関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



デコンプ装置

デコンプ装置とは減圧装置の事で、圧縮圧力が高いディーゼル・エンジンの始動を容易にするものである。
デコンプ装置は、カム状になったデコンプ・シャフトを回転させて、インテーク・バルブ、またはエキゾースト・バルブのロッカ・アームを押してバルブを強制的に開かせるので、エンジンをクランキングしても圧縮しない。
このため、楽にクランクシャフトを回転させる事ができるためエンジンを始動し易くできる。
そして、この装置は主に予燃焼室式や渦流室式に用いられ、デコンプ・レバーは運転室内に取り付けられている。

使い方、特徴

寒冷時などのエンジン始動困難な場合に、デコンプ・レバーを引きながらクランキング(セル・モータを回す)して、回転抵抗が少なく回転が十分に安定したところで、デコンプ・レバーを元に戻すとエンジンは容易に始動する。}
…注意:単気筒のエンジンで、ハンドルでクランキング(クランクシャフトを回転する)させ始動させるものは、ハンドルを手から離すと始動した瞬間に危険なので、絶対にハンドルから手を離さない事。

デコンプ・レバーを引きエンジンを停止させる事ができる。燃焼ガスや燃料が排出される欠点がある。

バッテリが弱くセル・モータの回りが悪い場合でも、上記の要領でデコンプ装置を使えば始動できる。

圧縮を抜く事ができクランクシャフトを手で楽に回せるので、バルブ・クリアランスの調整がし易くなる。

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予熱機構
ディーゼルエンジンには、ガソリンエンジンにおける点火プラグのような着火機構を持たない。
そのため、燃焼室が完全に冷え切った冷間時の始動では、吸気が着火に必要な温度に達しないことがあり、「予熱」が必要となる。
副室式では、燃焼室内に頭部を露出させた「グロープラグ」で燃料に着火し、直噴式では主にインテークマニホールド直前に置かれた「インテークヒーター」で吸気を加熱する。

 スターターモーター
小型エンジンの始動時にはディーゼルエンジンもガソリンエンジンも共にスターターモーターによってクランク軸を回転させ、燃焼サイクルを開始する。
ディーゼルエンジンではガソリンエンジンよりも圧縮比が高いため、ピストンによる圧縮の負荷に対応して、同程度の排気量の場合でも2.5 - 3倍程度の出力のスターターモーターを備える(電装系が24ボルトであることの主だった理由でもある)。

大型エンジンの始動時には圧縮空気をシリンダ-内に吹き込み、ピストンを直接動かして始動する。

 エンジン停止機構
ディーゼルエンジンは着火に電気を用いていないため、エンジンキーをオフの状態にし(バッテリーからの電源を断つ)ても停止しない。
運転を停止させる方法には以下の3種類がある。

燃料供給ストップ
主に小型エンジンに多い方法。古い列型ポンプには、手動式やキーオフの状態でモーターが噴射ポンプのスリーブ制御ロッドを直接動かして燃料を絞るものがあるが、分配型以降では、キーオフで「閉」となる電磁弁が用いられている。ピストンが吸気を圧縮する力で停止するため、振動が出ることと、停止位置が同じになりやすい短所もある。

吸気ストップ
インテークマニホールド直前に置かれたインテークシャッターで吸気を絞る方法。
停止は滑らかで、振動が少ない。シャッターのアクチュエーターには、モーターまたは負圧駆動のダイヤフラムが用いられる。

圧縮力の開放
てこなどで給排気バルブを「開」の状態にし、ピストンが吸気を圧縮しないようにする方法。
手動でクランキングを行う小型の発動機などでは、始動時の負担軽減のためにデコンプを利用するが、その機構を停止時にも用いるもの。
未燃焼ガスや燃料が排出される欠点があり、これら以外では主流ではない。



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