
絵画の常識を破る彼の作品は野蛮で暴力的で野獣のようだと言われ、そんな声に
めげることなくマチスは「芸術家の役目は、見たものをそのまま描きとることではなく、
対象がもたらした衝撃を、最初の新鮮な感動と共に表現することなのだ」と言い放つ。

≪赤のハーモニー≫1908年

≪ダンス Ⅱ≫ 1910年

≪川辺の浴女たち≫ 1909年-17
第一次世界大戦 1914-18 ドイツ軍のフランス侵攻、国全体に不安が広がっていた。

≪コリウールのフランス窓≫ 1914年

≪コリウールの開いた窓≫ 1905年
フォーブの時代に描いた窓から見たコリウールの窓の風景と同じ風景

アーティスト・東京藝術大学教授…日比野克彦(中央),


マティスが設計・装飾を担当した「ロザリオ礼拝堂」(フランス・ヴァンス)
「私が夢見るのは、不安や気がかりの種のないバランスのとれた、純粋で穏やかな芸術であり、鎮静剤のように気を静め、肉体の疲れをいやす、よいひじ掛け椅子のような芸術である。マチス「画家のノート」より
日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ マティス」
鮮やかな色彩と伸びやかな線で愛される20世紀を代表する画家、アンリ・マティス。マティスの赤色の奥深さにひかれる、俳優の津田寛治さん。アーティストの日比野克彦さんは、新たな表現に次々と挑戦する画家の姿勢に、若い頃から勇気を得たという。専門家の天野知香さんは好きな作品として晩年描いた究極の作品を紹介する。3人のゲストが愛する作品を語り合う中で、マティスの色彩のひみつや作品にかけた情熱が見えてくる。【司会】小野正嗣,高橋美鈴 ~ NHK 日曜美術館 Eテレ 毎週日曜 午前9時 | 再放送 翌週毎週日曜 午後8時

神戸の知人が以前に「マチスが好き」と話していたのを覚えていて、以前にネットで2~3見てはいたが、このマチス特集を観てとても親しみが沸いた。確かピカソとも仲がよかったんだよね。画家の生涯を作品によって解説してもらうと芸術家が身近に感じられる。ここに書き記したことは放送のほん一部です。小父さんは絵画音痴であるので詳しく知りたい方は再放送 翌週毎週日曜 午後8時をどうぞ。
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でも色使いが独特でその色遣いが全体的にバランスがいいと思います。
面白い絵ですよね~。
家にマチスの ダンス を飾っていた頃がありました
そうですか、上の日比野克彦さん言わせると小学生でも、うわっ、面白いと入って行きやい絵なんだが、探れば探るほどいろんな話が出来る想像ができる作品だとか。
日比野さんは、≪大きな赤い室内≫1948 (上にはありません)の作品の赤の色合いに惹かれてポンピドー美術館まで行ってほおずりさえしたくたったとか(20歳の時)。
上のヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」なんて行かないと分からない、そこに自分の身を置かないと感じられないなと思って出掛けたら、「凄い!まだ行ける、もっとあるに違いない」と感動したそうです。
この番組はマチスの絵が大好きな方たち3人が熱く語る談義(ダンギ)でした。
The Museum of Modern Art, New York ですね。
>家にマチスの ダンス を飾っていた頃がありました
へーっ、凄い!
これも彼の代表作なんですって。
青い空と緑の大地、平面的に塗られた色と色が音楽のようにリズミカルに響き合い躍動感を感じさせるとか。