:原稿なしで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:
洋書取扱書店に行けば必ず目にするペンギン印の出版社ですが、これはもうちょっと頑張って欲しいものが・・・。他にも、小泉八雲氏の「怪談」もありましたがこの表紙も・・・。
欧米人の東洋へのイメージは、現在でも余り変わっていないようです。現在ダビング中のビデオに入っている「アストロボーイ鉄腕アトム」『さよなら、プリンセス』とその後日談『龍の森へ』でプリンセスやそのお付と古代インドの古色深しマユーラ国が細かく描写されていましたが、逆に西洋人的感性が強く出てしまっていた処が。ですが、『さよなら、プリンセス』では解説映像(?)と共にプリンセスが巫女として代々自然信仰的クーロン龍神を祭る話と国の森林管理を任されているロボット達の姿を描かれ、『龍の森へ』はロボット達が自分達を暖かく招いてくれたマユーラ国の人達にお礼したく密かにクーロン龍神型ロボットを作って祭りに出す計画をしたりと、東洋的世界観が溢れてとても好感度がありました(多少ツッコミたい処がありますが)。
西洋人の東洋に関してのイメージは以前からあったアラビア・中国趣味に、近代、日本が開国し万国博に出たり浮世絵や着物など日本色強い輸出品がフランスを中心に広まり出した頃からでしたが1960年代のヒッピー時代にかなり怪しい東洋趣向が白人富裕層の若者を中心に広まりそれが現在まで続いているようです。一番の考えられるのは、東洋関連-特に伝統文化・風俗・歴史そして現在の情報が少ないんじゃないかという事です。欧米の学校は日本とは違って多く異文化教育がなされていますが、実際興味持っている人はビジネスか趣味が殆どらしく、実際ラジオのとある欧米人DJも「余り興味持っていない人の方が多い」と言っています。
こんなにネットが発達し世界的に英語圏サイトが多い現在、一番恵まれている欧米圏の映像作品や書籍から一般サイトの画像なども強く感じてしまいます。特に、何回も訪れて大好きだと公言している著名人の映像・音楽などの創作作品も自分なりの解釈で、それを見る度《(何回も来ているのに)本当に見ているのかな》と思ってしまいます。
最近、溜りに溜まった無料配布書籍のダンシャリ中ですがそこである音楽情報誌に日本でもファンが多いゴリラズという白人男性2人組がオペラ「西遊記」担当の中国系米国人監督から作曲・舞台/衣装デザインを頼まれたそうです。実はゴリラズは子供時分、日本で大人気だった三蔵法師を夏目さんが演じたかの「西遊記」TV実写活劇を見て大いに中国に興味を持っていたそうです。仕事を請け負った後、5回も中国に長期滞在し現地の作曲家から音楽法を学んだり中国伝統画法を独学したりとまじめに取り組んで素晴しい作品を作り上げたそうです。ゴリラズのインタビュー記事に合わせて何点かイラストが掲載されていましたが、一点だけ極めて中国伝統的画風で描かれた竹林と太陽(?)を背にして岩にしゃがみ込んでいるゴクウの絵が彼らの努力をひしひしと感じました。このインタビューは2008年の時のものです。
ゴリラズなど、本当の東洋を見聞して表現してくれる欧米の著名人がこれから増えて間違った認識が改められる事を期待しながらゴリラズに見習って私も実際行けずとも、チャンスがあれば来日してきた人と(通訳をかえして)交流したいと思います。
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しかし、一部それを隠れ蓑にしている不良学生や奇行に走る若者らがひどく目立った為に一般的には良く見られていません。現在でも、ヒッピー系映像作品もそういう描き方が殆どのように見受けます。
欧米圏も、本来東洋思考の素晴しい面を取り入れたヒッピー文化を再評価し良い面だけを取り出しもう一度文化活動をなされてみてはどうでしょう・・・一層の事、東洋圏で自分達の文化・歴史を知ってもらう為に正統派ヒッピー文化を起こすのもいいかも?!