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喜べない「大逆転」勝利

2005-09-08 | 日本代表

この試合に「大きな」収穫はない。
強いて挙げるなら、FWが3得点したこと2点差を逆転できたことだろう。  ただ、マスコミ等が評価する、その「大逆転」もいかがなものか?

結論を言ってしまえば、もしホンジュラスが試合1週間前に来てコンディション調整ができていれば、後半にホンジュラスDFの足が止まることはなく、そのまま逃げ切られていた可能性が高い。
つまり、テストマッチと違って調整期間の取れるW杯本番では、前半のようにミスを重ねたらもうそこで終わりだ。取り返しはつかない。

またこの試合の「大逆転」には、日本同様のホンジュラス守備陣の脆さも手伝った。ホンジュラスには同じ中米のメキシコのような手堅さはなく、特にセットプレーでの対応は目を覆うもので、厳しいことを言うと「ホンジュラスだから」逆転できたわけだ。
そういった日本、ホンジュラスの両守備陣の脆さもあってか、今回の試合展開は「スリリング」というよりは「お粗末」なものと言わざるを得ない。

そして、一番気がかりなのは宮本ライン設定
2点リードされた絶望的状況になって初めて押し上げたものの、5点目を取った後はまたズルズルと引き下がってしまった。
おそらく、アジア杯と最終予選での成功に味をしめているものと思われるが、それはあくまで「アジアレベル」で通用することであって、「世界レベル」で通用しないことはコンフェデのメキシコ戦とブラジル戦(特にメキシコ1点目のジーニャのロングシュート)でわかったはずだ。
また、宮本本人が日韓W杯時に語った「イングランドVSアルゼンチン戦における後半のイングランドの深いライン設定」は、リオ・ファーディナンド、ソル・キャンベルといった世界屈指の「人に強い」CBありきでの話。やはり、日本の現状であのラインの位置で世界レベルの攻撃陣と勝負するのはあまりに危険すぎる。


「VS中南米」の苦手意識を払拭するために組まれたホンジュラス戦。勝ちはしたが、その苦手意識はさらに深まったのではないだろうか?

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