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ボルトン戦 What a comeback !!!

2008-03-31 | アーセナル

ボルトン 2-3 アーセナル


得点) M・テイラー2 / ギャラス、ファン・ペルシー(PK)、セスク


HOME)ボルトン

                     K・デイビス


            M・テイラー              ディウフ

                 マッキャン    ガスリー

                       カンポ

       サミュエル                      ステインション
               A・オブライエン  G・ケーヒル


                     アル・ハブシ

AWAY)アーセナル

                  ベントナー
                        ファン・ペルシー

            ディアビー               フレブ

                   セスク
                         フラミニ

        クリシー                        トゥーレ
                 センデロス    ギャラス


                     アルムニア


交代)  ベントナー → アデバイヨール
     センデロス → ウォルコット
  ファン・ペルシー → ホイト


主審)クリス・フォイ

 

 

試合の詳細は、こちらへ(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

前半を終えて「0-2」。しかも1人少ない中で、後半に3点を挙げての逆転勝利。


前半を終えた段階では、今季もまた「リーボック・スタジアム」がアーセナルにとっての“鬼門”になろうとしていました。
支配すれども、
相手のファーストチャンスで失点し、ディアビーが馬鹿げたタックルを犯して退場し、ミスから最後はディフレクションで追加点を奪われた辺りは、
このチームの未熟さとツキの無さが出た、“らしい”部分でありましたが、
後半に意地とプライドを、そして今季最高のカムバックを見せました。

 

勝因の1つは、1点を返すまでの後半開始15分間で失点をしなかったことと、ギャラスのゴールになるでしょう。

前半は、失点こそしたものの、自分達がやりたいサッカーの“形”というのはある程度出せていたと思いますが、後半は開始からボルトンに一気に攻め込まれました。
この猛攻を、アルムニアのスーパーセーブ(ヘディングシュートを放ったケーヒルのプレーは、トゥーレの肩に飛び乗っていたためファウルのはずでしたが…)などでなんとか乗り切りました。
あの時間帯は、セカンドボールも全てボルトンに拾われ、苦手の高さを突かれて、“いつものボルトン戦”の展開になっていましたが、ここを乗り切ったことが何よりも大きかったです。 もし、あそこで失点して「0-3」になっていたら、試合は本当に終わっていたことでしょう。
そして、キャプテンのギャラスのゴールによりチームが自信を取り戻し、その後の同点・逆転劇に繋がりました。


そして、もう1つの勝因は、ヴェンゲルの珍しく積極的な采配です。
いつもは、追いかけていて点が欲しい時でさえも「4-4-2」の形を崩さないヴェンゲルが、DFのセンデロスをウォルコットに代えて攻撃の枚数を増やしたように、
彼が“形”を変えて、形振り構わず点を取りに行く意志、タイトルをあきらめないという意志を全面に出してきました。

アデバイヨールが、これまでの試合のように前線を自由に動き回るのではなく、中央でどっしりと構えたことで(これもヴェンゲルの指示?)、ボルトンの最終ラインに目に見える脅威を与え、
ウォルコットはほとんど右ウイングに位置して、ドリブル突破という攻撃のアクセントを加えました。
この采配で、明らかに試合の流れが変わりました。

 

 

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もちろん、降格争いをしているボルトンの“自信喪失”に助けられたことも事実です。現地「Sky Sports」解説のマット・ル・ティシエが、
「降格争いをしていると、(普通ならOKな)2点のリードを持っていても、1点を失うとすぐに自信が無くなって慌ててしまうものなんだよ。
と語ったように、“現在のボルトンが陥っている苦境”も試合を分けたポイントの1つになるでしょう。
アラダイス時代の憎らしいボルトンなら、そのまま逃げ切られていたことでしょう。
ボルトンにとっては、今後の運命を左右する敗戦だったかもしれませんね。

 

アーセナルにとっては、約60分間を10人で戦ったという肉体的疲労はあると思いますが、今後の「リバプール3連戦」に向けて、今回の試合で勝利した意味はそれ以上に大きいと思います。


最後に、そのリバプールとの「CL準々決勝」について簡単に触れておくと、
アーセナルはホームでの1st legを、
「3番勝負の1試合目とは捉えないこと」
が重要でしょう。

同じ対戦カードが続く時は、大抵1試合目はどうしても(先の試合を見据えてしまうため)様子見の展開になりがちですが、
アーセナルはそうとはせずに、ミラン戦の1st legのように、とにかく攻め切ることが必要だと思います。
“3番勝負の1試合目”、“勝手知ったる同国対決”
ということで、先にホームで戦うアーセナルがリスクを冒さずに試合を終えてしまうことも考えられます。
それでは、2nd legが厳しくなることが予想されますので、「エミレーツで決めに行く」覚悟で臨むべきだと思います。

 

次回の更新は、週末に。
おそらく、それが休止前の最後の更新になるかと思います。
申し訳ありませんが、全てのコメントの返信はその時にさせて頂きます。

 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tomoki)
2008-03-31 18:41:42
良く勝ちました!前半が終わったときは諦めというより呆れた感がありましたが、選手は捨てていなかったのでしょう。ボルトン側にも原因があった事は間違いないですが、僕はアーセナルの選手から気迫を感じました。今後もこの気迫を継続して欲しいです。
それにしてもディアビは・・・最悪です。控えめに言って戦力外でしょう。今夏に是が非でも放出して欲しいです。僕にはあのタックルはエドゥアルドが受けたタックルと同じ類に見えました。なぜあんなプレーが現在の状況で出来るのか全く理解できません。
今週からはとんでもない2週間ですね。終わった頃にどうなっているか・・・楽しみにしています。
返信する
対リバプール (コータロ)
2008-03-31 23:33:57
リバプールも長らくプレミアタイトルから
遠ざかっていて、最新のWSDのインタビューで
ジェラードは、プレミアにこそ飢えていると
話していました。
今後ジェラードがリバプールを出て行くことも
十分ありえますね。

今後アーセナルでベンゲルの手腕に限界を感じる選手がいるなら…
そうならない為にも、大型補強もやはり必要となる
でしょうね。


さて、そのリバポとのCLですね。
何が何でもタイトルを!!
頑張れ、ガナーズ!
返信する
Unknown (コバ)
2008-04-03 06:42:24
>CL

「タイトルはゼロかな」と思わざるえないに結果かなと。疲弊は明らかで、それは覇気すらも奪った気がします。このチームは攻撃的なチームとしては、得点数が少ない。止めを刺す武器がないです。フレブはシュートゼロですよ。彼の適正は左右で言えば右なのに、シーズンの多くで左に使わざる得なかったのは、ヴェンゲルのサイドの選手に関する見通しの甘さが響いたんでしょう。

返信する
Unknown (ヌーノ)
2008-04-03 19:49:17
>CL

ピレスさんには申し訳ないですが、予想通りでした。

ただ、1-1という結果はそう悪くもないのでは?
アーセナルとしては力を発揮しやすい状況かなと。
こんなデータもありますし。
ユナイテッド: 5戦1勝1分3敗(2勝3分0敗)
チェルシー : 9戦4勝2分3敗(6勝1分2敗)
アーセナル :11戦5勝5分1敗(10勝1分0敗)
リバプール : 8戦3勝1分4敗(4勝2分2敗)
今季、先制された試合の成績です。( )内は0-1を起点にした成績。
変な話、先制されてからのアーセナルってかなり強いんですよ。
CLにおける現在の状況はこれに近いと思います。
なので、まだまだ全然分からないだろうと。
もちろん、これはアーセナル側からのみのアプローチですが、
ここは確かアーセナルブログですよね(笑)
まあ、アーセナル頑張れ!ってことです。では。
返信する
Unknown (ピレス)
2008-04-06 17:28:01
>>tomokiさん
1点返してからは気迫を感じましたね。 このぐらいのメンタリティーを他の試合でももっと見せてほかったですが。。。

ディアビとエブエはいっつも危ないですよね。
コンディション的にフレッシュでしたでしょうし、今後のリーグ戦で使えないことを考えれば、CLのリバポ戦でディアビを使うことも考えられましたが、ヴェンゲルは反省させる意味を込めてか、使いませんでしたね。 まぁ、正しい決断でしょう。


>>コータロさん
やっぱジェラードはそうなんですか。
CLではいいですけど、プレミアでは優勝争いにも絡みませんもんね。

ヴィエラやアンリがそうだったように、セスクとかがそう感じ始めてもおかしくはないですよね。。。


>>コバさん
>疲弊は明らかで、それは覇気すらも奪った気がします。
本当にそうでしたね。 ボルトン戦で気を使い果たしてしまった気がします。
フレブは基本的にシュートゼロですね…
リーグのリバポ戦の最後のトラップミス見ても、最初からシュートのイメージがないからああなるんだと思います。


>>ヌーノさん
ほ~そんなデータがあるんですか。
まぁ、自分も最悪な結果だとは思っていません。 アンフィールドで少なくとも点は取れるんじゃないかと。
アーセナルブログのつもりはありませんが(苦笑)、今はほとんどそうなってますね(笑)
まぁ、これからも変わらず応援していくつもりです♪
返信する
Unknown (tomoki)
2008-04-07 10:57:32
悪い予想が当たりましたね・・・最後のわずかな希望も完全に断たれました。CLがありますが首脳陣は来季に向けて本格的に動き出して欲しいです。
とにかく資金を投入した戦力補強を希望します。現状のままではタイトルは獲得は難しいでしょう。少なくても競争相手はさらに強大な戦力を整えるはずです。
ピレスさんの仰る通り置いていかれますよ・・・
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>>tomokiさん (ピレス)
2008-04-13 22:25:31
おっしゃる通りですね。
ここ2シーズンに比べて他の3チームとの差が大きく縮まったシーズンでありましたが、補強を誤ると、また大きく離されかねませんね。。。
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