へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

賞味期限のなぞ

2007年11月01日 04時07分57秒 | Weblog
ここの所、製造日の偽装や賞味期限切れ商品などの問題が続出している。
この「賞味期限」は、どの様にして決められるのであろうか?。
今起きている問題を「擁護」するつもりは毛頭無いのだが、少々おかしな事がある。
気が付いておられる方もいると思うのだが、砂糖には次のような事が書かれている。
「砂糖は長期保存が可能な食品ですので賞味期限は記載しておりません」と。
ところが、である。
ナント、塩には賞味期限が記載されているのである。
「塩に賞味期限?」、なんとも不思議な話である。
「砂糖に賞味期限」ならわかるのだが・・・・。
数年前にも「面白い話」を聞いた事がある。
会社の名前も、商品の名前も忘れてしまったが、ある食品会社の話。
「常温で3年以上保存可能な商品」の賞味期限を「2年」として売り出した所、「サッパリ」売れなかったそうである。
市場調査をしたところ、「賞味期間が長過ぎると言うのが原因らしい」と言う事がわかった。
そこでその会社は、賞味期限を「3ヶ月」にして販売したら「売れるようになった」と言うのである。
同じ様な話は、他にも可也あるらしい。
賞味期限をあまり長く設定すると、「保存料や防腐剤が使われているのでは?」と言う疑惑を持たれるらしいのだ。
酒類の賞味期限にしても「いささか疑問」と思われるものがある。
アルコールは「殺菌消毒」にも使われるもの、封を開けなければ腐る心配など無いはず。
「味が落ちる」と言う心配も「無用」なはず。
ウイスキー、ワインなどは、「年代物」が珍重されているではないか。
一部では、その事が認識されてきた為、「古酒」が出回って来ている。
こんな事を書いているうちに、もう一つ思い出した。
梅干にも「賞味期限」があるのだ。
「減塩梅干」なら解るのだが、「普通の梅干に賞味期限?」と言う感じである。
1年目の梅干は、「ただ塩辛い」だけ、2年3年と古くなるに従い、「塩の角」が取れ、塩辛さがなくなる事を、多くの人が知らない。
賞味期限と言う「摩訶不思議」なもの、実は、「メーカーの自主的判断」で決められるらしい。
そんな訳で、私自身は、「賞味期限」に関しては「自己責任のもと、自主的」に決めている。
缶詰、ビン詰などは、賞味期限など気にした事が無い。
肉、魚など生鮮食品の「消費期限」に関しては、「食中毒」と言う問題があるので、少しは気を使うが、特別「神経質」にはならない。
昔は賞味期限など問題にしなかったんだが、時代が変わって、「必要以上に神経質」になっている様な気がする。
幾ら厳密に賞味期限、消費期限を設定しても、今のように「厳しい価格競争」の時代では、解消は難しいと思う。
「中国製品は危なくて信用できない」などと言うが、人のことなど言えた義理では無いではないか。
香港の友人に言われた、「人の振り見て我が振り直せ」と。
コメント
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