へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

食糧危機の到来

2007年11月22日 04時21分30秒 | Weblog
「飽食の時代に食糧危機?」と思う人もいるであろう。
「アフリカか何処かの話だろう?」と思う人もいるかもしれない。
しかし、日本の現実の話なのである。
「給食費が足りなくなりそうなので、2日給食を休む」と言うニュースが報じられている。
「給食費の不払い」が原因ではない、「原材料の値上がり」が原因になっているのだ。
昼間、近所の奥様方の話を「聞くとも無く」聞いてしまった。
別に盗み聞きしたわけではない、聞こえてきてしまったのだ。
「次から次へと値上げするけど、企業努力で何とかして欲しいわ!」と言う意味の話である。
企業努力、企業努力とよく言われるのだが、「企業努力」は「諸刃の刃」だと言う事に気が付いていない。
ここでチョット余談なのだが、「諸刃の刃」と言う言葉だが、広辞苑では「諸刃の剣(刃)」とあり、パソコンで変換すると「諸刃」と出るのだが、携帯では「両刃」と出てしまう。
新聞記事なども「両刃」となっている事があるのだが、あえて私は「諸刃」を使っています。
話を戻すが、「企業努力」は、「合理化」「リストラ」などと言う形で「コストダウン」をしなければならない。
もしもリストラの対象が、自分自身であったり、身内だったらどの様に感じるであろう?。
インフレによる値上げと違い、値上げされた分の多くは、「海外へ流出」してしまうのである。
「値上げの要因」が「原油の高騰」にある以上、資源を持たない日本にとっては「どうする事も出来ない」のである。
原油高騰が、本来は食料以外には使われなかった、サトウキビ、トウモロコシ、小麦などを、「エネルギー(バイオエタノール)に転用する」と言う新たな問題を発生させた。
「新たな需要」が発生すれば、「価格が上昇する」と言うのは「経済の基本原則」と言わざるを得ないだろう。
食料を含む「資源」を海外に依存する日本は、「ジリ貧」と言う事になるであろう。
「農業を大規模化すれば」と言う話も出ていたが、いくら大規模化しても、太刀打ちは難しい。
「国土の面積」と言う基本的な部分で問題にならないのである。
急速な経済発展で「勝ち組(先進国)」の仲間入りをしたのだが、「基礎体力(国土の面積)不足」の為に「落ちこぼれ」と言う事になりそうである。
私自身は、元々「急速な経済発展」には興味が無かったので、影響は少ないのだが・・・・。
正直な話、「東京に生まれ、東京で育ちながら、東京が嫌い」で、現在の場所に住んでいるのである。
便利な社会も、宇宙旅行も、「全く興味が無い」と言うとウソになるが、「どうでもよい」と言う程度にしか感じない。
のんびりとした昔の生活に戻るのもまた「一興」だと思うのだが・・・。
コメント
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