フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

大阪から古くからの友人ご夫婦がやってきた

2013-10-31 | 人々との交流

 昨日の夕方、上高地で焼岳に登ってきた大阪の友人ご夫婦が、旅の日程をわざわざ伸ばして、私たちを訪ねてやってきてくれた。ハイキングの好きなご夫婦とは、子供たちが小さい時からいろいろお世話になり、家族ぐるみのお付き合いをしている間柄だ。
この夏は、東北の西吾妻山~磐梯山~谷川岳に登ってこられた。その話を聞いた私たちは、もし、次に清里の近辺に来られることがあったら是非、お寄りしてくださいとおい誘いしていた。

それが、今回実現した、のだ。夕方にお越しいただいたご夫婦を休憩していただくこともなく、暗くなるまで森を案内した。夜は、甲州名物ほうとうを食べながら、山登りや子供の話などに花が咲いた。

明くる31日もいい天気になった。朝食前に付近を散歩する。南アルプスや八ヶ岳は、少しぼやけているものの美しい姿だ。

朝食の後は、足早に清里界隈をご案内する。

まず、なんといっても清泉寮だ。

天気が良くなりすぎて富士山は雲の向こうに隠れてしまっている。ここのソフトクリームは何度食べても美味しい。

次は、紅葉の名所「赤い橋」(東沢大橋)へ。少し盛りは過ぎているものの、駐車場は車で溢れていた。展望台でご一緒に記念撮影をする。

その後は、まきば公園を通って八ヶ岳倶楽部へ行く。久しぶりに枕木の道をゆっくり一周する。八ヶ岳倶楽部は今、丁度紅葉真っ盛りだった。時間が昼頃になったので、ご夫婦とは、「また、大阪でご一緒しましょう。」と約束し、八ヶ岳倶楽部でお別れした。


 


フルートレッスン(アルテ30課ヘンデルのソナタ9番)

2013-10-30 | フルート

 今日もいい天気になった。庭の7本のコナラの間に育つコシアブラも黄葉してきた。

今日は水曜日。ということはフルートレッスン日だ。早いもので、あまり練習が進まないなか、前回の練習日からもう1週間が経った。昼から、明野の「チャミタクハウス」へ行く。いつも通り、元気に、騒がしくトム君が出迎えてくれた。

今日からアルテ30課ヘンデルソナタ第9番の練習だ。出だしのLargoがテンポ通りにたっぷりゆったり吹くのが難しく、どうも慌ててしまう。
上からかけるトリルもなかなかうまくかからないので頭が痛い。

後半は一転してVivaceとなる。この曲を聴いているとこのテンポの変化が実にいい感じなのだが、自分が吹くとなると、難しいのだ。
そのうえ、独特のシンコペーションのリズムに乗るのが厄介なうえ、ここもトリルが出てくる。いろんな課題があるので、先生から最初は、テンポを落として練習しましょう、との指示。今日は、とりあえず曲の感じを掴むということで練習を終えた。


瑞牆山(みずかき)と増富ラジウム温泉

2013-10-28 | 日記

今日も素晴らしい秋空が広がっている。家にいるのは何とももったいない秋日和なので、紅葉の名所「瑞牆山」を訪ねる。
清里からは山越えのクリスタルラインを走る。ライダーが好きな道だが、今日は誰にの合わない。途中、八ヶ岳を望む展望台があった。

峠を越して小さな山里に出る。「みずかきランド」という、施設があった。そこからしばらく走ると美しい紅葉の道が続き、

瑞牆山が見えてきた。

その奥に、第52回全国植樹祭(2001年5月20日)の会場になった瑞牆山公園がある。あたりは広い芝生で駐車場と休憩所が作られている。
紅葉の盛りだが、平日なので、人はほとんどいなかった。公園から見える瑞牆山は少し迫力がなかった。おととし山仲間と瑞牆山に登った時は、頂上には雲がかかっていてほとんど見えなかった。今回初めて、全景を望むことができてうれしかった。深田久弥は、「日本百名山」の中で、「針葉樹の大森林からまるでニョキニョキと岩が生えているような」と表現している。

しばし景観を楽しんだ後、増富ラジウム温泉郷に下る。途中、河合という川が合流しているところの紅葉が美しかった。


あたりは通仙峡と呼ばれ、武田信玄から日本武尊などのらの言い伝えがある。

増富温泉には昼過ぎに着いた。まずは昼食を食べよう。お蕎麦がと売店で売っていた海苔巻を食べる。

その後ラジウム温泉に浸かる。25度から35度まで温度の低い温泉に、じっと長く使っているのが体にいいらしい。昼日中ゆっくりと温泉に浸かるというのは、気持ちがいい。

温泉をあとは、みずかき湖を通って、清里に戻ってきた。

 

 


長閑な秋の日の栗拾い

2013-10-27 | 人々との交流

 今日は秋晴れのいい天気になった。その分冷え込みは厳しい。朝6時30分の外気温は3℃。
八ヶ岳は朝日に美しく輝いている。

足元のヨモギ降りた霜の縁取りが美しい。

昼前に、東京へ戻る途中のTMTMさんご夫婦が立ち寄ってくれた。北甲斐亭でお昼ご飯を食べよう。


注文したのは天ざると北甲斐そば(冷たい蕎麦にを暖かい漬け汁で食べる)。里山の素朴な味を愉しめる北甲斐亭の蕎麦は、人気があって、昼前になるとほとんど満席になっていた。

食事の後は、アダージョの森の中を歩く。赤松に絡むツタウルシ。

足の踏み場もないほど山栗の実が落ちていて、栗拾いを愉しんでいると少しの作業で、袋がいっぱいになった。

部屋に戻ってきて、栗饅頭を食べながら、八ヶ岳ライフ、DIYのこと、音楽のこと、子供たちのことなどいろんなことで話が弾んだ。

気が付くと既に日が西の空に沈んでしまった。東京へ戻らねばならないTMTMさんご夫婦には、足止めしてしまったのを、お詫びしなければならない。


ナツハゼのジャムを作る

2013-10-25 | グルメ・クッキング

朝から細かい雨が降っている。こんな日は家の中での作業が向いている。私がパソコンで何やらっている間に、
妻は、初めてのナツハゼジャム作りに挑戦した。

アダージョの森に夏に葉が色づく木が生えている。調べてみると、夏にハゼのように紅葉するナツハゼのようだ(ツツジ科スノキ属)。
これまではあまり目立たなかったが、今年は枝いっぱいに黒い実をつけている。


調べてみっるナツハゼは、目の健康維持効果、免疫力向上の効能もあると言われる成分「アントシアニン」の含有量が通常のブルーベリーの6倍以上含まれている、とのこと。そんなにいいものなら、ほっておくのはもったいないので、ジャムを作ろうということになった。

まずは、ナツハゼの実を摘む。既に黒くなっているが、少し青みが残っているぐらいがよいといわれている。

枝から実を取ってボールに入れ、洗う。

実をつぶすとブルーベリーとよく似た色だ。

鍋に実と水をひたひたに入れ火にかける。沸騰させて灰汁を取り除き、ざるで煮汁を濾す。

濾した実を鍋に入れ砂糖を入れる。酸味を確かめながら、砂糖の量を加減する。それを煮詰めるとジャムが出来上がった。

瓶に詰めると、350グラムほどあった。

早速、クラッカーに乗せて食べてみると、酸味のあるおいしいジャムだ。ヨーグルトやアイスクリームにかけても、なかなかいける味だ。

ついでに濾して残った煮汁で手拭いを染める。紫色に美しく染まった。里山暮らしの愉しみがまた一つ増えた。