お盆休み

初盆
わが家ではお盆には広島に帰省して、お墓参りをするのが決まりごとのようになっています。
最初義母に連れられて墓参した時、まるで七夕飾りのような灯篭が墓前に沢山供えられている光景に驚きました。寺町のどのお寺も同じような光景で、まるでお祭りのような賑わいに戸惑いさえ感じたものです。あれから40年以上経ち、そんな光景にもすっかり慣れていましたが、今年はその義母の初盆で墓前の灯篭が全部白いことに気づきました。こんな決まりごとで気持ちを表現していることに昔からの慣わしの合理性のようなものも感じました。そして改めて周りを見渡してみるとそんなお墓もあちこちにあることに気付き、物事は漠然とみていると見落とすことも多いのかも知れないと思いました。



義母にはとても良くして頂いて思い出すことは楽しいことばかりです。
特に活け花の先生だった義母が大きな花瓶に草花で創る不思議な世界、残ったちょっとした草花で、まるで魔法をかけたように素敵な空間を創り出してしまう技術と花を生かす心遣いに魅せられました。花の持つ神秘さに気付くきっかけになった気がします。
秋の花の萩が咲き始めました。暑さもそろそろ終わりかな。