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CL組合わせ抽選 & スパルタ・プラハ戦

2007-08-31 | アーセナル

先程、2007/2008シーズンのCLの「グループリーグ組合わせ抽選会」がモナコで行われ、アーセナルは、

・セビージャ(スペイン) or AEKアテネ(ギリシャ)
・ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)
・スラヴィア・プラハ(チェコ)

の3チームが属する「グループH」に入ることが決まりました。


現在、アーセナルは「UEFAクラブランキング」5位に位置するため、トップシードである「ポット1」のクラブとして抽選に臨みました。

セビージャのアントニオ・プエルタ選手の急逝により、「セビージャ対AEKアテネ」の2nd legが延期されていて、セビージャかAEKアテネのどちらがアーセナルのライバルになるかは後日決定することになりますが、順当に行けばセビージャになるでしょうね。

この抽選結果は、
「ポット2」に関しては、“超外れクジ”
「ポット3」と「ポット4」に関しては、“超当たりクジ”
といったところでしょうか。

個人的に、「ポット2」の中で“最も当たりたくなかった”のがセビージャであり、「ポット3」と「ポット4」の中で“一番当たりたかった”のが、それぞれステアウア・ブカレストとスラヴィア・プラハでした。

ただ、3クラブとも“初顔合わせ”となるのが気になるところです。
普通に渡り合えば問題のない相手でしょうが、チーム力が離れている分、相手は“引いてカウンター”というアーセナルが苦手とする戦略を採ることが予想され、必要以上に苦しむことになる可能性も考えられます。

ただ、他と比べて相手に恵まれたことは間違いないので、順当に突破してくれるでしょう。
スラヴィア・プラハは、今回対戦したスパルタ・プラハが良い予行演習の相手となりました。

①ステアウアとスラヴィアにしっかりと勝つこと
②セビージャが、ステアウアとスラヴィアに勝ってくれること

を達成して楽に突破を決め、リーグ戦に良い影響をもたらしてほしいところです。

 

 


スパルタ・プラハ戦に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
よろしくお願いします!

 

 

○アーセナル 3-0 スパルタ・プラハ
 AGGREGATE)5-0

得点)ロシツキー、セスク、エドゥアルド

HOME)アーセナル

                     ファン・ペルシー
               エドゥアルド

          ロシツキー             ウォルコット

                ディアビー
                     ジウベルト・シウバ

       クリシー                        ホイト
               センデロス    トゥーレ


                   アルムニア


交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール
       ディアビー → セスク
       ロシツキー → デニウソン


AWAY)スパルタ・プラハ

                     ドセク

                    アブラハム

           クリチュ                 レゼク

                ホルヴァート
                         フシェク

       クラドルブスキー                 ポスペシュ
                 カドレク     レプカ


                   ポシュトゥルカ


主審)デ・フリーケル(ベルギー)

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

「CL予備予選3回戦」の2nd leg。
アウェイの1st legで「2-0」のアドバンテージを得たアーセナルは、開始8分、右サイドのウォルコットの高速グラウンダークロスをロシツキーが合わせて先制
これにて実質的な勝負は決まりました。
残りの前半は、GKとの1対1というピンチを1度迎えることになりましたが、ここはアルムニアの見事な飛び出しにより失点を回避。


後半は、“失う物が何も無くなった”を通り越して、“何かを得て帰りたい”と吹っ切れたスパルタが、(1st legで見せた“フィジカルなサッカー”ではなく)本来自身が得意とする“パスサッカー”に転じ、逆に勝負が決まってモチベーションが低くなってしまったアーセナルが長い時間ペースを握られてしまいました。

しかし、途中からアデバイヨールとセスクが入ると一気に流れがアーセナルに戻り、82分、エドゥアルドが個人突破からセスクにパスを送り、これを受けたセスクが1st legと同じような形でゴール左に決めて追加点
最後は89分、代わって入った右サイドのデニウソンのクロスをエドゥアルドが巧く合わせて3点目
2試合合計「5-0」の完勝で、CL本選出場を決めました。

 

結果だけ見れば「3-0」の圧勝でしたが、内容は決して良くなかったと思います。
先週末のシティ戦から、ジウベルトに代わってセンデロス、サニャに代わってホイト、セスクに代わってディアビー、フレブに代わってウォルコットと、より若い選手達が入ったわけですが、そのパフォーマンスはどうしても見劣りする部分がありました。

3人ともに共通するのは、シティ戦に出場したレギュラーと比べて、ミスが非常に多く、簡単にボールを失ってしまうこと。
ウォルコットは先制点のアシストをしましたし、キレのあるドリブル突破も見せましたが、反面、あさっての方向に行ってしまうクロスを含めたイージーなパスミスやボールロストも多かったです。
ディアビーも、非凡なボールタッチを見せて観客を沸かせましたが、やはり彼も“危険なエリア”でのボールロストが多すぎる。 特に、彼は少しテクニックに酔ってボールを持ちすぎる傾向があり、そのため相手に狙われて、ミスを犯してしまうのです。 また、この日の彼は運動量も少なかった。

センデロスやホイトも同様、彼ら若手は、試合中に一瞬の輝きを見せることもありますが、ベテランの選手にとっては“考えられないミス”も犯すため、これによりチームのリズムが大きく崩れてしまうことがよくあります。

この試合は、その若さの“正”の部分と“負”の部分が同時に出て、“正”の部分だけが結果に表れたといった試合でした。

 

セスクとアデバイヨールが沈滞していた状況を変えたことは事実ですが、今後の疲労を考えると、ここではしっかりと休ませてあげてほしかったですね。
アデバイヨールはある程度計算ができるので、ファン・ペルシーに代えてベンドナーを是非使ってほしかったのですが。

もう1人のFW、エドゥアルドは頑張っていました。 あのゴールこそが彼の真骨頂だと思います。
彼のクロアチアリーグでの得点映像を見たところ、彼は、動きだけ見れば運動量豊富にピッチを駆け回る“セカンドトップ的”な選手に見えますが、実はポジショニングに優れていて、ゴールの決め方などを見ると“典型的なセンターフォワード”であることがわかる、不思議な選手です。
察するに、彼は、90分間通して使えばチームに貢献し、ゴールをも決めてくれる選手だと思いますが、おそらく、途中出場で真価を発揮できる選手ではないのかなと思います。

 

次はホームでのポーツマス戦です。
“CL明け”としては非常に厳しい相手ですが、「エミレーツ3連戦」という恵まれたスケジュールを生かし、是非3ポイントを獲ってもらいたいところです。

 


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
恵まれたGP (salpa)
2007-08-31 18:17:17
CLのGP組み合わせが決定!強敵はセビージャ!しかし経験値に差があるので一位突破は使命でしょう.他のGPを見てもインテルと同じくらい恵まれたGPに組まれたと思います.最近のアーセナルはCLのGPに恵まれてますね.開幕ダッシュも上手くいき,課題だった中盤の選手も得点をあげており,いい流れだと思います.
エドゥアルドも初ゴールを記録したので流れに乗ってくれるだろう.初めてプレーを見ましたが,エドゥアルドはいい選手ですね.スーパーサブとしても期待します!!
他のGPではやはりバルサのいるGPEでしょう!リヨン,シュッツトガルトとレンジャーズという各国王者が集うので見物だね.今季はリーグで苦戦中もやはりリヨンとの対戦は見逃せません!バルサはエトー離脱も元アーセナルのアンリが活躍するでしょう.
とにかく今年もついに始まるCLから眼が離せません!!
返信する
Unknown (コバ)
2007-09-01 09:17:42
チェルシーのディアラを獲得したみたいですが、なぜ純粋なサイドを獲りにいかないのでしょう?CH要りますかね?ジウベルトの代役に不安があるとは思いますが、それを考慮しても疑問です。彼がチェルシーでこなしていた右SBには本職が3名いますしね。ヴェンゲル監督はよっぽどほれ込まないとウィングを獲らない気がします。オーフェルマウスとレジェスくらいかな。

ダニ・アウベスは、移籍しようがしまいが結局アーセナルにとっては敵となることが決まりました。ステアウアは昨シーズン観る限りは敵ではないし、スラヴィも「アヤックスの自滅がなければ」て感じですので、すんなり行けるんではないかと。去年は第4シードでハンブルグを引くなど嫌な感じでしたが、今年は恵まれすぎです。2年目ほどではないと思いますけど。
返信する
Unknown (ピレス)
2007-09-02 21:10:18
>>salpaさん
そうですね~。インテルやミラン、リバプールも恵まれたと思いますし、アーセナルもそうですね。 ここは是非1位で突破してもらわないと。

グループEはおもしろそうですね。レンジャーズがかわいそうですが(笑)


>>コバさん
自分も純粋なサイドの選手を獲りに行ってほしかったんですけどね。
たぶん、今季はロシツキー、フレブ、ウォルコット、エブエの4人でサイドを回していくつもりでしょう。全員怪我がちの選手であるのが困りますね。

移籍するならチェルシーでしたから、国内のライバルかヨーロッパのライバルかの違いですね。

昨年は、ハンブルグやCSKAなど当たりも外れもないと言うか、地味に厳しいグループでしたね(苦笑)
今季は4戦目当たりで決めてほしいものです。
返信する
Unknown (りぼーる)
2007-09-04 15:56:45
僕はチェコファンですが、スラヴィアは甘くないと思いますよ。代表にほとんど無縁な中堅集団のスパルタ、英雄シュミツェル率いる「U-20準優勝チェコ」中心の若手軍団スラヴィアでは全くメンタリティーが違いますよ。スラヴィアは恐ろしく勝負強いチームです。スパルタは国内からの引き抜きで貧乏リーグを何とか優勝しただけだと思います。

まあ、勝てるとは到底思いませんが、ロシツキーに沈められるなら本望です。
返信する
>>りぼーるさん (ピレス)
2007-09-04 19:46:51
貴重な情報をどうもありがとうございます。

もちろん、楽に勝てるとは思っていません。
アーセナルはグループリーグでは予想外のチームに苦しめられる傾向にあるので。
また、今回のスパルタとの試合も、アウェイではかなり苦労しました。


スラヴィアはアヤックスを倒しましたし、勝負強いなというのはわかります。
おそらく、スパルタ以上にしっかりと守ってくると思うんですよね。そちらの方がアーセナルにとっては嫌なので。

スラヴィアとスパルタはどれほどのライバル関係にあるんですかね?
もし、アーセナルとスパーズのような激しいライバル関係があるなら、スパルタ戦では奮わなかったロシツキーが、スパルタファンのために頑張ってくれるかもしれません(笑)
返信する
Unknown (りぼーる)
2007-09-05 09:12:31
アヤックスの連続自滅同様にU-20日本、U-20スペインはあの手の戦い方にひっかかりました。思わず笑っちゃいましたよ。またヤンダ(U-20のドリブラー)にやられたか、て。

同じく布陣見てこりゃあ駄目だわ、と笑っちゃうのがスパルタでした。拙すぎの一言。まあ予行演習にはならないでしょう。笑

ロシツキーはいずれにしろ、プラハのチームを沈めるのは辛いが、自分はスパルタ出身なのでスラヴィア相手のほうがまだいい、みたいなことを言っていたような。

昔はライバルと思っているのはスラヴィアの方だけで、明らかにスパルタ>>スラヴィアだったわけで、現在ではどうなのか、わかりませんが、スパルタは低落傾向止められず、かといってカウンター戦術は苦手なので、かなりやりやすい相手だったのでは。

いずれにしろロシツキーのビッグイヤーとスラヴィアの3位以上を願ってます。

そういえばロシツキー、ポーツマス戦良かったですね。彼にはゴールが最大の良薬です。
返信する
>>りぼーるさん (ピレス)
2007-09-07 14:57:45
またまたどうもです。
りぼーるさんは相当なチェコファンでいらっしゃいますね(笑)

スパルタの方が余計なプライドがある分、カウンターに徹することができなかったのかもしれませんね。

アーセナル関係者でなくても、多くの人が、
「2冠を達成したスパルタに連勝したのだから、スラヴィアにも勝って当然。」
と考えていることと思いますが、そう簡単にはいかないでしょう。
もちろん、クラブの規模と実績を考えなければ勝たなきゃいけないのですが(汗)


グループHは、このスラヴィアとステアウアがどれだけ実力を発揮できるかが、混戦になるかそうでないかのカギを握っていると思います。
返信する
Unknown (りぼーる)
2007-09-08 13:18:18
そうですね。スラヴィアは実力の150%くらい出さないと厳しいでしょう。

それにしてもチェコは格好悪いとこばかり放送されますねえ。U-20日本戦は見なかったことにしてほしい出来でした。でも完璧な負け試合を勝ちにしたんだぜ、てのがチェコの言い分かと。笑

本来のチェコは、まるで別のチームですよ。セントラルMFの主力3人が参加しなかったことは大きな痛手でした(彼らは当然一流クラブから誘われています)。予選のU-19EUROもあと一歩で優勝だったんですよ。笑

結局、大会が始まってパスサッカーを断念。本来CBのスヒー、ドリブラーのヤンダらで組んだ急造中盤が、縦ポン&カウンター戦術を「大会中に」マスターした結果が、本当にアルゼンチンに勝つかと思った素晴らしい決勝だったのだと思います。
返信する
>>りぼーるさん (ピレス)
2007-09-10 14:17:07
チェコは、どのカテゴリーでも意外と手堅いサッカーをするイメージがあるんですよね、個人的には。
なので、U-20の試合については驚きませんでしたが、本来のチェコというのも見てみたいですね~。

スラヴィアはそのU-20組が多いようですね。アーセナルはそのヤンダとスミチェルには気をつけなければなりませんね。
スミチェルは確かボルドーの時はCL予備予選は怪我で出場しませんでしたから、久しぶりのイングランドでの試合となるのかもしれませんね~。
返信する