孫崎享講演会

富山県保険医協会主催で、孫崎さんの講演会「ＴＰＰ参加で日本社会・医療はどうなるか～国家主権命と食の安全をめぐる岐路で考える」がありました。
目からうろこ、示唆に富む、いつまでも聞いていたい講演でした。
・消費税大増税、円安による物価上昇、年金減額、法人税減額という自分たちを苦しめる政策を次々と打ち出す安倍政権・自民党を、国民はなぜ選んでしまったのだろう。
・正規は年収460万円、非正規は160万円、300万円の差がある。今年からあらゆる分野で非正規が認められる。
こんなに格差が広がったら、きっと不満が爆発するだろう。
・日本ではＮＯというマスコミがいない。ロシアでは、300人が逮捕された。ロシアは発表する場があっただけれど、日本には発表する場がないということだ。
・ＴＰＰのＩＳＤ条項でメキシコやカナダが訴えられ、多額の賠償金を払った。ＴＰＰは、国家の主権を喪失する。日本は本当にそれでよいのだろうか。
・国民保険制度が崩壊し、アメリカの保険会社が日本に進出することになる。
・中国と尖閣で戦争が起こった場合、海軍では勝てるかもしれないが、空軍では、中国は150機のファントム１５に対し、日本は15機しかないので負けるだろう。
など印象に残りました。