安曇野の犀川沿いの道を妻も一緒に犬たちと散歩した。北アルプスの峰々が白く輝き、足元には緑が少し目立ち始め、空気は春のそれだ。しかし、風はまだ冷たく、ジャンバーの襟を立てて歩いた。
ゴールデンのロッキーもプードルのクララも元気に走る。見上げると青空の中でトンビが高く旋回し、春が来たのを感じるのか、「ピーヒョロー」と明るく高い声を何度も響かせていた。冬を乗り切ったのだ。よく見ると少し離れた空にもう一羽、やはり「ピーヒョロー」と声を響かせている仲間がいた。
ネットニュースで、犬たちがマスクをしている写真があり、専門家の説明があり、今回の新型コレラ菌は犬や猫には感染しないとあった。愛犬家のぼくとしては一安心である。
帰りに安曇野図書館に寄り、DVD二枚と、本三冊を借りて来た。「老人と海」「最高の人生の見つけ方」と、本は「ゆきのけっしょう」岩崎書店、絵本は「てんしっているの」サラダボウル企画、「聖書を読んだ30人」日本聖書協会の三冊である。