ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

ヘルムート・ヴィンシャーマン

2007年11月30日 21時52分49秒 | その他音楽
この名前を聞いてお分かりになる方は、少ないのかもしれません。1970年2月14日仙台はまだまだ寒き日でした。ドイツバッハゾリステンを率いて来日した、ビンシャーマンの演奏に感激して、いわゆる出待ちをしてサインをいただいたのがこれです。サイン帖も色紙もなく、思わず差し出したのが、いわゆる有名なこの木村・相良の背革張り製独和辞書だったのです。
今回も革はぼろぼろですが、後生大事に持って来ました。この小さな活字の辞書はもう全く役に立ちませんが、捨てがたくお守りのようにして、大切にしてきました。
最近故あって、ブレーマーハウフェンの劇場に足しげく通っております。このオケの主席オーボエ奏者のSさんは日本人なのです。先日お話しをす機会がありこの話しをしたところ、なんとSさんはビンシャーマンの弟子だったのです。すっかり意気投合して、夜更けまで語りました。
大切にしてきたものに光が当たって、とても幸せな気分に浸れました。
異国の地で発見する、縁というのは異なものです。

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