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2020年01月04日 | 社畜奴隷の二ホン、、世界で稀な勤勉な馬ヵ

長々書いてるが、最後の4ページだけ読めば解る、、、最後の赤字部分。

もっと簡潔に書きなさい。


非大卒の“慎ましくて従順”な若者がついに「上級国民」をぶっ壊す日

2019/12/29(日) 11:00配信

文春オンライン

 今年、特権階級を指す「上流国民」という言葉が注目され、流行語大賞にもノミネートされた。格差社会が叫ばれて久しい日本で、いま何が起ころうとしているのか。
 社会階層論、学歴社会論などが専門の社会学者、吉川徹・大阪大学人間科学研究科教授が読み解いた。

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◆◆◆

 平成は、昭和天皇の健康悪化による自粛ムードの末、しばしの服喪を経て始まった。だが令和元年は全く違った。「計画運休」ならぬ計画改元だったからだ。結果、国民はかげりなく今回の皇位継承を受け止めることができた。

 ところで今、日本人女性の第1子出産平均年齢は30.7歳、第2子出産平均年齢は32.6歳だ(内閣府が公表している2016年の数値)。25歳前後だった昭和の昔と比べると、ずいぶん高年齢化したものだ。すると皇位継承の30年のインターバルは、現代日本人親子の標準的な年齢差とほぼ同じだということになる。天皇家の親から子へ、子から孫へという「代替わり」は、この点で日本人の世代継承をまさに象徴するものだといえる。その粛々たる進行が、国を挙げて奉祝されたというわけだ。

 平成の始まりのときは、そうした世代間継承に反発したり、批判的にみたりする世論が一部だがあった。それはある面で至極もっともなことだっただろう。これを手放しで祝うことは、上層再生産という不平等構造の是認につながるからだ。翻って考えるならば、平成の30年間に、日本人は上層の世代間継承を、温かい「下から目線」を送りつつ黙認するようになったようにみえる。
非大卒の“慎ましくて従順”な若者がついに「上級国民」をぶっ壊す日

小泉進次郎衆院議員と滝川クリステルさん ©共同通信社
世代間継承への温かい「下から目線」

 平成の後半期、昭和の宰相の子や孫たちが相次いで首相を歴任した。福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、そして安倍晋三だ。彼らの在任期間は通算で11年にもなる。その間、世論はこれをおおむね黙認してきた。

 今年の出来事としては、小泉純一郎元首相の息子の小泉進次郎代議士が、滝川クリステルと結婚し、時を経ずして環境相に就任した。来年にはさっそく二世(純一郎の孫)が生まれるという。4月の統一地方選挙、7月の参議院議員選挙では、相も変わらず世襲候補が数多く当選した。上層の地位継承は、地域社会レベルでも支持されていることが推し量られる。

 そういえば地上波テレビのバラエティ番組や情報番組では、長嶋一茂(ミスタープロ野球、長嶋茂雄の息子)や石原良純(元東京都知事、石原慎太郎の息子)がコメンテーターなどとして引っ張り凧だし、タレントのMatt(元プロ野球投手、桑田真澄の息子)の個性的なメイクも話題になった。

 ヒット中のディズニーアニメ映画『アナと雪の女王2』の主役の2人の日本語吹き替えを担当するのは、松たか子(昭和の歌舞伎界のプリンス松本白鸚の娘)と神田沙也加(昭和のトップアイドル松田聖子の娘)のセットだ。しかし、そのことに「まさにプリンセス限定か?!」など突っ掛かる向きはなく、好意的に受け止められている。

 これらを振り返ると、やはり日本人は上層の地位継承を黙認しはじめているのでは?という疑念がますます強まる。この方向での世論の「保守化」は、この先の日本の重要な論点となる可能性がある。




「上級国民」を「ぶっ壊す!」予兆も

 それでは、この日本のサイレント・マジョリティは、どれだけ不利なカードを引かされ続けても、上層の権益独占にフォロワーとして「いいね!」を送り続けるのだろうか? そう考えながら2019年を振り返ると、そうでもない気配を読み取ることができる。

 ひとつは「上級国民」バッシングだ。池袋の暴走事件をはじめとしたいくつかの事故や事件に、人びとは激しい怒りの声を上げた。自分たちとは日常的なコミュニケーションがなく、それゆえに顔が見えない「上級国民」がいて、じつは街中ですれ違っている。だが、もしかするとその人たちは、自分たちが知らない大きな特権をもっているのではないか? そういう疑念がその根源にはある。熱量の多い「下から目線」の先では、黙認と炎上の臨界点は紙一重だ。

 あるいは、多発した「あおり運転」にもそうした予兆は読み取れるかもしれない。これは見知らぬ通りがかりの相手への、激しい怒りの表明だ。様々なケースがあるが、相手がどのような車種、どの年式の車を運転しているかということで、その社会的地位をおおよそ推測したうえでの行動だと思われる。するとそこには、日常接することの少ない、「向こう側」にいる匿名の人びとへの怒りや不満の暴発があることが疑われる。
東大卒の志位和夫、山口那津男が選ばれない意味

 もうひとつは、7月の参議院選挙でみられた全く新しい動きだ。「れいわ新選組」の2議席とともに、「NHKから国民を守る党」(以下「N国」)が比例区で1議席を確保したのだ。「N国」の立花孝志党首は、「ぶっ壊す!」という決め台詞を叫ぶ人気ユーチューバーだ。そして彼は、政党党首には珍しく高卒学歴だ。

 彼は何を「ぶっ壊す!」と訴えているのか、初めは理解できなかった。しかし、やり玉に挙げられているNHKとは何かを考えれば、答えはみえてくる。NHKが他局と異なるのは、ニュース報道の分厚さと、教養、文化、国際コンテンツの多さだ。国民すべてから受信料を取って、自分たちには興味のない番組ばかりを制作するのは不合理だということなのではないか。つまり、党名に入っている「NHK」が表象しているのは、大卒層が主導する文化であり、N国は、大卒層だけが利益を享受している閉鎖的な社会を「ぶっ壊す!」と暗に主張したのだ。

 だれが、「N国」に投票したのかは、まだ十分に分析されていない。また、この党の主張がどの程度精巧に設計されたものなのかも定かではない。だが「N国」とは、「大卒文化から国民を守る党」なのであり、そういうメッセージを発することで議席獲得に至ったのではないかと私は思う。そうだとすれば、「N国」は、サイレント・マジョリティの漠然とした不満や怒りを政治に動員する道筋をつけたことになる。それは東大卒の志位和夫が率いる日本共産党や、山口那津男が率いる公明党に投票して、あとは上層にお任せにするというこれまでの庶民の政治参加とは異なる動きだ。

 今はわずか1議席だけだが、これが万一大きな流れになれば、日本社会も分断へと歩みを進める可能性がある。イギリスやEU諸国、あるいはアメリカで起こったことは、まさにそういうことだ。

 まもなく幕を開ける2020年代には、地位継承を黙認する「保守化」が静かに進行し続けるのか。それとも、今年みられた分断と対立の芽がさらに伸びていくのか。いずれにせよ、日本のサイレント・マジョリティの「下から目線」の行方が気にかかる。

(本文敬称略)

吉川 徹/週刊文春デジタル
























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