演劇鑑賞会で、トムプロジェクトの「風を打つ」を鑑賞しました。
１９９３年水俣。あの事件から時を得てよみがえった不知火海。
かって、その美しい海で網元をしていた杉坂家は、その集落で初めて水俣秒患者が出た家で、多くの差別や偏見に悩まされてきた。
やがて、杉坂家の人々は、ちりめん漁を再開する。
東京から、１５年ぶりに長男夫婦がもどってくる。
家族の葛藤。
祭りの日に、勇壮な太鼓の演奏終了後、主人公は、美しい装束に身を包み、つらかった想いを皆の前で述べ、魚たちも人間も「戻って来い水俣に」と叫ぶ。
最後の美しいシーンにとても感動しました。
７２歳とは思えない若々しい音無美紀子さん、さすが元アイドル太川陽介さん。
カーテンコールは拍手のあらしで、とても盛り上がりました。
