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経験不足の露呈

2006-10-13 | 日本代表

インド 0-3 日本

得点)播戸竜二2、中村憲剛

AWAY)日本

               巻誠一郎   播戸竜二

                    山岸智

        三都主アレサンドロ            駒野友一

                        中村憲剛
               鈴木啓太


           今野康幸   阿部勇樹   水本裕貴


                   川口能活

交代)水本裕貴 → 長谷部誠
    巻誠一郎 → 我那覇和樹
    播戸竜二 → 佐藤寿人


<7割の不満と2割の満足、1割の感慨>
苦しむような相手ではなかった。 インドの個々のテクニックのレベルとチーム全体の完成度を見れば、アウェイとはいえ大勝を収めなければいけない試合だった。

日本は、この試合で個々の「経験不足」を露呈してしまった。
ボールが足元に落ち着かず、繋ぎの部分でミスを繰り返した。 高さと強さがウリのはずの巻は、一回り以上体の小さい相手に対してフィジカルで優位に立つことが出来なかった。 2得点した播戸も前線でボールを収めることができず、得点以外の場面では不満が残った。

そして、最も理解できなかったのが、後半の試合の運び方だ。
「インド」を相手に「2点」をリードしている状況でも、選手達に「心理的余裕」が全く感じられなかった。 「2点差の状況」と「本来の実力差」を考えれば、ここは相手をパス回しで軽くいなす「横綱相撲」が見られてもよかったはずだが、逆に中盤でボール奪われて押し込まれ、どちらがリードしているかわからないような混乱状態を招いてしまった。
スタジアムには空席が目立っていたが、「もしこの試合も、2年前と同じように約9万人大観衆のこれ以上ないアウェイの環境で行われていたら」と考えると、選手達がそのプレッシャーに耐えられたかどうかは、どうしても疑問符がついてしまうところだ。
これら全ては選手達の「国際舞台での経験値の少なさ」と「メンタルの弱さ」に由来する。

水本が負傷退場した後の後半45分は、「今野・阿部・鈴木」と純粋なDFが誰一人としていない構成の3バックを敷くことになった。 相手がインドクラスの国なら、これでも十分に対応できるだろう。貴重な交代枠をディフェンスの選手に使ってしまうのは非常にもったいない。
しかし、相手のレベルがもう少し上になってしまうと、このままでは厳しいだろう。 闘莉王と坪井が怪我で召集できなかったこの試合だが、控えには、ガンバの実質的なディフェンスリーダーに成長し、セットプレーで高い得点能力を発揮する山口がいた。 前任者のような「序列」が、今後、オシムの中にできないことを祈る。


この試合、中村憲剛は攻守両面において素晴らしい活躍を見せた。
3点目のミドルシュートは、チーム全体のクオリティが「アジア下位クラス」にお付き合いしてしまった試合の中で、唯一「ワールドクラス」を示してくれたものだった。 パスのタイミングがもっと味方に合ってくれば、代表においてもさらにおもしろい存在となっていくだろう。

自分が応援する大宮と同じ時期にJ2の舞台に立っていたライバル選手が、共にJ1に昇格して代表にまで呼ばれて活躍する姿を見ると、非常に感慨深いものがある。

 


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