京都で新型コロナウイルス感染の2人目 中国籍の20代男性
2/5(水) 21:15配信
京都新聞
京都で新型コロナウイルス感染の2人目 中国籍の20代男性
京都市役所
京都市内に住む中国籍の20代男性に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが5日、分かった。
【写真】ガラガラの嵐山
厚生労働省によると、男性は1月24日の夕方から体調不良となり、25日には37・5度の熱とせきが出たたため、27日に医療機関を受診した。医療機関は感染症の疑いがあるため隔離したスペースで診療したが、肺炎などの症状は見られなかったという。31日に別の医療機関を受診した際、検査で肺炎の症状が見られたため、そのまま入院。2月4日に新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たという。
男性は、勤務先で中国人観光客を1日に300人程度接客しており、その中には新型コロナウイルスの感染者が多い湖北省からと見られる観光客もいたと話しているという。
京都市で新型コロナウイルスの感染者が出たのは、1月30日に発覚した20代の中国人留学生の女性に続き、2人目。
感染拡大 関西にも波紋…マスク売り切れで着けられず 受験生も自習できず…
2/5(水) 19:48配信
読売テレビ
感染拡大 関西にも波紋…マスク売り切れで着けられず 受験生も自習できず…
感染拡大 関西にも波紋…マスク売り切れで着けられず 受験生も自習できず…
感染拡大はいつまで続くのだろうか。先月末、新型コロナウイルスの感染者が確認された関西でも波紋が広がっている。
大阪・吹田市の私立大学受験専門の予備校。こちらの自習室はいつもなら受験生でいっぱいなのに、中はがらんとしてしていて、利用者がほとんどいない状況だ。
関西の私立大学の受験がピークを迎える中、例年なら受験生で満席になる予備校の自習室も、新型肺炎などを警戒して人影もまばらとなっている。
受験生「(家だと)あんまり集中できないというか、ここに来た方がはかどるのはありますね」「すごい嫌ですね。怖いですし、まだここらへんに来てるとは聞いていないので、まだ大丈夫なんかなっていう気持ちでやってます」
この予備校の責任者は「一人出てしまうと一気に増えてしまう恐れがあるので、そこは万全を期しているつもりです」と話している。
こうした中、市民の窓口である役所でも感染の拡大を防ぐ動きが。
「これが2月3日付で、新型コロナウイルス関連の肺炎に対する職場・職員への対応ということで通知した文書になります」
大阪・摂津市では3日、市役所に勤務する職員約1200人に対して、新型コロナウイルス対策の通知文を送り、マスクの着用や消毒液の使用など感染予防の徹底を呼びかけた。
「もし万が一、自分が罹患していた場合、市民の方に移さないことも当然、大事なことだという風に思います。できることを心がけようということで通知したところです」
しかし…、呼び掛けから2日経った5日、庁舎ではマスクをしていない人の姿が目立つ。
職員「通知が出たので買いに行ったんですけど、近くのドラッグストアが品薄状態で手に入らなかったので、(マスクを)できていない状態です。したくてもできないっていうのはありますね」
対策したくてもできない。新型コロナウイルスの猛威が世界中に広がる中、もどかしさが募る。
こうした中、4日に会見を開いたWHO(世界保健機関)は、現時点では世界的な大流行を意味するパンデミックの状態には至っておらず、「特定の地域で流行する状態にある」との見解を示し、冷静な対応を呼び掛けた。
増加の一途をたどる感染者数。日本や世界の対応はこのままで大丈夫なのだろうか。