2006-0810-yms103
悲しくて嘆き明かせば東雲も
君もくっきり見えそうなのに 悠山人
○紫式部集、詠む。
○103~106は夫の不訪(浮気など)をめぐる贈答。詞書は「人のおこせたる」、あの人が寄越した(歌)。君に逢えなくてゆうべは悲しかったなあ、夢でと思っても夢の中でさえも、はっきり顔も見えないありさま。ほぼ千年を隔てた今でも聞ける言葉。なお、この「人」にして、後世の解釈は分かれる。ここでは新潮版にしたがって、夫宣孝。平王ク歌番号109。
¶ほがらかに=明るく、はっきりと。
□紫103:うちしのび なげきあかせば しののめの
ほがらかにだに ゆめをみぬかな
□悠103:かなしくて なげきあかせば しののめも
きみもくっきり みえそうなのに
悲しくて嘆き明かせば東雲も
君もくっきり見えそうなのに 悠山人
○紫式部集、詠む。
○103~106は夫の不訪(浮気など)をめぐる贈答。詞書は「人のおこせたる」、あの人が寄越した(歌)。君に逢えなくてゆうべは悲しかったなあ、夢でと思っても夢の中でさえも、はっきり顔も見えないありさま。ほぼ千年を隔てた今でも聞ける言葉。なお、この「人」にして、後世の解釈は分かれる。ここでは新潮版にしたがって、夫宣孝。平王ク歌番号109。
¶ほがらかに=明るく、はっきりと。
□紫103:うちしのび なげきあかせば しののめの
ほがらかにだに ゆめをみぬかな
□悠103:かなしくて なげきあかせば しののめも
きみもくっきり みえそうなのに