朝、五時半に夫を見送ると(彼は朝6時までに行かなくちゃいけないのだ)、大概二度寝するのだが、カーテンを開けると、いつもより強い木々の揺れ。
台風接近の風だ。
上陸に脅威を感じていた人には、申し訳ないが、
子供のように、血が騒ぐ。
どんな風に海が荒れているか、見たいぞ!見たいぞ!
というわけで、ウォーキングする人々に混じって、海へ行く。
★
思ったより海は荒れていなかった。
さすが、内海の瀬戸内海。
いや、明石海峡か。
海岸に続く石の階段のところに座って、
しばし眺める。
この景色は、においがする、と思った。
目で、においを感じている。
なんだろう、と思ったら、
子供の頃の、林間学校とか、臨海学校とか、
その時の目からにおった朝と同じだった。
ラジオ体操とか、初日の出とか、
年に一回はチャンスがあって、
見に行く気持ちさえあれば、
出会える朝ではなくて、
自覚はなかったんだけど、
学校を卒業したっきり、
二度と出会うはずのないにおい。
しまった、と思った。
そろそろ、どこか働けるところを、
探さなくっちゃなぁと思ってた矢先に、
こういうものに出会うと、
また、ずるずるしそうな気がする。
あまりにも気持ちよすぎる。
こういうのは、もっと老後でもいいんじゃないだろうか。
あと最低20年はチャレンジャーで生きないと、
私という人は、ヤバクなる。
傷みというものを忘れてしまう人になる。
「自然」というものが、
遠足などの「非日常」で触れるものという
捉え方で育ってきたせいか、
気持ちよすぎる。
海がここまで気持ちいい刺激で、
対峙してくるとは、思わなかった。
★
今までは、
百均がないとか、レンタルビデオ屋がないとか、
「何がないか」ということの方に目がいっていて、
それは、困ることではあるけれど、
慣れたらなんでもないからと、気にしなかった。
が、今回は、
「今までの生活環境の中になくって、ここにあるもの。選べるもの」として、
人の遊んでいない海を見た時、麻薬のような気持ちよさがあった。
(※海水浴場としてみたときは、上手く言えないけど海ってヒトゴトでした)
この気持ちよさのために、短い睡眠でもいい。
朝の海へ行こう。
その後に二度寝する時間を確保するために、
働きに行くのはやめよう。
そんな選択肢が生まれてしまった。
だが、この気持ちよさを、
今、選べたとしても、
いつか、なんらかのかたちで、手放すことは明白。
その代償として、
外に出ざろうえない時、
必要以上に、「脅威」の自己催眠をかけてしまい、
適応に、
無駄な傷みと時間を、
費やしてしまいそうな気がする。
まぁ、引きこもりの人が外に出るときの
何分の1程度の「脅威」かもしれないけれど。
★
別に、お金が稼げなくったっていい。
育児でも、料理でも、着付けでも、五行歌でもなんでもいい。
次のステージに行かなくっちゃいけないと、
人生のアンテナが言っている。
この地の「自然」ではなく、
この地の「人」に触れていきなさいと言っている。
朝の海にうっとりして、
カタツムリの触角のように、くゆんと曲がりはじめながら。
台風接近の風だ。
上陸に脅威を感じていた人には、申し訳ないが、
子供のように、血が騒ぐ。
どんな風に海が荒れているか、見たいぞ!見たいぞ!
というわけで、ウォーキングする人々に混じって、海へ行く。
★
思ったより海は荒れていなかった。
さすが、内海の瀬戸内海。
いや、明石海峡か。
海岸に続く石の階段のところに座って、
しばし眺める。
この景色は、においがする、と思った。
目で、においを感じている。
なんだろう、と思ったら、
子供の頃の、林間学校とか、臨海学校とか、
その時の目からにおった朝と同じだった。
ラジオ体操とか、初日の出とか、
年に一回はチャンスがあって、
見に行く気持ちさえあれば、
出会える朝ではなくて、
自覚はなかったんだけど、
学校を卒業したっきり、
二度と出会うはずのないにおい。
しまった、と思った。
そろそろ、どこか働けるところを、
探さなくっちゃなぁと思ってた矢先に、
こういうものに出会うと、
また、ずるずるしそうな気がする。
あまりにも気持ちよすぎる。
こういうのは、もっと老後でもいいんじゃないだろうか。
あと最低20年はチャレンジャーで生きないと、
私という人は、ヤバクなる。
傷みというものを忘れてしまう人になる。
「自然」というものが、
遠足などの「非日常」で触れるものという
捉え方で育ってきたせいか、
気持ちよすぎる。
海がここまで気持ちいい刺激で、
対峙してくるとは、思わなかった。
★
今までは、
百均がないとか、レンタルビデオ屋がないとか、
「何がないか」ということの方に目がいっていて、
それは、困ることではあるけれど、
慣れたらなんでもないからと、気にしなかった。
が、今回は、
「今までの生活環境の中になくって、ここにあるもの。選べるもの」として、
人の遊んでいない海を見た時、麻薬のような気持ちよさがあった。
(※海水浴場としてみたときは、上手く言えないけど海ってヒトゴトでした)
この気持ちよさのために、短い睡眠でもいい。
朝の海へ行こう。
その後に二度寝する時間を確保するために、
働きに行くのはやめよう。
そんな選択肢が生まれてしまった。
だが、この気持ちよさを、
今、選べたとしても、
いつか、なんらかのかたちで、手放すことは明白。
その代償として、
外に出ざろうえない時、
必要以上に、「脅威」の自己催眠をかけてしまい、
適応に、
無駄な傷みと時間を、
費やしてしまいそうな気がする。
まぁ、引きこもりの人が外に出るときの
何分の1程度の「脅威」かもしれないけれど。
★
別に、お金が稼げなくったっていい。
育児でも、料理でも、着付けでも、五行歌でもなんでもいい。
次のステージに行かなくっちゃいけないと、
人生のアンテナが言っている。
この地の「自然」ではなく、
この地の「人」に触れていきなさいと言っている。
朝の海にうっとりして、
カタツムリの触角のように、くゆんと曲がりはじめながら。
朝の海を見に行って、
睡眠を減らして、働くぐらいしたらいいのかもしれないけれど(笑)
今までの生活パターンに、海を追加するの。
絶対挫折しそう(笑)
今日(8月27日)も朝の海へ行ってきました。
MDウォークマンと万歩計をつけて。
センチメンタル感覚とヘルシー感覚ごっちゃまぜ。
今日も淡路島と明石海峡大橋が、
海に浮んでおりました。
丁度一ヶ月になって、根をおろしているかなと
思った矢先だったのに、
まるで避暑地にロングバケーションに
来ているような錯覚を覚えます。
(朝はすずしいし。海風も快適だし)
全然就職活動する気にならない~。
かけがえのない時間はお金にも変わるのだけど
お金ではけして買えない。。。
朝の海が見れるなんてこんな贅沢なこと
買ってでもしたいものよ
次のステージにいかなくちゃ。うん。