晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

ゲド戦記Ⅱ

2006-07-22 09:51:34 | Weblog
『ゲド戦記Ⅱ こわれた腕輪』
 幼い頃から、幽閉された少女を救出するゲド
 現在の情況を打ち破るためには、人を信じること、人に賭けること
が必要な時がある。
 現状に留まるにしても、別の世界に行くにしても、結果は誰にも
わからない。

 なぜに、いまファンタジーが読まれるのか。
『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』『モモ』・・・

 ひとつは、現実の閉塞的な情況、若者たちは、職もなく、
夢とか希望が持ちにくい固定された社会情況。
世襲、2世、家柄・・・格差の固定化。

 もうひとつは、人間は理想を持つため、ここじゃない
どこか別のところ。今じゃない、何か別の方法を。

 20世紀のそれは、社会主義という名のもうひとつの
何かだった。
 その裏切りの後、そろそろまた別の何かを求めだして
いるのではないか。


コメント
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