たらちね日記

日々のつぶやき

実りある1日 その2 「熊取 弥栄園」へ

2008-08-07 09:21:06 | Weblog
12時にITステーションを出、次なる目的地へ!


幸いなことに班のメンバーの一人が、次なる施設でボランティアをされていて
事前に交渉し 見学依頼を受け入れていただき、決行となりました。
大阪南部・和歌山との中間の位置にJR[熊取」そこに降り立った5人は
軽く昼食を取り目的地へ!

そこは 広大な緑の敷地に
「特別養護老人ホーム弥栄園」
「デイサービスセンター弥栄園」と
「身体障害者療養施設弥栄園」の3施設が隣接し、施設ごとを隔離するのではなく
自由に散策できるように、設計され ていました。
幅広い遊歩道で、四季折々の草木が観賞でき
アットホームな雰囲気で創設者の理念が見て取れました。
今回は その中の「身体障害者施設」を見せていただきました。

18才~上限なし
昭和61年開園当初から23年間クラブ活動を取り入れられ
陶芸・書道・俳句・絵画・パソコン…と情操教育にも力を入れて
こられたようです。
驚いたことにパソコンは最初 肢体不自由のリハビリのため
ウインドウズ98ごろからはじめたそうで
今では月2回のパソコンクラブの日は、みんな楽しみにされているようでした。

車椅子で移動できる人は、多目的室に集まって、黙々とパソコンに取り組み
びっくりしたのは歩くことも、自分を支えることも出来ない不自由な人が
自分の部屋で一人

体をくねらせて、足でマウスを操作し、又自分の頬に特殊機器を使って
パソコン画面を操作したり 又ITステーションで見てきたばかりの
とくしゅボタンで画面操作し家族とインターネットで交信する姿を目の当たりにし

わたしは、愕然となりました。

人間の能力の無限さに、今迄私は何をやっていたのだろう。

体の使える部分を駆使して絵を描き全国で受賞されたり、
   
(桜島を背景に長渕剛コンサート風景…絵の中の人間一人一人に魂がある。)
動かない指を少しずつ使ってパソコンで、見事な作品を完成させるなど、実に
無限の能力と、がんばりに頭が下がりました。
いままで想像していたくらいイメージは吹っ飛び、明るい寄宿舎生活にほっといたしました。
職員の方々も何故か家族?のように親しみをこめ接しておられ

わたしも近ければ、こんなところで、お手伝いがしたくなりました。
最後に長時間、案内・説明をしてくださったY主任・それからここを
紹介してくださったメンバーSさん、これも日ごろあなたが、この施設に
貢献しておられるお陰です。

   ~写真は全て許可をいただいて撮影しました。~

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4 コメント

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わたしは、考え方が変わりました。 (たらちね)
2008-08-08 12:02:02
深井先生の講義だけでは、理解に苦しみ、「そんなことまでしてパソコンしなくても」なんて思っていたのですが、実際現場で彼らの姿を見、胸がつまりました。パソコンだけが、生きがいといった感じで
一生懸命とりくんでいました。私もがんばります。
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パソコンは弱者のみかた (kom)
2008-08-08 09:25:45
たらちねさん、素晴らしい現場を見ましたね、私の友人にもIT福祉を終了して現在障害者のIT支援ボランティアをしている人がおります。そのお手伝いで参加した事があります。又視覚障害者の方もメーリングリストで我々と全く同じ土俵で話合いをしています。
特に情報弱者にはパソコンは素晴らしい道具ですね
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みんな、普通の人間なのです。 (たらちね)
2008-08-08 09:15:48
パソコンもしたいし、CDも聴きたい。
手でCDをセットさせるか、足でするかの違いです。
むしろ我々健常者のほうが不器用ですね。
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感動しました (hetappy)
2008-08-08 08:06:20
昨日、ブログを拝見したんですけど、出てくる言葉もなく、胸がいっぱいになってそのまま、閉じさせてもらいました。
人間の能力は無限…心にグサリ!ときます。
そんなふうに頑張っている人、それを支える人。
頭が下がります。
たらちねさん、やっぱり私の師匠です!
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