中空土偶「かっくう」に会いに、やってきました、函館市縄文文化交流センター。
いつもは一つ一つの展示を細かく見るのですが、それで後半ヘトヘトになるとわかったので、今日は一目散にお目当てのコーナーへ。
でも、このコーナーだけは、飛ばせない。
亡くなった子たちの足形をかたどった土器たち。
ぼくはあまりに真剣に見過ぎるのかもしれないけれど、この土器を見ると、「これを作りながらお母さんとか先に生まれた兄弟たちは泣いたんだろうな。。」などと思って、心が痛む。
こんなにも、縄目もきっちり刷り込んで。。。
どんな顔をした赤ちゃんだったんだろう。。。
どのくらいの体重だったのだろう。。。
亡くなった子の足の指を、一生懸命に粘土に押し当てながらも、やっぱり泣いていたのかな。。
学術的にはどうか知らないけれど、ぼくにはこの足形の土器と、中空土偶「かっくう」が無縁とは思えないんだよね。
縄文前期の土偶は、女性をかたどっていたけれど、後期の土偶は、女性的な特徴と男性的な特徴とが合わさっているんだって。
肩もがっしりしています。少し右上を見つめているんだって。。
エフェクトをかけるとこんな感じ。。。
男性の特徴、ひげづら。。。
たのもしい感じ。。。
長い眠りから、私たちの前に出てきてくれてありがとう、かっくう。。