自分がアーセナルを好きになったのはいつからだろう?
昔から、アーセナルというクラブの「存在」は知っていた。 たぶん、スポーツニュース番組で海外のサッカーを「ハイライト」で見るようになったのが、「アーセナル」を好きになった最初だと思う。
あんなにも大きなクラブ、あんなにもトップブレイヤーが集まっているクラブなのに、ホームスタジアムの「ピッチと観客の距離」が見たことがないほど近い。 そして、必然的にテレビカメラの位置も近くなり、映像を見ていてもおもしろい。
その後、「ハイライト」を見ているうちに気付いたことがあった。
「このチーム、クロスからのヘディングのゴールがホントないな。 パスもグラウンダーばかり。 きれいなサッカー、きれいなサッカーやろうとしてんだなぁ~。」
「ハイライト」を見て感じた印象は正しかったと思う。
それがアーセナルの「スタイル」であり、その徹底的にやり通すスタイルが、見ていてとてもおもしろかった。
今となっては、アーセナルがその「スタイル」を変えようが、「スタジアム」を移そうが、「2部」に落ちようが、応援していく気持ちは変わらない。
しかし、そのアーセナルに魅かれていった最初の要因が、「映像の楽しさ」であり、その「映像の楽しさ」を演出していたのが「ハイバリースタジアム」だったと思う。
そしてここ数年、「ハイバリーに行くこと」が自分が即答で答えられる「夢」となっていた。
その夢が、今日叶いました。
授業後、クラスの友達(オカベくん) と昼ご飯を食べた後は、翌日にリバプールに行くための鉄道のチケットを買いに、一人で「Euston」に。
ハイバリーの最寄り駅はその名も「Arsenal」。
(ロンドンの地下鉄路線図はこちら)
ただ、乗換えが面倒だったことと、マイコと夕飯を食べに行く予定の7時まで時間があって、辺りを散歩したかったので、「Euston」から、「Victoria line」に乗って「Arsenal」から少し遠い「Finsbury Park」で降りて、歩いて行くことにした。
しかし、これが前日の「High Barnet」までの移動同様に失敗!!
地図で見るより遠いし、似たような道がたくさんあって複雑でわからない!!(今思えば複雑でもなんでもないんだけど…)
この日も道を尋ね続けた。
そして、違法駐車の取締りをしていた黒人の警官に、
「とにかく真っ直ぐだ。 真っ直ぐ行け。 そして、右を見ろ。」
とアドバイスされ、その通りにした。
そして、かなりの距離を歩いた後、右を向くと、
「ARSENAL STADIUM」
の文字が遠くから見えた。
やっとたどり着いた道のり、初めて生で見る「夢」に感極まって、思わず涙が出た。
そして、スタジアムに近づいていくにつれて、涙の量が多くなり、スタジアムの目の前に着いたと同時に雪が降り始めた。
最高の思い出です。
これから続く長い人生でも、あんなに感傷的になること、そして、あんなに印象的に残る光景はないと思いました。
黒人警官に言われた通りに、顔を右に向けてハイバリーを確認した瞬間。 それは決して忘れることのない瞬間になりました。
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