豚しゃぶのお仕事。
厳密に言えば、
冷しゃぶドレッシングのお仕事。
餃子のときと同じスーパーで。
調理をすると、やはり、
時間があっという間に過ぎていったけど、
帰りがめちゃくちゃ遅くなった。
仕事的には、経験値上げたなぁとは思うけど、
遠いところでしたくはない仕事だなぁと、
学習する。
★
今回はめずらしく、仕事の途中で、
メーカーの営業さんが陣中見舞いに来た。
メーカーの営業さんって、
朝の試食の準備を一緒にするというのは、
今までにもよくあったけど、
仕事の途中で、様子を見に来るという
陣中見舞いのかたちは、あんまりない。
大学生の頃していたときは、よくあったのだけど。
が、うわさによると、
実際には、
今でも、様子を見に来ていることは来ているらしい。
今は、
マネキンには声をかけずに、
お客のフリをしてその接客態度を見るとか、
遠くから、まじめに仕事をしているか見るだけ見て、
声もかけずに帰るとかするそうで。
誰が悪いというわけじゃないが、
信頼関係が希薄になったっていうことだよな。
何事にもいえることだけど、
「○○を引き受けた人が、○○らしく仕事する」
とは限らないって、思われているんだよな。
(私の場合、○○は“マネキン”ってことだけど)
まぁ、理解は出来るんだけど。
終始ずーっと一緒にいて、
仕事をするのはうっとおしくなるけれど(笑)、
バカみたいに、
同じセリフを大きな声で連呼していると、
ちょっとした会話はオアシス状態になる。
なので、私としては、
一声かけてもらえるほうが、やりがいがもてるのだが。
なので、
わざわざ名刺まで差し出され、
丁寧にご挨拶されると、
「がんばらなくっちゃ」と素直に思う。
が、今日の現実は、
「様子はどうですか?」と聞かれても、
全体的にお客さんが少ないので、どうしようもなく(笑)
少しでも明るい話題になればと、私は、
「実は私の実家が近所でして」と、話し始める。
「母が、午前中に6個ほど買ってくれました」
と、なんだか、恥ずかしい気持ちで。
(※化粧品のお客さんの気軽なお中元にするんだそうです)
なんていうんだろう……、
多分、母は、
小学校の学芸会に出ている娘を見る気持ちで、
仕事ぶりを見ている気がする。
そういうはしゃぎっぷり。
嬉しいような、気恥ずかしいような。
それを聞いて、
営業さんは、さわやかに笑った。
そのあとも、お客さんの反応とか、
いろいろ会話して、
「では、今日は7時までですけど、よろしくお願いいたします」
と、メーカーの人は締めくくりの言葉を言った。
そして、
「お母さまにも、くれぐれもお礼をお伝えください」
と、これまたさわやかに付け加えた。
これぐらいのことで、とも思うのだけど、
人の話をちゃんと聞いてちゃんと受け答えしてくれる、
営業さんだなぁ、と好感を持った。
ロボットみたいな人っている。
何を聞いても、機械的なパターンでしか、
受け答えが出来ない人。
聞いてないというより、聞こえていないというか。
マネキンに対して、
管理的姿勢で見るつもりなら、いらないけど、
温かいまなざしでならば、
一回ぐらいは来ていただいたほうが、
モチベーションは上がりますので、
こちらこそよろしくお願いしますってもんです。
厳密に言えば、
冷しゃぶドレッシングのお仕事。
餃子のときと同じスーパーで。
調理をすると、やはり、
時間があっという間に過ぎていったけど、
帰りがめちゃくちゃ遅くなった。
仕事的には、経験値上げたなぁとは思うけど、
遠いところでしたくはない仕事だなぁと、
学習する。
★
今回はめずらしく、仕事の途中で、
メーカーの営業さんが陣中見舞いに来た。
メーカーの営業さんって、
朝の試食の準備を一緒にするというのは、
今までにもよくあったけど、
仕事の途中で、様子を見に来るという
陣中見舞いのかたちは、あんまりない。
大学生の頃していたときは、よくあったのだけど。
が、うわさによると、
実際には、
今でも、様子を見に来ていることは来ているらしい。
今は、
マネキンには声をかけずに、
お客のフリをしてその接客態度を見るとか、
遠くから、まじめに仕事をしているか見るだけ見て、
声もかけずに帰るとかするそうで。
誰が悪いというわけじゃないが、
信頼関係が希薄になったっていうことだよな。
何事にもいえることだけど、
「○○を引き受けた人が、○○らしく仕事する」
とは限らないって、思われているんだよな。
(私の場合、○○は“マネキン”ってことだけど)
まぁ、理解は出来るんだけど。
終始ずーっと一緒にいて、
仕事をするのはうっとおしくなるけれど(笑)、
バカみたいに、
同じセリフを大きな声で連呼していると、
ちょっとした会話はオアシス状態になる。
なので、私としては、
一声かけてもらえるほうが、やりがいがもてるのだが。
なので、
わざわざ名刺まで差し出され、
丁寧にご挨拶されると、
「がんばらなくっちゃ」と素直に思う。
が、今日の現実は、
「様子はどうですか?」と聞かれても、
全体的にお客さんが少ないので、どうしようもなく(笑)
少しでも明るい話題になればと、私は、
「実は私の実家が近所でして」と、話し始める。
「母が、午前中に6個ほど買ってくれました」
と、なんだか、恥ずかしい気持ちで。
(※化粧品のお客さんの気軽なお中元にするんだそうです)
なんていうんだろう……、
多分、母は、
小学校の学芸会に出ている娘を見る気持ちで、
仕事ぶりを見ている気がする。
そういうはしゃぎっぷり。
嬉しいような、気恥ずかしいような。
それを聞いて、
営業さんは、さわやかに笑った。
そのあとも、お客さんの反応とか、
いろいろ会話して、
「では、今日は7時までですけど、よろしくお願いいたします」
と、メーカーの人は締めくくりの言葉を言った。
そして、
「お母さまにも、くれぐれもお礼をお伝えください」
と、これまたさわやかに付け加えた。
これぐらいのことで、とも思うのだけど、
人の話をちゃんと聞いてちゃんと受け答えしてくれる、
営業さんだなぁ、と好感を持った。
ロボットみたいな人っている。
何を聞いても、機械的なパターンでしか、
受け答えが出来ない人。
聞いてないというより、聞こえていないというか。
マネキンに対して、
管理的姿勢で見るつもりなら、いらないけど、
温かいまなざしでならば、
一回ぐらいは来ていただいたほうが、
モチベーションは上がりますので、
こちらこそよろしくお願いしますってもんです。
つまり、自分の仕事を受け継ぐ人、手に取る人、立ち寄っていく人、関わる人、全て、お客様として、「ありがとうございます」の気持ちを持ちなさい、と。
その営業さんは、ちゃんとした方だったんですね。
社長にとっては、全ての社員が、真っ先の「お客様」。本当のお客様にすら感謝の気持ちを失ってしまった社長が、どんな醜い姿になるか、またしてもまたしても、いやというほど見せられましたね。
もしかして、
あの牛肉と豚肉の見分けがつかなかくて、
指示したのかしなかったのか、
なかなか思い出せなかった社長さんのことが、
暗に含まれているのかな?(深読みのしすぎかな?)
醜いなぁとニュースを見ながら思ってたので、
つい、連想しちゃいましたけど。
★
きっと、あの営業さんにも、
醜い気持ちもあるだろうし、
マネキンを信じて痛い目にあったりとか、
いろいろあるだろうなぁと、思います。
なんでもない、ほんの数分の接触でしたが、
その無力さ、絶望さを味わいながら、
営業としての心構えのポジションに立ち返っていける
しなやかさを感じ取ったりしました。