日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

ついでに成熟もしちゃいましょう。

2006年03月21日 | TV・映画などの日々
芦屋歌会での、着物の話を書こうと思ってたけど、明日に延期します。

いや~よかったですよね。WBC。

PCもあけずに、
TVにかじりついて見てしまった。

でも、皆さんもそうだったんじゃありません?

アクセス数と閲覧数が、
ものすごく少なかったですよ(笑)

こんなにスポーツ観戦に熱くなったのは、
『スラムダンク』の山王戦以来だ(……って、漫画かよ!!)

     ★

日本が苦労の末、
運を味方につけながらも(メキシコ感謝!!)
優勝が嬉しいというのは、
当たり前として、

私が胸を打ったのは、
他の国の人たちの、ファンの成熟度だ。

具体的には、
韓国のファンの人たちとキューバのファンの人たち。

日本が勝ったことに対しての、
「アジアの代表として頑張ってほしい」とか
「負けて悔しいが、日本はいいプレーをした」とか、
そういう、勝った相手を称え、
負けた自国の人たちを責めない姿を見て、
大人だなって思った。

本当は、
国単位で、
ひとくくりにすべきではないのかもしれない。

私は、マスコミに対して、
どうしても不信感があるので、
いいところだけを切り取って、
放映しているだけで、
おこちゃまな駄々っ子の、
韓国の人のコメントや、
キューバの人のコメントも、
あったのかもしれない、という、
勘ぐりは、少しあるけれど、

マスコミの人たちだって、人間だ。

どっちものコメントを聞いたとしても、
大人なコメントをした人たちのほうが、
印象に残ったのだろうと、考えて、
今回は見させてもらった。

そして同時に、比べてしまった。
日本のファン。

日本のファンは、もし負けていたら、
悔しがるのは当然としても、
相手を称えるところまで、
瞬時に気持ちを持っていけただろうか。

想像すると想像できない、
悲しい偏見が私の中にあった。

負けたほうの国から、称えられたからって、
テングになっちゃいけないわよって思う。

TVを見ながら、
「いえいえ、そちらさんも、素晴らしゅうございましたよ」
と、
対戦相手の国の人たちに、
心の中で深々と頭を下げていた。

報道なんかされなくったっていいから、
浮かれ飲みあかした人たちの会話の中に、
キューバや韓国の人たちを称える言葉が、
盛り込まれてたらいいな、と思う。

私の偏見がズレていて、
勝って余裕があるからこそ、
学べるところを沢山吸収している
日本人がいることを、
すんごく願う。

勝った分だけ、
子供に戻ってはしゃぎながらも、
同時に成熟したいと思った。

本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

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