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次々と“孤独死”する有名人

2020年02月24日 | 病気 余命を考える 死を迎える準備


次々と“孤独死”する有名人……しかし、一人暮らしだから孤独というわけではない

2/24(月) 10:11配信

読売新聞(ヨミドクター)
リングドクター・富家孝の「死を想え」

 先日、プロ野球界の至宝、野村克也さん(84歳)が一人暮らしの自宅で虚血性心不全で亡くなられました。自宅の風呂場でうなだれているところを家政婦が見つけ、病院に搬送されましたが間に合わなかったようです。

 その少し前、同じように一人暮らしをしていた歌手の梓みちよさん(76歳)も、自宅のベッドの上で冷たくなっているところをマネジャーに発見されています。さらに、1月末に亡くなった宍戸錠さん(86歳)も、自宅で倒れているところを親族が見つけ、救急車が呼ばれましたが、救急隊が駆け付けたときにはすでに亡くなっていたといいます。いずれも一人暮らしで、いわゆる孤独死でした。
次々と“孤独死”する有名人……しかし、一人暮らしだから孤独というわけではない

イメージ
一人暮らしの高齢者が増えている

 孤独死については、だいぶ前から問題になり、一人暮らしの高齢者について「独居老人」という言葉も使われてきました。そのため、孤独死には、社会的に孤立した身寄りのない不幸な独居老人が、誰からも看取(みと)られずに死んでいくというイメージがあります。

 実際、統計データを見ると、65歳以上の一人暮らし高齢者の人数は、1980年には約88万人でしたが、2015年には約592万人と大幅に増えています。この人数は今後ますます増え、40年には約896万人にまで増えると予想されています。一人暮らしの高齢者は、とくに女性が多く、男性の倍になるとされています(内閣府「令和元年版高齢社会白書」)。
孤独死は心疾患や脳疾患が多い

 医師の目から見ると、孤独死で問題だと思うのは、亡くならなくてもいい方が亡くなっていることです。とくに最近は、死後数日から、長いと1か月以上もかかって発見されるケースがあり、後から調べると、なんらかの疾患になったとき、周囲に助けを求めれば助かっていたと思えることが多いのです。

 孤独死を扱ってきた医者によると、ほとんどのケースは、心疾患か脳疾患が死因です。心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の発作で倒れ、そのままということです。なかには、部屋のなかで転倒して助けを呼べず、そのまま衰弱死したというケースもあります。肺炎になってそのままというケースも、肝硬変で意識不明になってそのままというケースもあります。いずれも、相当な高齢な方でなければ、まだまだ生きられたはずなのです。

 また、発見後、「変死」扱いとなり、遺体発見以降の周辺調査や「検死」や「司法解剖」などによって死因を特定しなければならないという別の問題もあります。さらに、本当に身寄りがない方の場合、埋葬や遺品整理など行政の手間がかかることなどもあります。



望んで一人暮らしをする人も多い

 ただ、高齢者の一人暮らしが問題かと言うと、そうではありません。望んで一人暮らしをする方、一人暮らしに満足されている方も多いからです。

 内閣府の調査によると、一人暮らしをしている高齢の方のうち、78.7%が「現在の自分の生活に満足している」と、さらに76.3%が「今のまま一人暮らしでよい」と回答しています。(「平成26年度 一人暮らし高齢者に関する意識調査」)

 回答者の男女比は1対2で女性が多く、年齢は65歳から80歳以上までですが、元気な一人暮らしの方が多いのです。こういった方のなかには、お子さんが同居を受け入れてくれても、「子供の世話にはなりたくない」と、あえて一人暮らしを選ぶ方もいます。また、老後の一人暮らしの気ままさ、趣味生活を楽しむ方も多いのです。 

 もちろん、それは余裕があってのことで、年金だけで孤独な一人暮らしを余儀なくされている方もいます。
有名人は一人暮らしでも孤独ではない

 有名人の方の場合、一人暮らしをされていても、仕事をしている方のほうが多いので、孤独ということはありません。野村さんも、つい最近までイベントに出たり、テレビで野球解説をされたりしていました。また、梓みちよさんも、通販番組や歌番組に出演し、まだ新曲を出したいと言っていたと言います。宍戸錠さんも映画出演はなくなりましたが、地元の仙川では庶民的な顔を見せ、地元の方々と近所付き合いを楽しんでいたと言います。
喪失感を抱えた人たち

 ただし、3人の方々は、「喪失感」を抱えていました。野村さんの場合、2年前に愛妻の沙知代さんが亡くなられてから「さびしい」と周囲にしきりにもらしていたと言います。梓さんの場合は、昨年5月に愛犬を失い落ち込んでいたようです。宍戸さんは、10年前に約50年連れ添った妻・游子さん(享年77)を亡くし、さらに、その翌年には愛犬のシェパードを失っています。

 大切なものを亡くした喪失感は、年をとればとるほど身にこたえます。そういう意味では、やはり、孤独死と言えるかもしれません。



社会的な死を避ける

 私は、人間の死は、ふた通りあると考えています。「社会的な死」と「動物としての死」です。人間は「社会的動物」と言われるように、家族と社会(共同体)のなかでしか生きられません。家族や共同体とのつながりがあるから生きているのです。これが失われた時に訪れるのが社会的な死で、動物としての死は、いわゆる生命の終わり、医学的な死のことです。

 アメリカで75年間にわたって724人のアメリカ人の人生を追跡した調査研究があります。この調査研究を発表したロバート・ワルディンガー氏は、調査から判明したことを次のようにまとめています。

1、家族や友人、地域と結ばれた人々は、そうでない人々よりもより幸福、健康、長寿である。孤独は命を縮める。

2、親しい人たちとの関係の質が重要である。家族や友人がいても争い事があれば、健康によくない。

3、 よいつながりは身体的健康のみならず、脳にもよい。困った時に頼れる人がそばにいると、記憶力も長く維持できる。

 つまり、長生きを望むなら、一人暮らしをしても家族、友人、社会とのつながりをなくしてはいけないのです。本当の孤独死をしないためには、これがいちばん重要なことです。
次々と“孤独死”する有名人……しかし、一人暮らしだから孤独というわけではない

富家孝
富家孝

 医師、ジャーナリスト。医師の紹介などを手がける「ラ・クイリマ」代表取締役。1947年、大阪府生まれ。東京慈恵会医大卒。新日本プロレス・リングドクター、医療コンサルタントを務める。著書は「『死に方』格差社会」など65冊以上。「医者に嫌われる医者」を自認し、患者目線で医療に関する問題をわかりやすく指摘し続けている。





yoy***o* | 9時間前

一人暮らしだと急な体調の異変があった時に助けてもらえないから確率論的に早死にするっていうことかな?
若い時だとそれはもったいないと思うけど、中年を過ぎたあとならそれはそれで別にいいと思う。
辛い病気を長い間看病されるのも周りを不幸にしかねないし、ポックリ逝くのはある意味理想的だと憧れる部分すらある。

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トリトリ |8時間前

ある意味、発見され救急処置を低コストで受けられるのは、
人生のロスタイムが貰えたというぐらいの差でしか無い。

自宅療養中などで、
同居していても別部屋で就寝中に亡くなり翌朝発見されるなどは
珍しくもない。

独居でも死後48時間以内に発見され、焼かれて骨になるまでの手続きと住居と遺品の撤去の手配が事前に済ませてあれば、違いがあるのだろうか?
ただその辺りの代行をする仕組みがわが国では確立されておらず、倒産したり弁護士だとて当てにはできなかったりする。

昔武蔵野市が不動産権利を担保にシステムを作ったことがあったが、今は聞かない。
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boc***** |8時間前

認知症が出て、判断力が鈍ると、何かあっても自力で助けを求めることが不可能になる。
足が痛んでアパートの階段を降りられず、食べるものも調達できず、なんてことにもなりかねない。
若い人でも独居はリスクが高いけれど、高齢者はなおさらだと思う。
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納言 |9時間前

いま日本政府は新型コロナの中国人入国の件で経済を取るか、高齢者たちの生命を取るかの選択に迫られているよね。
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kam***** |4時間前

孤独死でも良いけど早いうちに発見して欲しい、とりあえず普段から子供と連絡を取合い、連絡がなくなったら早めに見に来てくれと言っとこう
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hit***** | 9時間前

ポツンと一軒家で紹介される一人暮らしの方々の豊かな暮らしを見ていると、孤独死は悪いものではないと思います。
死んだ後にすぐに発見されるシステムさえ整っていれば理想の死に方ではないでしょうか。
ほとんどの方が伴侶や近しい人を亡くされ、次は自分と覚悟して生きていらっしゃいます。
それまでは頑張る、けれど亡くなった方が迎えに来てくれたらもう十分と納得され逝かれるはずです。
救急車を呼ばれて無駄に延命されるよりはよほど苦しまずに命を閉じる事が出来るとおもいます。

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yxd***** |5時間前

あのテレビに出てくるポツンとさんたちは、住居が孤独なだけで地域との繋がりはある。
赤の他人が好意で弁当持っていってあげてるおばあちゃんもいて、むしろ幸せな生活に見える。
一人で死ぬことと、日々の生活が孤独なこととは違うんだと思う。
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yuu***** |4時間前

都会のポツンとの方が孤独だろうね。
死んでも腐敗するまで発見されず。
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yye***** |5時間前

同感です!
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竜馬 |3時間前

まさしく、そのおりだと思います。
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uam*** | 9時間前

一人暮らしの高齢者の大きな問題は、住む所でしょうね。
持ち家なら良いけど、賃貸なら断られる事が多いと聞く。
この記事の様に孤独死のリスクが大きいから仕方が無いとは思うけど。

一人暮らしの高齢者の住宅問題は、これから大きな問題になると思う。

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re***** |3時間前

持ち家でも賃貸でも
体の自由が利かなくなったら一人暮らしできないし
そのうち「要介護レベルの高齢者用の集合住宅に引っ越す」
っていうのがスタンダードになるかもね
すでにそういうマンションできてるし
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cre***** |2時間前

いま、シニア専門の賃貸やシェアハウスなんて沢山あるし、行政に頼めば年齢なんて関係なく賃貸は借りられますよ。

「持ち家神話」を信仰してる人たちって、永遠にその家がメンテナンス不要だとでも思ってるのかな?
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ひとり静***** | 9時間前

孤独死という言葉が誤解を生むんじゃないかな?
何人かの「死」をみてきたけど、皆、ひとりで死んでいきます。
家族に囲まれても、愛する人に看取られても、「ひとり」で息をひきとられます。
亡くなられた方の想いは、その方しかわからないと思いますよ。
野村さんは奥様のところに逝かれ幸せなのかも知れない。
要は、生きている「今」をどう生きるか?なんじゃないかな?
私は「ひとり暮らし」が好きですし、幸せですが・・・

返信0

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fac***** | 10時間前

核家族化から独居化へと流れていくのは必然のこと。
老齢化して一人で死ぬは「孤独死」というより「独死」であり
増えていくのは不思議ではないし、特別な事でもない。

返信0

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bluesorange | 9時間前

孤独=心情的に他者とのつながり感がないという主観。
家族と一緒に暮らしていても「わかってもらえない」と感じていいればその人は孤独になる。
孤立=社会的に他者とのつながりがないこと。客観。
一人暮らしでも地域ネットワークの中で暮らしていれば孤立ではない。
死後数週間発見されない等、今問題になっているのは孤立状態を背景にした孤独死。
やっぱりわかりにくいので、用語、用法がうまく整理されるといいんだけど。

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p09***** | 9時間前

どの死に方が楽、かは死んだ人に聞けないのでハッキリは分かりませんが、「心臓カテーテル検査」中に心室細動から心停止になった患者さんが10分後に蘇生処置をして意識を回復した後に、

「あー、気持ちよく寝てました。何かありましたか?」

とおっしゃってました。いきなり心臓が止まることには「苦痛」がないようですね。

「がん・肺炎・交通事故」で亡くなるより、「楽」なのは確かですね。しかし死に方は選べない、それだけですよ。

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qax***** | 8時間前

2、……家族や友人がいても争い事があれば、健康によくない。

これを避けるために、『独り』を選択する人もいると思う。身内だからこそ一度拗れたら元には戻せなくなることもある。
むかし、スープの冷めない距離、というフレーズが流行ったけど、適度な距離感は大事なこと。

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oja***** | 9時間前

孤独かどうかは本人にしかわからない、もしかしたら本人もわからないかもしれないから、むやみやたらに孤独死と言うのは良くないと思う。

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ken***** | 6時間前

死ぬときは一人。だって、病気でしんどいとき、他人にそんな姿を見られたいか。本当にしんどくなったら、動物は一人になるのが自然。やっぱり若いってうらやましい。孤独だなんだといっている人は、常に孤独を感じているから、孤独そうな人を勝手に孤独と決めつけて、他者にも自分が感じている孤独を感じさせようとしているだけ。動物としては弱者。強者は一人でいても平気。でも、孤独じゃない。死んでも、自分は土にかえるだけで、無にはならない。生きていても、死んでいても、常にみんなと同じ。今はたまたま人間の形をしているだけ。人間は嫉妬してしまうからね。一人になりたいというのは、若い人たちといると、その若さに嫉妬してしまうからかもしれませんね。嫉妬すると本来の自分を見失ってしまう。一人になっても、他人とはつながっているという感覚は常にあるんだ。一人が孤独と感じる人は弱者。たぶんものすごく生きづらさを感じている。みんな幻想





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