人間の最期を飾る一大イベント「お葬式」。
その人が生きてきた証し。人生のクライマックス。
芝居でいうなら感動のフィナーレでありたい。
ああ それなのに、最近葬儀に参列しても、空しい
思いが残る。感動がない。感激がない。
感動させる演出が無い。なんでだろ?
結婚式もそうだが、パターン化され、既存のシナリオ通りに
時間が過ぎて、はいチョンで終わる。なんか侘しい、
僧侶の読経も、心がこもってない。ただ時間が過ぎるのを
待つのみ。空しい。
仏教寺院が「葬式仏教」であることを自認し、それが生業で
あると自覚するならば、もっと心のこもった読経にすべきと
思う。そうでなければ、ますます仏教離れし、家族葬や
直葬が主流となり、葬儀に僧侶の読経は要らない時代が
くるだろう。