日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

着付けの先生の優しさと生き方

2005年05月20日 | 着物の日々
着付けのお稽古に行く。

今日はふたりだったけど、
もうひとりの人が中々来なかったので、
長々とここ最近の着物経験のお話を
先生にしてしまった。
(ちなみに、昨日も、着物でKさんと会ってたんだぴょん!)

     ★

クリーニングに出していた、着物を取りに行ったら、

「『もう雨の日にきたらあかんで』って、
クリーニング屋のおっちゃんに言われちゃって。
でも、500円まけてくれて、嬉しかったです」

と庶民的な話をしていたら、

「あぁ、雨コートあるんじゃなかったかな……」

と先生が探し出して、

「これ、若い頃に着ていたものやけど、
この前、新しいのも買ったし、あげるわ」

と、なんでもないことのように仰る。

えぇっ!と驚いて、たじろく。

「クリーニング屋さんで防水加工してもらってもいいし、
スプレーもあるんじゃないかな」

恐縮しまくるが、いただく。

あぁ、これは、
受け継がなくっちゃいけない優しさだ。
今は何も出来なくても、
私が年をとったら、
してあげなくっちゃいけない類の優しさだ。

500円まけてくれた、おじさんの優しさも含めて。

     ★

そんな着付けの先生だが、
来週から、
ある施設に入って、奉仕活動をするため、
三ヶ月大阪を離れるという。

店を閉めたら、
まだ体が動くうちにしておきたいことの
ひとつだったらしい。

その間の二ヶ月は、
先生の妹さんと、お弟子さん
(普段はふたりとも一緒に着付けを勉強しているけれど)
が見てくださるという。
(8月は夏休みなんだそうな)

いってらっしゃい、気をつけて。

私はそのあいだに、半幅帯の結び方を思い出して(忘れてますがな)、
頑張って浴衣をきたりしています。

9月には着物で京都に行きましょうね!

最新の画像もっと見る