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Exceptional Talent

2007-03-26 | 日本代表

日本 2-0 ペルー

得点)巻誠一郎、高原直泰

HOME)日本

               高原直泰    巻誠一郎

         遠藤保仁                 中村俊輔

                         阿部勇樹
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
                 闘莉王    中澤佑二


                    川口能活


交代) 阿部勇樹 → 中村憲剛
     遠藤保仁 → 羽生直剛
    巻誠一郎 → 矢野貴章
    鈴木啓太 → 家長昭博
    中村俊輔 → 藤本淳吾
    高原直泰 → 水野晃樹


期待の“海外組”が両得点に絡み、その得点はどちらもFWから。さらに、家長や水野ら北京五輪世代の若手にもA代表での経験を積ませることができた。
細かい内容の修正点に目をつぶれば、「2007年のオシム・ジャパンのお披露目試合」としては、最高のゲームだったのではないでしょうか。


チームの中に“exceptional”な選手が1人加わるだけで、ここまでチームは変わるんだなと思いましたね。
その“exceptional”な選手とはもちろん、中村俊輔です。 彼の類稀なキープ力と展開力が日本の中盤に加わったことで、“2006年”では見られなかったオシムの理想とするサッカーが、少し垣間見えた気がします。
前半のうちから、中盤の底の鈴木や阿部が余裕と全幅の信頼を持って攻撃参加していたシーンに見受けられたように、中村が相手陣内でタメを作ることで、他の選手のフリーランニングの“量”が多くなり、中村が高精度のパスを出すことで、他の選手のフリーランニングの“質”も自然と良くなっていきました。
きっと“代表”の試合では、選手達の間にも普段以上に「リスクを冒したくない」という意識が働いて、それが、2列目・3列目からの飛び出しを躊躇させるものと思われますが、中村の高いテクニックによって周りに与える“安心”が、その躊躇を取り除いているように見えました。
また、彼はセットプレーでのボールの精度でも質の違いを見せてくれました。特に先制点のシーンでは、同じような位置からのFKを遠藤が先に2本蹴ってチャンスに結びつけられなかっただけに、その違いをより浮き立たせていました。

高原も素晴らしかったですね。ブンデスリーガでの好調さをそのまま維持していましたし、2点目のゴールはワールドクラスでしょう。 時として悪く出てしまうこともある“FW特有のエゴ”が、今回は相手への脅威となっていたと思います。


久々の代表戦だった中澤も、さすがの一言でした。
今後もオシムは、若いDFにチャンスを与えるでしょうが、彼らの前に立ちはだかるハードルは非常に高いと思います。


他に個人面で気になったのは、遠藤がどうしても代表で存在感を出せないことですかね。 今季はガンバで絶好調な分余計に、彼の元気の無さが目立ちました。 やはり、代表でのポジションが彼に合っていないのではないかと思いますが…

 

チームとしては、今後はバイタルエリアから先の位置での攻撃の工夫が必要でしょう。中盤でボールを回せてはいるものの、最後にシュートで終わった場面、決定機を掴んだ場面は少なかったと思います。

 

全体的に見れば悪くない試合だったと思いますが、ピサロ、ゲレーロ、ファルファン、ソラーノらがいないペルーがあまりにも歯ごたえのない相手だったことも事実です。 このレベルの相手に、ホームで負けるわけにはいきませんでした。
ペルーと前回対戦したのは、2年前のキリンカップ。 ペルーはこの時も同じように“2軍以下”のメンバーを送り込んできたのですが、日本はそこで「0-1」の敗北を喫してしまいました。
だから、日本を完全に舐めていたところはあったと思います。

そういった意味では、親善試合と言えど、毎試合結果を出していくことが、今の日本サッカーにとっては必要なのかもしれないとも思いました。

 


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