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ベトナム戦 オシムへの報告はまだ早い

2007-11-19 | ユース全般

ベトナムU―22 0-4 日本U―22


得点)李忠成2、本田圭佑(PK)、細貝萌


AWAY)日本U―22

                 李忠成   岡崎慎司

          本田圭佑               水野晃樹

                柏木陽介
                        青山敏弘

       伊野波雅彦                    内田篤人
                水本裕貴   青山直晃


                    西川周作


交代)伊野波雅彦 → 梅崎司
     青山敏弘 → 細貝萌
     岡崎慎司 → 興梠慎三

 

 

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決して、「4-0」の試合ではありませんでした。
内容は五分五分か、後半はそれ以下の試合だったと思います。


前半、今予選を通じて初めて、このチームから“積極的な前への意識”が見られ、これまでのように手数をかけて非効率的に陥ることなく、プレーの1つ1つがゴールを意識できたものでありました。


それだけに、後半の失速ぶりは残念でした。
これには、
“「0-3」の状況でも、一歩も怯むことなく攻撃を続けたベトナムの精神力を評価すべきか”、
“格下相手に「3-0」の状況でも、いっぱいいっぱいのサッカーに終始してしまった日本の未熟さを嘆くべきか”
という問題があります。


それでも、結果は(得失点差で有利に立つ上で)理想的なものでありましたし、もはや残り1戦となったこの段階では、課題をいちいち羅列することはナンセンスになってきているのかもしれません。

そして幸いなことに、サウジアラビアがカタールに勝ったため、日本は「引き分け以上」で自力通過を決められることになりました。

ただ、このチームはどこか“後ろ向き”な性格が見られますから、「引き分けでも良し」と考えては非常に危険でしょう。
この日は今予選で初めて試した「2トップ」が機能し、これまではサイドからクロスを上げられる状況でも中に1人しかいないことが多く、チャンスをみすみす潰していましたが、この日はクロスに対して常に中で2人以上が待ち受けている状況ができていたので、サウジアラビア戦も「2トップ」で臨むことを推奨したいです。
守備のバランスを考えて「1トップ」で臨むのは、上記のシナリオの前兆となり得ます。

 

最後に、テレビ朝日のインタビュアーについて。

選手・監督皆が口を揃えて、
「(喜ぶのは)五輪出場が決まってから。」
と返答していたのに、なぜ馬鹿の一つ覚えのように
「帰って、オシムさんにいい報告ができますね?」
と同じ質問を繰り返したのでしょうか?

私には、その質問をして、わざと選手達から沈痛な面持ちを引き出すことを意図しているようにしか受け取れませんでした。

亀田戦の実況を担当したTBSのアナウンサーもそうですが、(本来、そのスポーツの魅力を伝えるべき)実況・インタビュアーが、視聴者を不快な気持ちにさせて、そのスポーツ自体の魅力を減らしてしまっていることを非常に残念に思います。

 

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10 コメント

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Unknown (dada)
2007-11-19 10:23:37
テレビ朝日のインタビュアーについての意見は大袈裟でしょう。

それで不快な思いをしたのはほんのごく一部ですよ。

オシムっていつ死んでもおかしくない状況だってこと理解してらっしゃいますか?

インタビューアーのあの質問は、オシムの危険な状況を人一倍気にかけていた所以です。
だって、ベトナム戦で負けてたり、引き分けてたりしてたら元も子もないでしょう。
あの時点では良い報告できたのは確かですよ。インタビューアーもそのつもりで言ってたと思います。あくまであの時点なんですよ。いつ死んでもおかしくない状況ですからね。まぁ現実、あの時点ではオシムの意識はなかったけど。

選手・監督皆が口を揃えていたのは、
「とりあえず最低限良い報告ができましたが、本当に喜ぶのは五輪出場が決まってから。」
ですよ。

今回のインタビューアーは質問一つ一つに気持ちがこもってましたよ。まぁ、ジャーナリズムは気持ちこもってれば良いわけではありませんが、彼らも人間なんで、危篤状態の人を無視できないのはやむ終えないでしょう。
危篤状態の人は、FIFA会長だけでなく、オーストリア大統領(首相かな?)からも直々に連絡が来るほどの人間だし。


全体で事語るのやめてもらえます?

最後の「実況・インタビュアーが、視聴者を不快な気持ちにさせて、そのスポーツ自体の魅力を減らしてしまっていることを非常に残念に思います。」
これは本当に大袈裟ですよ。
この記事に私は個人的に非常に不快な思いをしました。馬鹿馬鹿し過ぎて。

試合の内容やこれからの展望の批評だけで十分潤ってますよ。このブログは。

返信する
Unknown (とも)
2007-11-19 11:26:53
>実況・インタビュアーが、視聴者を不快な気持ちにさせて、


TBSの中継はかなり不快ですが、個人的には今回の件は全く不快にならなかったです

確かにしつこかったけど、オシムのためにもがんばりましょうよ!っていうインタビュアーのメッセージに聞こえました


返信する
Unknown (ピレス)
2007-11-19 17:03:34
>>dadaさん、ともさん
貴重なご意見をどうもありがとうございます!

ただ、少しの誤解があります。
私はその質問自体を疑問に思ったのではなく、彼の質問の“重複”を疑問に思ったのです。

2人がおっしゃられるように、質問自体には何の問題もありませんし、むしろ、この現況の中その質問を投げかけるのは当然の流れでしょう。
また、dadaさんがおっしゃるように、選手達が、
「本当に喜ぶのは五輪出場が決まってから。」
と考えていたということは、私自身も記事に書いています。

ただ、私は、オシムと(インタビューを受けた中で)最も近しい関係にあった水野のコメントが全てを物語っていたと思っていて、
「喜ぶのはまだまだだって怒られるでしょうけど…。」
という彼のコメントは、オシムの現実的な性格と教え子への厳しくも愛情溢れる姿勢を表す、オシムの人間味と考えが伝わる良いコメントだと思いました。

なので、
「良い報告は終わってから。」
というのは、オシムの性格を知る皆の、
“こんなところでは喜んでいられないし、喜んでいてはオシムさんに怒られる。”
といった自分達への「戒め」であり、インタビュアーはそれを1度2度聞いた時点で、選手達の心意気を十二分に理解し、他の質問へ移るべきだったと考えています。
ただでさえ見所とポイントが多かった試合ですので、彼はまずそれを聞き、そしてサウジアラビア戦の後に件の質問を繰り返せば良かったのかと思います。

件の質問を通算4人目に投げかけた時に私がまず思ったことは、
「もう聞かなくていい。 いい加減、選手達の思いと決意を汲み取ってあげてくれ。」
というものでした。


dadaさんの
「全体で事語るのやめてもらえます?」
という批判はおっしゃる通りで、私は日本のメディアのワンパターン且つ答えを誘導する質問が大嫌いで、特にテレビ朝日のあのアナウンサーには首を傾げさせられることが多々あり、今回はそれらに基づいて物事を語っています。

私はイングランド・プレミアシップが好きで、「BBC」や「Sky Sports」などで試合後に行われる選手・監督のインタビューを頻繁に聞いているのですが、毎回毎回、現地インタビュアーの質問の鋭さや的確さには驚かされています。
彼らは、こちらが試合中に少しでも気になった部分があると、それを確実に突いてくれます。


選手達のプレーのパフォーマンスの質を母国イングランドに追い付くのは無理としても、同じく試合を90分観ていれば、同レベルの深い質問だけならできるのではないかと思っています。
そういった意味で、“プロ野球のヒーローインタビュー”のような質問しかできず、選手の心情を把握せずに同じ質問を繰り返した日本の放送局のクオリティに、少なくとも私はガッカリした1人でした。
返信する
Unknown (tetu)
2007-11-19 20:27:49
意見を述べさせていただくと一部の報道関係者の著しくプロ意識が低い。特に不快感は感じませんでしたが「この程度か」と言わざるを得ない。その場の感情やテンションでインタビューを行っているインタビューアーは言ってしまえばアマチュア。危篤の人間を気にかけるのは当然の事ですが、プロのメディアの人間なら一度答えて貰った質問で重複インタビューなどするべきではないです。他の業界のあらゆるプロ意識の欠如に対して、あらゆる角度から主観的に物を言っているメディアの人間には逆に特にプロ意識を求めるべき。管理人様の個人ブログなのだから本来は何も意見は言えないのですがあえて言わせていただくとメディアに対する厳しい意見は書いて構わないかと思いました。
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Unknown (メラー)
2007-11-20 15:59:01
インタビュアーの「この試合の感想をお聞かせください」って質問がわけわからんな。
こいつ本当に試合見てたのか?と思う。
返信する
Unknown (tera)
2007-11-20 21:03:25
インタビュアーの質の悪さは同感ですね。いつも不愉快に思っています。
日本の奴らは怠けてないで海外のインタビューとか見て勉強して欲しい。

ピレスさんの「不快」のくだりで反論していた方々は
この日本の「なんちゃってジャーナリズム」を見なれた方の意見であって、ピレスさんのように「本物のジャーナリズム」を知っている方とは相容れないんじゃないかと思いました。


さりげなくちょくちょくお邪魔してるんですが、応援しています。
返信する
Unknown (ごり)
2007-11-20 23:17:54
本物のジャーナリズム・・・
まあ、それを知ってる人達は優越感に浸っててちょうだいよ。

すごいね、本物のジャーナリズムを知ってる人達。
日本のなんちゃってジャーナリズムを不愉快に思ってる人達、あんたらがジャーナリストになって日本のスポーツジャーナリズムを率先して変えていかなきゃな。
口で言ってるだけじゃ何も変わらねーよ。
言うだけならいくらでも言えるんだよ。ガキでも。

何様だろうね。teraさんは。

イングランドのサッカージャーナリストも、今回のオシムの様に自国の代表監督が同じ状況だったら、同じ感じでインタビューすると思うんだけどな。

・・・って、これが「本物のジャーナリズム」を知らない人間の考える事なんだろうな。
で、「本物のジャーナリズム」を知ってる人達は、「なんちゃってジャーナリズム」しか知らない俺達を卑下したりするのかな?
teraさんのように。



サッカーを純粋に愛している人間がジャーナリズムに口出しするのは、ただの屁理屈にしか聞こえないな。
別にでっち上げの情報操作とかしてるわけじゃないんだしさ。
ただの頭がガッチガチに固い屁理屈だろ。

今度「本物のジャーナリズム」についての記事をお願いします。
楽しみにしてますんで。
返信する
Unknown (ピレス)
2007-11-21 02:58:24
>>tetuさん、メラーさん、teraさん
こういう類の話をするといつも、中田英寿の

「はい。で?」

という返答を思い出してしまいます(笑)

中田個人宛に「大人になれ。」との抗議も来たそうで、その批判もわかりますが、やはりインタビュアーの質問に問題があったかと。

この辺りは、中澤の返答がいつも素晴らしいなと思っていて、彼は(何が聞きたいのかよくわからない質問をした)インタビュアーの意図をできる限り解釈しようと努めていて、しっかりとわかりやすく答えてくれますよね。
これが「プロフェッショナル」のあり方なのかもしれませんが、私個人としては、試合後の選手達にそういった“気を遣わせる”ことは酷だと思うので、インタビュアー側が「プロフェッショナル」になって、端的且つ具体性のある質問をするべきだと思います。



>>ごりさん
何か誤解を招いてしまったようで申し訳ありませんが、私は“「本物のジャーナリズム」を知っている”とも、“イングランドのメディアが「本物のジャーナリズム」だ”とも書いていませんよ。

それに、彼らが「本物のジャーナリズム」だとは全く思っていません。
マクラーレンに対する報道や、ヴェンゲルやモウリーニョやベニテスに対する半ば外国人差別とも取れる心無い批判は、イングランドの汚点だと思っています。
ただ、イングランドのメディアの、「試合そのもの」に関する報道についての中立性や、インタビュアーの試合後の的を得た質問については、いつも感心していますし、これは日本のメディアも見習うべきことだと思います。


ずっと上でも書きましたが、私が問題にしていたのは、
「オシムについて聞いたこと」ではなく(あの現況の中、聞くのは当然でしょう)、
反町監督や水野があそこまで思いの伝わる決意を表していたにも関わらず、「なぜ最後の最後までオシムについて聞く必要があったのか」ということです。

これは少し“選手側の視点”に立ちすぎた意見なのかもしれませんが、
今のチームにとって重要なことは、「試合の反省をして次の最終サウジ戦に備え、そして五輪切符を手に入れてオシムに“良い報告”をすること」なわけで、視線と集中がその1点のみに向いていた選手達に余計なことを考えさせてほしくないな、という思いがありました。
なので、例のインタビュアーには選手達の強い“心意気”を理解してもらいたかったと思いますし、オシムのことを長々と聞くのはサウジ戦の後でいいのではないかという疑問があって、そう書きました。

まぁ、彼はただただ“台本”通りにことを聞いただけで、それが彼の仕事なのでしょうがないとは思いますがね。



話は変わりますが、
>あんたらがジャーナリストになって日本のスポーツジャーナリズムを率先して変えていかなきゃな。 口で言ってるだけじゃ何も変わらねーよ。 言うだけならいくらでも言えるんだよ。ガキでも。

この部分には同意しかねます。
これは、クロアチア戦で決定機を外した柳沢について批判をしたファンに、
「じゃあ、お前がW杯行ってゴール決めろ。」
と言っているのと同程度の言い分かと。

忘れて欲しくないのは、これは所詮単なる「個人ブログ」であり、私は自由に思ったことを書いていいわけです。
そこで皆さんとの意見の相違がある時は、皆さんが“礼節”を保った上での批判をして頂き、そこで意見交換や議論ができればいいなと思っています。
だから、私がメディアについて文句や批判を言おうとも、それはたかが私個人の考えであり、
「じゃあ、メディアの人間になってそれを変えろよ。」
というのはナンセンスかと思います。

>言うだけならいくらでも言えるんだよ。ガキでも。
とありますが、
そう、まさにおっしゃる通り、このブログは大学生のガキが書いたお遊びのブログです。
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Unknown (ベビシャン)
2007-11-21 03:17:00
自分も日本のインタビュアーの態度には疑問を持つ自称グーナーです。オシムしかりイチローしかり中田英寿しかり日本の記者のレベルの低さを指摘しています。
ベトナム戦後のインタビューもまるで昼間のワイドショーのインタビュアーが質問してるのかと思いました。そんなのいつでも聞ける質問だろーと。
もっと他に聞く事あるだろーと。後半の意思統一が相変わらず出来ていない理由など。
管理人さんの仰有りたい事はとても共感出来ます。ちょっと荒れぎみですが気にせず更新お願いします。楽しみに待ってます。
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>>ベビシャンさん (ピレス)
2007-11-22 07:37:21
初めまして!
同じグーナーの方に意見を共感して頂けるのは非常に嬉しいです。
私も、後半最初から押し込まれた原因や2トップへの変更についてなど色々と他に聞くべきことはあったと思います。
更新していきますので、これからもよろしくお願いします!
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