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やはりロシアは寒かった

2006-10-18 | アーセナル

CSKAモスクワ 1-0 アーセナル

得点)D・カルバーリョ

HOME)CSKAモスクワ

                  V・ラブ
                         D・カルバーリョ

                  ドゥドゥ     アルドニン

         ジルコフ                    センベラス

                      ラヒミッチ


          A・ベレズツキ  イグナシェビッチ  V・ベレズツキ


                    アキンフェエフ


AWAY)アーセナル

                      アンリ

           ファン・ペルシー
                                   フレブ
                ロシツキー
                             セスク

                   ジウベルト・シウバ

        ギャラス                          ホイト
                 ジュルー     トゥーレ


                      レーマン

交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール
        ジュルー → クリシー
       ロシツキー → ウォルコット


主審)メフト・ゴンザレス


<得点できない「何か」が働いた>
敗因は4つある。
まずは、ホームのCSKAモスクワの選手達が素晴らしいサッカーを見せたこと。
そして、対するアーセナルの選手達が不甲斐ないサッカーを見せたこと。
加えて、監督であるヴェンゲルが、明らかに機能していないシステムに意固地なまでに固執したこと。
最後に、主審のメフト・ゴンザレスが「意図的」にすら見える誤審を犯したことだ。

一瞬、何が起きたかわからなかった。 それはスローVTRが流れた後も同じだった。 そして、再放送で録画したそのシーンを繰り返し見ても、審判への疑念と怒りの感情は変わることはなかった。

何度も確認したが、アンリがゴールを入れた瞬間、主審はアンリの背後にいたため、ハンドを確認できるはずがなかったし、白黒の全てを知る「最大の目撃者」であるはずのCSKAモスクワの選手達にハンドの抗議をする者は誰一人としていなかった。 本当にハンドなら、選手達が一斉に手を挙げるものだが、その様子は見られず、ペナルティエリア右端にいたセンベラスは、「終了間際に同点に追いつかれてしまった悲しみ」のような表情すら浮かべていた。
副審の判断による判定らしいが、近くにいたDFが誰1人確認していないのに、遠くにいる副審だけが確認できることなどあるのだろうか?

しかし、結果はアンリのイエローカード。 百歩譲ってハンドによるノーゴールだったとしても、イエローカードは考えられない。
「見ていなかった」はずの主審メフト・ゴンザレスのゴール後の態度は非常に権威主義的なもので、何の説明すらなかったらしい。 「見ていなかった」のだから、説明がないのも当然だろう。 このゴールを認められた後に失点して、「2-1」、もしくは「3-1」で負けた方がずっと納得がいった。




しかし、アーセナルがこの試合で見せた内容は、敗戦という結果は妥当で、引き分けられれば御の字、という低調なものだった。
2戦2勝(ポルト、チャールトン)と結果を出しているものの、内容は全くと言っていいほど良くない、「ファン・ペルシーを左サイドに置く、4-1-4-1」。 案の定、ファン・ペルシーがサイドでボールを持つ場面でスピードダウン。 レジェス、リュングベリらサイドアタッカー不在の「穴」を大きく感じた。
ファン・ペルシーを置くなら右サイドだ。 ファン・ペルシーを左に置くなら、アンリを過去の本職である左ウイングに置いて、高さのあるアデバイヨールをセンターに置いた方が「怖さ」はあるだろう。 ファン・ペルシー本人にとっても「選手価値」を下げさせられるだけで、何の意味も持たないシステムだ。

そして、このシステムがうまくいっていないことを理解するのに、なぜ68分もかかってしまったのかがわからない。 選手交代をせずとも、ファン・ペルシーをトップに上げて「4-4-2」を試してみることは可能だったはずだ。 「楽観視」なのか「柔軟性が乏しいだけ」なのか… 「チームの異変に気付く早さ」も監督としての能力を測る尺度だ。

そして、アーセナルはピッチにも苦労した。 普段、世界でもトップクラスの質を誇る芝で戦う選手達は、「UEFAチャンピョンズリーグ」の基準に値しない、と言うより、「気候上」値することが不可能なモスクワの芝に何度も足を取られた。

ピッチ以前に酷かったのが、ジウベルト・シウバだ。 ミスパスを連発してチームのリズムを乱したのは予想の範囲内だったが、この試合では「本職」であるはずの中盤の底で網目を張ることもできず、ドゥドゥ、カルバーリョ、ラブら「同郷の後輩」に完敗を喫した。
ジュルー、ホイトら「若手」はアウェイの地ではどうしても経験不足を感じてしまうが、この試合では、これら若手を引っ張っていかなければならない立場のギャラスジウベルトがあのようなお粗末なプレーを見せていたのだから、どうしようもない。

 

グループGのもう一方の試合ではポルトが勝ったため、ハンブルガーSVは事実上脱落。 勝ち点3差の中に3チームがひしめき合う混戦となった。

 

CSKA Moscow Team Statistics Arsenal
    1 Goals 0
    1 1st Half Goals 0
    4 Shots on Target 1
    1 Shots off Target 4
    3 Blocked Shots 2
    10 Corners 4
    17 Fouls 12
    5 Offsides 7
    3 Yellow Cards 1
    0 Red Cards 0
   74.9% Passing Success 82.1%
    22 Tackles 42
   77.3% Tackles Success 64.3%
   36.9% Possession 63.1%
   46.6% Territorial Advantage 53.4%

http://home.skysports.com/list.aspx?hlid=422649&CPID=5&clid=3&lid=&title=Carvalho+catches+Gunners+cold  より

 

・試合終了後のインタビュー記事http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/6056486.stm

・試合終了後、アンリ、インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=GS-DZc8By2Q


・試合ハイライト動画(アンリの無実証明はラストで
http://www.youtube.com/watch?v=3D14XFAtk3k


 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tetsu)
2006-10-19 00:57:46
負けちまったか…



誤審?それよりも、アーセナルの選手のふがいなさ?

そうさせたのはベェンゲル?モスクワのピッチ?



まだまだ、予選突破は楽観視ですが、

もし今回の原因がベェンゲル(選手起用)であれば問題です。





話はずれますが、アーセナルの試合は地上波でやってもいいですよね。無理ですかね。

返信する
やっちゃいましたねw (ブルー)
2006-10-19 01:00:42
CSKAモスクワも確かに手強かったですが、いかんせんガナが悪すぎました(><)

要注意人物のダニエウ・カルバーリョとラヴ君はさすがというか・・・どうしたジウボ?

コロとギャラスのようなスピードのあるDFがいなかったら何点決められていたことやら(><)

アンリのゴール取り消しはあってはならんことです!!

UEFAも検討すべき問題だと思います。あまりにも酷すぎるジャッジです(怒)



ま、内容ではピレスさんおしゃるように完敗してましたけど・・・ホントなんでロビンをあそこで使い続けるんでしょうねw
返信する
Unknown (CSKA352)
2006-10-19 01:16:46
記事を見る限り納得のいく試合でなかったようで残念です。でもこれが現実というもの。

ロンドンでお互いの実力がはっきりすることでしょう。ピッチや寒さ審判がいい訳にならないですから。



でもロンドンでは勝てる気がしないので今のうちに喜ぶことをどうかお許しください。



策士とは思えないヴェンゲルがCSKAの3バックに2トップでは捕まえられるから1トップにしようとか考えたのでしょうか?

DFのシェンベラスを右サイドにいれたガザエフの作戦もよかったと思います。

CSKAは先攻(サイド攻撃とセットプレイ)逃げ切り(カウンター&守備固め)を得意としています。



大変お邪魔致しました。
返信する
Unknown (ピレス)
2006-10-20 15:24:33
>>tetsuさん

誤審とアーセナルの選手のふがいなさのどちらもが大きな敗因です。

そうさせたのはピッチではなくヴェンゲルだと思います。



地上波は無理でしょうね~。バルサVSチェルシーも生放送ないんですから、決勝Tであるかないか…決勝いかないとなさそうです…





>>ブルーさん

ユーロ予選の疲れとか色々あったんでしょうけど、それにしても悪すぎましたね。CSKA以前に、完全に「自滅」です。



アンリのイエローは取り消してもらわないと、決勝T以降困ります。あんな理解不能なイエローで出場停止くらったらたまったもんじゃないですよ。



個人的に、チャールトン戦の2ゴールが、ヴェンゲルのシステムへの自信を深めてしまったんだと思います… ロビンはあそこじゃ無理です。





>>CSKA352さん

自分が納得がいかなかったのは、審判の誤審だけで、内容面では納得の完敗でしたよ(笑)

ただ、サッカーというスポーツはどんなに内容が悪くても勝ったり引き分けたりすることができるスポーツなんで、最後にようやく盛り返して決めた正当な1点が認められないのじゃ、話になりません。



ロンドンで、寒さとピッチは言い訳になりませんが、審判が言い訳になる可能性はありますよ。

アーセナルにとって同じことが、今度はCSKAにとって逆のことが起こる可能性だって十分にありますから。



いや、1トップはただ単に「アウェイのCL」だからです。相手のシステムなんて考えてませんよ、ヴェンゲルは。 ジーコと同じで、「うまくいったからコレ!!」なんです。

アンリとファン・ペルシーの能力を考えたら、わざわざシステムを変えてまでCSKAの3バックを警戒する必要はないですからね。



CSKAはロンドンでも十分に引き分け以上を狙える力は持ってると思います。
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