では、昨日のゆずポンのおばちゃんのお話。
私が少し遅刻して、
担当の人を探しているときにはすでに、
おばちゃんの準備はある程度目処がついてて、
他のメーカーのマネキンさんと、
雑談していた。
私が「おはようございます」と挨拶すれば、
なんだかめんどくさそうだった。
で、一回の冷淡さで、すべてを認識しないのが、
私の悪いところ。
自分の準備で、おばちゃんの前を通ったときに、
「ポン酢を売るんですか?」と、聞いたら、
「……そうよ。ポン酢よ(なんか文句ある!?)」
という怪訝そうなリアクションをされた。
さすがに、「あ、もうだめだ。近づかんとこ」と悟る。
ところが、本格的に準備をしていると、
今度はおばちゃんのほうから話しかけてきた。
「え!?そこで売るの?」と嫌そうなトーンそのままに。
どうやら、私のカレーの売り場が、
棚をひとつ挟んだ隣とだというのが、
とても嫌だという感じのようだった。
お客さんがやってくる方向が、
私側の方向からやってくるとわかっていたからだと、
後になってわかった。
「近すぎるわ。もっと、離れてしてくれないと、
私の試食、食べてもらわれへんやろ」という感じ。
確かに、カレーをもぐもぐ口の中に入れたら、
すぐ隣の試食には、手を出しにくいよな。
「私ってあつかましい?」みたいな、心理状態も働くし。
でも、
んなこといったって……な、ところだ。
私にしてみれば。
★
お店が開店し、
少し手間取ったが、
派遣元から送られてきていた電子レンジで、
カレーをチンして、販売開始。
と、言っても、客は足を止めてくれないが。
お客さんに避けられていたら、
ポン酢おばちゃんが近づいてきた。
「何を売ってるの?一個ちょうだい」と、
マッシュルームなどの具材が多めに入っている試食皿を取った。
私は、店の人に見られていないかなぁと、
少し不安になりながら、「どうぞどうぞ」と差し上げた。
私は、他の人が売っているものに、
関心がないわけじゃないけれど、
食べてみたいとか、買ってあげようとか、
そういう互助的というか、物々交換的なレベルまで、
コミットメントする気がしない。
ひととおり商品の説明を求められたので、
一応「どうせ買わないのになぁ」と思いながら、
説明をした。
すると今度は、
生野菜に、ポン酢をかけたものを、
おばちゃんが持ってきて、
「食べて食べて。おいしいから」と、
カレーを乗せたトレイの横に、置いていった。
お礼を言いつつ、
あぁ、これで同罪かぁ……。なんて思いながら、
店の人が通っていないことを確認して、
小さく丸くなって食べた。
しばらくすると、おばちゃんがきて、
「食べた?おいしかった?」と聞いてきた。
食べた、というと、私にDSを早口で言う。
そして私に食べた感想を求める。
後で様子を見ると、お客さんが捕まらないので、
私の感想を、早速、レポートに書いているようだった。
まだ、午前なのに。しかも休憩中でもないのに。
お昼も、おばちゃんは
10分早く切り上げて取り、
10分遅くもどってきて、仕事をし始めた。
それでも、15分、DSをしたら、
30分は、どっかに行っているという様子だった。
最初は、野菜を切りに、ウラへまわっているのかと、
思っていたけれど(それもあるみたいだけれど)、
他の同世代のマネキンさんのところへ行って、
いろんな話をしていたようだった。
その証拠に、戻ってくるたびに、
「このお店はあかんわ。
ウィンナーとかのマネキンさんですら、
暇をもてあましているもの。
子どもすら、試食せぇへんもん」
と、情報を収集しては、話してくれた。
(ちなみに、他のマネキンさんもおばちゃんところに、来たりしていた)
私に言わせれば、
でも、おばちゃん、もっと、この場にいて、
声だして、人呼ばな、なげてるやん、って感じなんだけど。
★
4:30ぐらいになって、
偶然、おばちゃんは尼崎で、
私が東大阪から来ているということがわかった。
おばちゃんは、
「それやったら、今日は6:00になったら、
即かえらなあかんで。
バス6:09やから。その次は6:49やねんから
9分のに乗ったら、新快速は6:34にすぐ乗れるし。
それで乗られへんかったら、あんた、悲惨やで」
と、いう。
6:00ジャストまで呼び込みをして、
片づけをはじめたら、
6:09には絶対に間に合わない。
だが私は、
「遅いんだったら、遅くてもいいんだけどなー」
ぐらい最初からあきらめていたし、
どうみても、
おばちゃんより、後片付けに時間がかかるのは、
明白だった。
だから、6:49で、バスを待たずに乗れてよかった、
ぐらいな心持ちで行こうと思っていた。
が、おばちゃんは、私を利用した。
仕事が終わると、
レポートに担当の人のサインなどをもらわなければならないのだが、
それは、原則6:00以降お願いできる行為なのだが、
帰りのバスの時間が、時間であること、
そして、それが困るのは、私(おばちゃんのことね)だけではなく、
あのカレーの販売の女性も同じだからということで、
担当の人に訴えたらしく、
「一緒に行こう、今担当者捕まえたから、
サイン先にもらっとこ」と言って、私を連れてウラへ回った。
時間はまだ、5:00を回っていなかった。
ズルするために、利用されたとしか思えないけど、
現実、普段の三分の一しか
お客さんが、くいついてこないので、
時間をもてあましていることも事実だったので、
いい子になって断る意欲も湧かず、
一緒にサインをもらってしまった。
その時ですら、おばちゃんは、
無意味ないちゃもんをつけてくる。
「え!?、
9:30~10:00は、時給がつくの!?
私らサービス残業やのに」とかとか。
うちは、日給で、もらっているんです……。
そんなところまで、チェックして、
つっかかってこないで……。
そんなに損することが、嫌か?おばちゃん。
★
いくら急いでいるとはいえ、
おばちゃんは、6:00十分前には、
すべての後片付けを終えて、一服していた。
私はと言えば、
電子レンジを直す段ボール箱が見つからなかったり、
梱包し終えたと思ったとたん、
説明書を入れ忘れたり、
宅急便で、派遣元に送り返すのだが、
サービスカウンターを探す途中で、
お客さんにいろいろ尋ねられて、
一緒になって探したりとかして、
気がつけば、6:10だった。
もちろんおばちゃんは、
バスに乗り込んだのだろう。
結局私は、
中途半端に早めに終わったかたちになり、
出口で出店の時間を用紙に記載しているときは、
6:20となっていた。
バスの時間まで、30分以上あった。
でも、6:09のバスにおばちゃんと一緒に乗って、
新快速で大阪まで、微妙に一緒というのを想像すると、
(いや、利用し終わった私は用無しになって、突き放すな。間違いなく)
こっちのほうが、まだマシかな、と思う。
都合よく振り回されちゃったなぁ~と、思いながらも、
どこか、その要領のよさを羨ましがっている自分も、
右も左もわからない、滋賀県の空の下で感じ取っていたりもした。
お元気で。もう別に会いたくないけれど(笑)
私が少し遅刻して、
担当の人を探しているときにはすでに、
おばちゃんの準備はある程度目処がついてて、
他のメーカーのマネキンさんと、
雑談していた。
私が「おはようございます」と挨拶すれば、
なんだかめんどくさそうだった。
で、一回の冷淡さで、すべてを認識しないのが、
私の悪いところ。
自分の準備で、おばちゃんの前を通ったときに、
「ポン酢を売るんですか?」と、聞いたら、
「……そうよ。ポン酢よ(なんか文句ある!?)」
という怪訝そうなリアクションをされた。
さすがに、「あ、もうだめだ。近づかんとこ」と悟る。
ところが、本格的に準備をしていると、
今度はおばちゃんのほうから話しかけてきた。
「え!?そこで売るの?」と嫌そうなトーンそのままに。
どうやら、私のカレーの売り場が、
棚をひとつ挟んだ隣とだというのが、
とても嫌だという感じのようだった。
お客さんがやってくる方向が、
私側の方向からやってくるとわかっていたからだと、
後になってわかった。
「近すぎるわ。もっと、離れてしてくれないと、
私の試食、食べてもらわれへんやろ」という感じ。
確かに、カレーをもぐもぐ口の中に入れたら、
すぐ隣の試食には、手を出しにくいよな。
「私ってあつかましい?」みたいな、心理状態も働くし。
でも、
んなこといったって……な、ところだ。
私にしてみれば。
★
お店が開店し、
少し手間取ったが、
派遣元から送られてきていた電子レンジで、
カレーをチンして、販売開始。
と、言っても、客は足を止めてくれないが。
お客さんに避けられていたら、
ポン酢おばちゃんが近づいてきた。
「何を売ってるの?一個ちょうだい」と、
マッシュルームなどの具材が多めに入っている試食皿を取った。
私は、店の人に見られていないかなぁと、
少し不安になりながら、「どうぞどうぞ」と差し上げた。
私は、他の人が売っているものに、
関心がないわけじゃないけれど、
食べてみたいとか、買ってあげようとか、
そういう互助的というか、物々交換的なレベルまで、
コミットメントする気がしない。
ひととおり商品の説明を求められたので、
一応「どうせ買わないのになぁ」と思いながら、
説明をした。
すると今度は、
生野菜に、ポン酢をかけたものを、
おばちゃんが持ってきて、
「食べて食べて。おいしいから」と、
カレーを乗せたトレイの横に、置いていった。
お礼を言いつつ、
あぁ、これで同罪かぁ……。なんて思いながら、
店の人が通っていないことを確認して、
小さく丸くなって食べた。
しばらくすると、おばちゃんがきて、
「食べた?おいしかった?」と聞いてきた。
食べた、というと、私にDSを早口で言う。
そして私に食べた感想を求める。
後で様子を見ると、お客さんが捕まらないので、
私の感想を、早速、レポートに書いているようだった。
まだ、午前なのに。しかも休憩中でもないのに。
お昼も、おばちゃんは
10分早く切り上げて取り、
10分遅くもどってきて、仕事をし始めた。
それでも、15分、DSをしたら、
30分は、どっかに行っているという様子だった。
最初は、野菜を切りに、ウラへまわっているのかと、
思っていたけれど(それもあるみたいだけれど)、
他の同世代のマネキンさんのところへ行って、
いろんな話をしていたようだった。
その証拠に、戻ってくるたびに、
「このお店はあかんわ。
ウィンナーとかのマネキンさんですら、
暇をもてあましているもの。
子どもすら、試食せぇへんもん」
と、情報を収集しては、話してくれた。
(ちなみに、他のマネキンさんもおばちゃんところに、来たりしていた)
私に言わせれば、
でも、おばちゃん、もっと、この場にいて、
声だして、人呼ばな、なげてるやん、って感じなんだけど。
★
4:30ぐらいになって、
偶然、おばちゃんは尼崎で、
私が東大阪から来ているということがわかった。
おばちゃんは、
「それやったら、今日は6:00になったら、
即かえらなあかんで。
バス6:09やから。その次は6:49やねんから
9分のに乗ったら、新快速は6:34にすぐ乗れるし。
それで乗られへんかったら、あんた、悲惨やで」
と、いう。
6:00ジャストまで呼び込みをして、
片づけをはじめたら、
6:09には絶対に間に合わない。
だが私は、
「遅いんだったら、遅くてもいいんだけどなー」
ぐらい最初からあきらめていたし、
どうみても、
おばちゃんより、後片付けに時間がかかるのは、
明白だった。
だから、6:49で、バスを待たずに乗れてよかった、
ぐらいな心持ちで行こうと思っていた。
が、おばちゃんは、私を利用した。
仕事が終わると、
レポートに担当の人のサインなどをもらわなければならないのだが、
それは、原則6:00以降お願いできる行為なのだが、
帰りのバスの時間が、時間であること、
そして、それが困るのは、私(おばちゃんのことね)だけではなく、
あのカレーの販売の女性も同じだからということで、
担当の人に訴えたらしく、
「一緒に行こう、今担当者捕まえたから、
サイン先にもらっとこ」と言って、私を連れてウラへ回った。
時間はまだ、5:00を回っていなかった。
ズルするために、利用されたとしか思えないけど、
現実、普段の三分の一しか
お客さんが、くいついてこないので、
時間をもてあましていることも事実だったので、
いい子になって断る意欲も湧かず、
一緒にサインをもらってしまった。
その時ですら、おばちゃんは、
無意味ないちゃもんをつけてくる。
「え!?、
9:30~10:00は、時給がつくの!?
私らサービス残業やのに」とかとか。
うちは、日給で、もらっているんです……。
そんなところまで、チェックして、
つっかかってこないで……。
そんなに損することが、嫌か?おばちゃん。
★
いくら急いでいるとはいえ、
おばちゃんは、6:00十分前には、
すべての後片付けを終えて、一服していた。
私はと言えば、
電子レンジを直す段ボール箱が見つからなかったり、
梱包し終えたと思ったとたん、
説明書を入れ忘れたり、
宅急便で、派遣元に送り返すのだが、
サービスカウンターを探す途中で、
お客さんにいろいろ尋ねられて、
一緒になって探したりとかして、
気がつけば、6:10だった。
もちろんおばちゃんは、
バスに乗り込んだのだろう。
結局私は、
中途半端に早めに終わったかたちになり、
出口で出店の時間を用紙に記載しているときは、
6:20となっていた。
バスの時間まで、30分以上あった。
でも、6:09のバスにおばちゃんと一緒に乗って、
新快速で大阪まで、微妙に一緒というのを想像すると、
(いや、利用し終わった私は用無しになって、突き放すな。間違いなく)
こっちのほうが、まだマシかな、と思う。
都合よく振り回されちゃったなぁ~と、思いながらも、
どこか、その要領のよさを羨ましがっている自分も、
右も左もわからない、滋賀県の空の下で感じ取っていたりもした。
お元気で。もう別に会いたくないけれど(笑)