夜明け前
ハチの泣き声が
さびしいからと
呼んでいる
いつも一緒に寝ていたのに
今日は下の部屋でいいと
自分で行ったくせに
もう さびしいと
呼んでいる
ぼくは 堪らなくなって
階段を下りていった
エリザベスをしたままの
ハチのさびしそうな顔
ぼくが 床に座ると同時に
いつもより 強く 強く
ぼくの膝に 寄り添ってきた
ハチ いつも幸せをありがとう
ハチ いつも癒しをありがとう
今度は
お父さんとお母さんが
ハチに恩返ししなくてはね
これから
本当のハチ物語が始まる
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