ある新興宗教の教団で、「車椅子で通ってこられた人が、
教祖にお会いしたら、帰りは歩いて帰れるようになった」 という話を聞いた。
さて信ずる人はどのくらいか。私は信ずる方だ。
キリストも釈迦も聖徳太子もそうした超能力をもって
人々を引き付けた。新興宗教の教祖も大なり小なり
そのような力を持っていた。科学では解明できない
摩訶不思議があることは確かだ。
最近、躰の不調を訴える人から「手当」を依頼されるようになった。 手をかざしてあげると、相手の方の手にみるみる汗がにじみ出て、 「躰が熱くなった」と云われ、元気になられる。 私の母の「気功」パワーはすごい。パーキンソン氏病の父を 手当だけで11年も家で看護した。私の五十肩も10分で治った。 私にもパワーがあるかもしれない。
先日、不幸続きだという人から、家のお祓いを依頼された。 日本の仏教は加持祈祷を業としてきた一面もある。 虚無僧の私でもいいかもしれない。その家に伺うと、 たしかに辛気臭い冷気を感じた。仏壇で一字金輪の呪 「のうまくさんまんだ、ぼたなんぼろん」の真言を唱え、 「手向」を吹く。ついで神棚の前で「禊の祓い」を声高らかに。 僧侶と神主の一人二役。すると室内のよどんでいた空気が 浄化された気がしてきた。 家主さんも喜んでくれ、顔に輝きがもどった。