真っ白な原稿の上で、俺は爪を切った。

漫画家 施川ユウキのブログ

告知

2007年01月26日 01時51分07秒 | Weblog
すっかり忘れてたけど
今日発売の「ビジネスジャンプ魂」
「おもんばかれ!大人くん」がまた載ってます。



下描き

2007年01月24日 16時30分55秒 | Weblog


他だと「あれ駄目」「これ駄目」言われてネタがボツになってしまう事がちょくちょくあるんだが、近オリだとなぜか「行っちゃいましょう!やっちゃいましょう!」と言われて結構通ってしまう。あんまり読んでる人が居なさそうな事も手伝って、普段そんなにやらない下ネタやらパロディネタやら割と好き勝手描いてます。ところで「ちょくちょくある」の「ちょくちょく」ってなんだろう?

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ミッションちゃんの大冒険

2007年01月19日 17時12分49秒 | Weblog
http://wawawawawawa.web.fc2.com/index.html
「ミッションちゃんの大冒険」
有名なweb漫画だそうで、最近人に教えられて知った。

他人の漫画をレビュー出来る立場でもないんですが、
かなり面白かったので一読者としてちょっとした感想を書いておきます。

※注意
重大なネタバレを含んでいるので、全7話読んでから感想を読むことをオススメします。
予備知識無く読んだ方が圧倒的に面白いと思うので。





「何かとんでもない事が起こりそうな予感」が延々と続く、不思議な緊張感に満ちた世界。
自殺した主人公がおっさんに監禁されていると気付いた場面、草むしりで変なモノに会った場面、犬に餌をあげる場面、御子息の相手をさせられる場面、展覧会へ出掛ける場面、遭難した御子息の捜索に駆り出された場面、休憩してる所を捜索隊に見つかった場面、鶏を狩る場面、ハンドソープで洗顔する場面、御子息のアトリエで待機してる場面、ピザを食べる場面、ウサギを狩ろうとして川に落ちた場面、入院中の御子息を見舞った場面、学校に爆弾を仕掛ける場面、起爆スイッチを押す場面、物語の全局面において「次の瞬間、事態が最悪な方向へ展開するのではないか」という不穏な空気を漂わせている。本作のように、一瞬たりともダレる事無く、あざとさも感じさせず予感のみで緊張感を持続させられる作品は、なかなか出会った事が無い。(例えが難しいが、キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」がそんな感じだった)
そこには構造的なカラクリがある。この作品は、「自殺して地獄に落ちた少女の末路を描く寓話的物語」を装っている。そのため、読む側としては「自殺という罪に対する清算」に、どうしても物語的カタルシスを求めてしまう。「報い」を期待してしまう。リハビリ的な軽い強制労働では満足できないのだ。
それ故、寸止めされ続けた末のラストに訪れる、爆弾を仕掛けるシークエンスの緊張感は絶頂に達していて、読んでいて震えるほどだ。結局ミッションはトラブル無く遂行され、主人公は「人生、それはわからん。ただ働かなくてはいけないのだ」と序盤でおっさんが言ったセリフを思い出して終わる。(ひょっとしたら第8話に続くかもしれないけど、ここで終わるとして)

最初から読み返してみると、初見では地獄に見えた彼女の行き着いた世界が、不条理ながらも「生きるために働く日常」であった事に気付かされる。「大冒険とはつまらん、やっかいな気苦労ばかりだ」日常もまた同じである。きっと我々の生きるこの世界も、彼女がそうであったように地獄と思えば地獄に見えてくるのだ。


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チョイス

2007年01月12日 13時38分26秒 | Weblog


時間に余裕が出来たら漫画のサンプルページを充実させようと企んでるんだが、
どのネタを載せれば良いのか結構悩む。
誰にでも受けるようなネタをチョイスするのが正しいと思うんだが、
知り合いに「どれが良いと思う?」と聞くと大抵バラバラの意見が返ってくる。
自分では「コレはよく出来てるだろ」と思っても、全然そう受け取られてなかったり、
逆に「やっぱコレは無かったな…」と思ってるネタを「面白かった」と言われたり、
いかに「多くの人を楽しませる事」が難しいかよく分かる。

上の画像は、珍しく多数の人に受けが良かったネタで
「サナギさん」3巻に収録されてます。



おしゃれセレブ

2007年01月08日 05時11分27秒 | Weblog
今発売中の「SEDA」というおしゃれファッション雑誌に「おしゃれセレブたちの溺愛マンガ124 」という記事があって、そこで「サナギさん」が小さく紹介されている。最初「画像を使いたい」という連絡が来た時、「やべえ、表紙ごと紹介されるって相当大きく載っちゃうんじゃね?」と期待したんだが、実際記事を見たら自分の部分は名刺の半分位のサイズだった。124冊紹介されるんだからそりゃそうか。
ただ記事の大きさは問題じゃなく、「おしゃれセレブ」という自分とはまるで接点の無い人間と感覚を共有できると確認できた事に、表現を生業とする者として一つの大きな驚きと達成を感じられた。
…おしゃれセレブか。


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