紫式部集102 それならば

2006-0808-yms102
それならば青藍服を着て見せて？
恋しい気持ちでお逢いしたいわ　　　悠山人

○紫式部集、詠む。
○返し。贈答歌とも、同工異曲。山藍と青摺を現代詠では合わせて「青藍服」としてみた。「恋し」は女性同士でも使われた。平王ク歌番号１０８。
　¶（掛詞二組）＝「頃も」と「衣」、「着て」と「来て」。
□紫102：さらばきみ　やまゐのころも　すぎぬとも
　　　　　　こひしきほどに　きてもみえなむ
□悠102：それならば　あおあいふくを　きてみせて？
　　　　　　こいしいきもちで　おあいしたいわ

短歌写真197 ソルボンヌ

2006-0808-yts197　Sorbonne, eine Lilie
ソルボンヌ知性の極みと称へられ
畏れられつつ君ここに咲く　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
□ソルボンヌ　ちせいのきはみと　たたへられ　
　　おそれられつつ　きみここにさく
○東洋系百合、混合種のソルボンヌ Sorbonne（と比定して）。欧州大陸でもっとも由緒ある大学の一つの名。巴里をうろついたころ、深い感慨をもって、見上げたものだ。
【写真】ゆりフェアから。
*Great art picks up where Nature ends.-Marc Chagall*
*偉大な芸術は、自然の極みで造られる。-M. シャガール*
*Große Kunst hebt auf, wo Natur beendet.-M. Chagall*

image152 清里の百合1

2006-0808-yim152
title : eine Lilie in Kiyosato1
yyyy/mm : 2006/08
memo : 標高１９００ｍ、清里高原の百合。大輪・矮性の新品種系が多い。image150【Ａ＝紫陽花】。