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05-06CL グループB第3節 スパルタ・プラハ VS アーセナル

2005-10-19 | アーセナル

スパルタ・プラハ 0-2 アーセナル

得点)アンリ2

HOME)スパルタ・プラハ

               スレピチュカ


           ゼレンカ       キセル
     ポラツェク                 ポスペフ

                ペトラーシュ

    カドレツ                      ベルグル
           ルカーシュ   ペトロウシュ


                ブラジェク


AWAY)アーセナル

             レジェス
                    ファン・ペルシー

       ピレス                   セスク

             フラミニ
                   ジウベルト・シウバ

     クリシー                     ラウレン
             シガン    トゥーレ


                  レーマン

交代)    レジェス → アンリ
   ファン・ペルシー → エブーエ
        セスク  →  オウス・アベイェ


<「過渡期」対決>
キャンベル、A・コール、ジウベルト・シウバ、フレブ、リュングベリ、ファン・ペルシー、アンリら最大7人を欠いたWBA戦からはジウベルト・シウバ、ファン・ペルシーが復帰!! そして望ましくない形となってしまったが、チームの緊急事態を救うために主将アンリがベンチ入りした。
対するスパルタ・プラハもアーセナル同様、チームの過渡期で状況は良くない。 昨季のCLで1人気を吐いたチェコ代表FWユンがトルコの強豪トラブゾンスポルに移籍し、主将のチェコ代表ポボルスキーが監督との確執からチェコ2部リーグのチームに移籍させられてしまった。 そのポボルスキーに代わって主将を務めるMFシボクも先日試合中に負傷して長期離脱。 さらにはサポーターが人種差別的なチャントをしたとしてスタジアムの半分を無観客とする制裁をUEFA受けていた。


<エース復活>
アンリはベンチに復帰したといっても、もちろんベストコンディションなわけではない。 そのため、ヴェンゲルも試合前に、
「この試合で30分ほど試して週末のマンチェスター・シティ戦にスタメンで出したい。」
というプランを明かしていたが、そのプランは崩れてしまった…
レジェスが相手選手との数回に渡る接触で腰を痛め負傷退場… 普段、ものすごい痛がりようを見せながらも何事もなかったかのようにプレーしてしまうことでプレミアファンにお馴染みなレジェスがいつもとは違う「地味な」痛がり方を何度もしていたので珍しくイヤな予感がしたが、予感は的中し、アーセナルはまたもレギュラーから怪我人を出すことに…

残り時間は70分以上もある。 30分と考えていただけに代わりにはオウス・アベイェが入るかと思われたが、ヴェンゲルはアンリを投入。
しかし、この交代がまさに「怪我の功名」となったのは21分、コロ・トゥーレのディフェンスラインからのロングボールをアンリが絶妙なヒールトラップ!!前を向き相手との間合いをはかり右足アウトサイドで放ったシュートはアウト回転がかかりながら左隅に吸い込まれ、アーセナルが先制!!
やはり、アンリだった。
チャンスは作りながらも決定力を欠き苦しむチームにさっそく今季CLのベストゴールの1つとなるであろう美しいゴールをもたらしてくれた。


<新スタイル>
今季CLで「結果」は出ているアーセナルはここからが違った。

アーセナルと言えば、ホームでもアウェイでもボールをつなぎ、ディフェンスラインを高い位置に設定して両SBもどんどんと上がっていく「トップギア」のサッカーを常に展開するチーム。 このトップギアがファンを惹きつけるおもしろいサッカーの「要因」でもあり、大舞台で結果が出ない「原因」でもあったが、今季のCL、特にアウェイでは「ローギア」をうまく使っている。

この試合のテーマは常に「リスク排除」。チャンスを作られそうになったら、つながずにすぐに大きくクリア。相手がフォアチェックに来たらキーパーにバックパス。攻撃も中盤でカットされる心配のないディフェンスラインからのロングボールを多用。どれもヴェンゲルのサッカー哲学にはないと思われたものが何度も見られた。 そして、相手に得点を許さず徐々にボール支配率を高めていった74分、ピレスの針の穴を通すようなグラウンダーのアーリークロスがアンリに渡り、アンリがディフェンス2人のマークをもろともせずにゴール!!エースがこの日2点目を決めたアーセナルがその後もプラハの攻撃を守り切り、勝ち点3を獲得!!


ともすると、アーセナルがこういった「エンターテイメント性のない」サッカーを展開すると、調子が悪いのではないか? と思われがちだが、ここはCL。それもアウェイの舞台本来はこれで十分なのだ。



 

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