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W杯アジア最終予選  イラン VS 日本

2005-03-26 | 日本代表
イラン 2-1 日本

得点)ハシェミアン2 / 福西崇史

HOME)イラン
                 ダエイ
        ハシェミアン

               カリミ     マハダビキア
         ザンディ
                 ネホーナム

     ノスラティ                カービィ
           レザエイ   ゴルモハマディ

              ミルザプール

AWAY)日本

           高原直泰    玉田圭司

       中村俊輔            中田英寿

            小野伸二
                   福西崇史

     三浦淳宏                 加地亮
           中澤佑二    宮本恒靖

               楢崎正剛

交代)玉田圭司→柳沢敦
    小野伸二→小笠原満男
    高原直泰→大黒将志


<12万人の声援は逆効果??>
前半、イランが先制点を取るまでは完全に日本のペース。硬かったのはバーレーン戦を引き分けて負けられないイランの方で、日本は落ち着いた立ち上がりを見せた。
守備では4バックが機能。このイランのシステムは現在のサッカー界で主流となっている4-2-3-1(両サイドの選手の上がり下がりによって4-3-3にも4-5-1にもなる。チェルシー、バルサ、マンU、リヨン、シャルケなどが採用。今日のイランは2トップだけど、マハダビキアが高い位置にはっているので「3トップ気味」)。つまりサイドに重点を置く攻撃に対する守備は3バックではどうしても厳しい。この試合に負けたことで「やっぱ3バックにするべきだった」なんて批判はあるだろうけど、4バックのチョイスは正解だと思うよ。引き分けたアジア杯よりも決定的な場面をかなり減らせたし、3バックにしてたらもっとマハダビキアのサイドをいいようにやられていたはず。ただ、2失点目は三浦のカバーのために中澤が引きずり出されたことによって中が薄くなり失点した。ここは中澤ではなくボランチにカバ-に行ってほしかった。このあたりは4バック移行による連携不足か。


<自滅した日本>
それまで攻守のバランスが良かった日本だが先制点は思わぬ形で与えてしまった。
俊輔が負傷してピッチの外に出た直後ののセットプレイから最後はハシェミアンに決められた。
いつも思うけど、こういうハプニングの後のセットプレイの守備で集中力を欠いてしまうね。この場面もマークがずれてしまった。

そして迎えた後半も完全な日本ペース。イランはリードしてるといつも後半抑え気味になる。その典型的な試合がアジア杯の韓国戦。あの守備陣で守り切れるわけないんだからそのまま攻めればいいのに(笑)

それにしても一番疑問が残ったのが「追い付いてから」の時間。ボールも支配していたのに何か集中力の欠如による単純なミスから2点目を取られた感がある…この時間帯は守るのか攻撃するのかもはっきりしなかった。日本は同点に追い付いて引き寄せた流れを自らが崩してしまった。
ジーコのその後の采配も奮わなかった。攻撃にリズムを与えていた小野を交代して小笠原を投入したのは失敗だったし、精彩を欠いていた高原に固執して大黒の交代が遅れ、結局大黒が入った時間からではパワープレイに出ざるを得ないので大黒のスペースへの飛び出しという持ち味は全く出せなかった。


<絶対に勝たねばならない戦いがそこにはある>
内容的には悪くなかったし、2点目を取られるまでは全て日本のプラン通りにいっていたと思う。日本は「勝負に勝って試合に負けた」わけだ。
しかし、この敗戦は予選の組合せ、日程が決まった時からすでに「予想の範疇」なので悲観することは全くない。ただ、これでホームのバーレーン戦の重要性がさらに高まったのは間違いない。

そのために一言、「早く切り替えて早く帰ってこい!!!」

実況がコーナーキックの時に何度も「さぁ、日本の大きな武器セットプレイ!!」って言ってたけど、あれは鈴木ありきでの話です(笑)

あと、英語版のFIFAの公式ページを見たけど、この試合の記事がトップに出てたね。アジアトップの戦いとして何気に注目されてたのかな??


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