪ねました。
まず、それぞれのお寺の管理者に事前に連絡。石道寺、赤後寺、西野薬師堂を巡ります。
集落の方がお堂を開けてくださり、
戦国時代に川に投げ入れて仏像を隠したとか、皆で管理していることとかいろいろ聞かせてくださいます。
雪深い中で(冬に行ったこともあり)、ずっとこうして守ってこられたんだなぁ、としみじみ拝観したことを思い出します。

熱い思いを持った若い方たちが、別の形でもこうして引き継いでいくことを知って、
塞ぎがちな気持ちが少し明るくなった次第です。
コメント
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