現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

形骸化した葬儀

2015-06-02 02:38:41 | 虚無僧日記

人間の最期を飾る一大イベント「お葬式」。

その人が生きてきた証し。人生のクライマックス。

芝居でいうなら感動のフィナーレでありたい。

ああ それなのに、最近葬儀に参列しても、空しい

思いが残る。感動がない。感激がない。

感動させる演出が無い。なんでだろ? 

結婚式もそうだが、パターン化され、既存のシナリオ通りに

時間が過ぎて、はいチョンで終わる。なんか侘しい、

僧侶の読経も、心がこもってない。ただ時間が過ぎるのを

待つのみ。空しい。

仏教寺院が「葬式仏教」であることを自認し、それが生業で

あると自覚するならば、もっと心のこもった読経にすべきと

思う。そうでなければ、ますます仏教離れし、家族葬や

直葬が主流となり、葬儀に僧侶の読経は要らない時代が

くるだろう。

 


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