ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

ワーグナーの「ニーベルングの指輪」・リングを聴き終えて その5

2008年02月06日 19時40分15秒 | ワーグナー
ニーベルングの指輪をどのような物語と捉えるのか?これから少し勉強したいと思いますが、神々の世界が終わって人間の世界に移り行く瞬間のドキュメンタリーとでもいいましょうか?ブリュンヒルデの神、人間、女性、そしてそれを超えた存在へと変身していく過程の記録?あまりに能天気で、あきれてしまうほど初心で純粋な
英雄ジークフリートの、誕生から死までの物語なのか?
今回の演出Willy Deckerの特徴はワグナーものでは定番となったシンプルさに加えて、劇中劇を設定して、その演者、と観客に意味を持たせているのだが、其の確たるところは私には理解できていない。その視覚的な特徴は舞台上の座席なのだが、これが意外に理解が難しい。
いずれにしても、対訳ではなく直接ワーグナーのドイツ語テキストとの対話がこのリングの理解には不可欠であると今回強く感じました。
近いうちに、またリングにどこかでめぐり合える日を夢見て。

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