里山で出会った風景

趣味の山登りが出来なくなった爺さんが
下手な短歌で日々を綴る(老人のつぶや記)

若山牧水と暮坂峠

2007年11月21日 | Weblog
沢渡温泉の二日目は旧友の案内で暮坂峠(1,080m)経由吾妻渓谷をドライブ
暮坂峠には、若山牧水が草津温泉から沢渡温泉への旅した時の歌碑がある
実に良い物を見せて頂いたと旧友に感謝する   若山牧水はご存知の通り
明治から昭和初期の歌人 代表作(と言うか小生でも知っている歌)
 ”幾山河越えさりゆかば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅する”
 ”白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ・・・” であまりにも有名
我々は車ではあるが時期を同じくして牧水とは逆のコースを草津へ向けて途中まで辿る
            ≪ 晩秋の 暮坂峠 榛名みゆ ≫


マントをはおる若山牧水と歌碑                               (19年11月18日撮影) 

↓歌碑「枯野の旅」  (陽の反射で文字を写すのに苦労するが空の青が写り逆に秀作(?)となる) 

若山牧水は「名も寂し暮坂峠」と歌っていますが  暮坂峠! 小生に実に響きのよい、洒落た名前に聞こえます
歌碑 (牧水の歌をゆっくり味わって下さい)
      乾きたる
      落葉の中に栗の実を
      湿りたる
      朽ち葉が下に橡の実を
      とりどりに
      拾うともなく拾いもちて
      今日の山路を越えて来ぬ

                長かりしけふの山路
                楽しかりしけふの山路 
                残りたる紅葉は照りて
                餌に餓うる鷹もぞ啼きし
                上野(かみつけ)の草津の湯より
                沢渡の湯に越ゆる道
                名も寂し暮坂峠         
                                        注 上野(かみつけ)=群馬県
      
   良いですね  感激!  牧水! 
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