もうかれこれ40年演奏活動をしているのだから、
紋付袴の着付けぐらい自分でできる。ところが、
昨年の能舞台で、知り合いの着付教室の先生が
好意で紋付袴の着付けをしてくださった。任せて
安心と思っていたが、後で写真を見てガックリ。
袴の紐の結び目の位置が高い。臍のあたりなのだ。
ようするに洋服のベルトの位置。能舞台で立ちで
尺八を吹くには、なんともしまりがない。
その後気をつけて見ていると、着付け教室の案内
チラシでは、みなそうなっているではないか。
背が高くスラッとした今の若者には、ベルトの位置
の方がかっこよく映るのか。
中村明一の『密息』には「着物の帯は下腹で閉める。
着物が着崩れしないように、日本人は自然と下腹
に力を入れていた」というようなことが書かれて
あった。着物の帯をウェストで締めるようになっては、
ますます「密息」を体得することはできまい。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。
紋付袴の着付けぐらい自分でできる。ところが、
昨年の能舞台で、知り合いの着付教室の先生が
好意で紋付袴の着付けをしてくださった。任せて
安心と思っていたが、後で写真を見てガックリ。
袴の紐の結び目の位置が高い。臍のあたりなのだ。
ようするに洋服のベルトの位置。能舞台で立ちで
尺八を吹くには、なんともしまりがない。
その後気をつけて見ていると、着付け教室の案内
チラシでは、みなそうなっているではないか。
背が高くスラッとした今の若者には、ベルトの位置
の方がかっこよく映るのか。
中村明一の『密息』には「着物の帯は下腹で閉める。
着物が着崩れしないように、日本人は自然と下腹
に力を入れていた」というようなことが書かれて
あった。着物の帯をウェストで締めるようになっては、
ますます「密息」を体得することはできまい。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。