日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

急遽、浴衣!

2007年08月06日 | 着物の日々
さて、昨日の東大阪歌会へは、
浴衣を着ていきました。

実は、数日前に、
リサイクル着物店に行って、
名古屋帯と帯締め、帯揚げを購入していたので、
絽の着物を着ていこうと思っていたのに、
歌会前日の土曜日の夜に、
着物の本を見ていると、
苦手としている、半幅帯が、
写真を見てちゃんと結べるような、
根拠なき自信が、むずむずと湧いて。

目覚めても、あって(笑)

「これは、浴衣じゃ~!!」と、
重ねてある着物の中でも、
下のほうに置いてある浴衣を出して、
変な感じでついている折り目にアイロンをかけて、
パッパパッパと着付けていく。

私が結び方で目をつけたのは、もちろん「つのだし」。

でね、やっぱり直感は当たってて。

いつも「ここからがわからん!どうやったっけ!?」
のところが、
ある瞬間から、ふとわかってしまって、
過去に、先生に言われたことも、
こころとからだに、一気に染み込んでわかったのだ。

も、気持ちいいったりゃ、ありゃしない!
結べたときの感動といったら(笑)

ただね、この最初が、
一番きれいに結べたのよ。

やり方はもう迷わなくなっても、
完成度が、どんどん悪くなっていったのよね……。

     ★

やはり、帯がスムーズに結べたことと、
長襦袢を着ないせいか、
浴衣は早く着れた。

時間が余った。鏡をじっと見た。

すると気になる、浴衣のしわ。

アイロンをかけ忘れているところが、
目立っているように思えたし、
なんといっても、
襟の折り目が、ちとおかしすぎ。

着付けもなんだか、しっかりしていないように思え。

裾よけ以外全部脱いで、
浴衣にアイロンをかけなおし、
もういちど着なおす。

そして、さぁ、これから、
半幅帯よ!というところで、母から電話。

「今から、お父ちゃんと買い物へ
布施まで行くけど、一緒にしない?」

買い物は無理だけど。
歌会会場は布施。

「今日は歌会やからあかん。
でも、布施までは乗せてって!!」

夫に頼むと、タクシー代を取られるから!!

ってことで、
着物を着終えた時間を見計らって、
迎えに来てもらう約束をした。

ところが、母、すぐ到着。

「着付け、なんか手伝えることあるかと思って!!」

素晴らしいお心遣いだが、
私は、
夫が下着姿で寝ている(彼はパジャマとか嫌いなのだ)部屋を、
慌ててふすまで隠す。

すると、着付けをしている和室に、
クーラーの風が入ってこなくなった。

扇風機を出してくるけど、あ、あ、暑い……。

また、半幅帯の着付けなんて、
人にどう手伝ってもらえばいいのか、さっぱりわからん。

そして、
母に(っていうか、誰かに)見られながら、
帯を結ぶという緊張感で、
あぁ、目の前がチカチカするぅ~。

できるものが、できなくなっていく。

結び方はわかるのだが、
てとタレの長さの調節が、なんだかなんだかわからない。

そういう私の状態がわかり、
急降下に落ち込み始めた母に、
気を使い、
「あれ片付けて。これ片付けて。お父ちゃんはどこおるの?」
などなど、
落ち込ませるヒマを与えないように、
質問と命令ぜめにして。

ますます着物に集中が出来ず。

三回も、結びなおしてしまい、
三回目が、一番ヘタクソだった……。

そして、歌会の帰りに、
つのだしの帯の写真を撮ってもらったが、
恐れていた、結び目のほころびを見つけ。あぁ~。

        
        パッとみぃはわかりませんが……。
        ナイショにしときます(笑)
        帯のふくらみのためのハンカチ、
        やっぱ入れとくべきだったな……。
        どこに入れるかわからんが(笑)


また、家に帰って。

ケータイで着物姿の写真を撮っていたら、
「あ、本来、
襟が気になったから一旦脱いで、
アイロンかけて、
着なおそうと思ってたのに、
そこをかけるの忘れてたじゃない!!」
と、気がつき、
後の祭り的に、がっくりしました。

襟の折り目が、首を挟んで、
かえるのケロちゃんのように笑ってた……(わからなくていいです。この比喩)。

やっぱり、あわてちゃ、いけません。
特に着物を着るときは。はぁ……。

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