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「あの社長に任せていたら武田薬品は危ない」創業家一族・決意の告白

2018年06月22日 | 政治社会問題
「あの社長に任せていたら武田薬品は危ない」創業家一族・決意の告白
6/22(金) 7:00配信 現代ビジネス
「あの社長に任せていたら武田薬品は危ない」創業家一族・決意の告白
写真:現代ビジネス
 立場が立場だけに、余計な口出しはしないつもりだった。だが、会社の財務状況を急激に悪化させる買収を見過ごすわけにはいかない。不安を抱く現役社員の代わりに言おう。社長、あなたは間違っている。

身の丈を超えた買収
 「我々は、グローバル化を進める方針に反対しているわけでも、外国人がトップを務めることに反対しているわけでもありません。

 ますます国際競争が激しくなる時代、新薬を開発していく体力を得るためにも、ある程度の規模の拡大が必要なこともわかります。

 しかし、今回の買収を独断専行で決めたウェバーの姿勢は、創業から230年余りにわたって武田が築いてきた歴史を、あまりにも蔑ろにしています。このまま彼に任せていたら、武田は確実に潰れてしまう」

 本誌の取材に重い口を開いたのは、武田薬品工業のOBで、創業家の縁戚にあたる原雄次郎氏(88歳)だ。

 かつて、武田薬品不動産の社長まで務めた原氏は、戦中に武田薬品と合併した小西新兵衛商店を創業した小西家の血筋にあたり、武田薬品の社長を長らく務めた七代目小西新兵衛氏の甥にあたる。

 5月8日、武田薬品工業は、アイルランドの製薬大手シャイアーを日本円にして約6.8兆円で買収することを発表、日本企業による過去最大のM&Aとして、大きなニュースになった。

 それは、創業家出身の原氏にとっても寝耳に水のことだった。

 「3月末、この買収話が取り沙汰されて驚愕しました。現役の社員たちも知らされていなかったようで、あれだけの規模の会社だというのに、本当にごく一部の経営陣だけで決めた話なのです。

 しかも、話がまとまってみたら、およそ7兆円などという途方もない買収金額だった。身の丈をはるかに超えたカネを借りて、自分のところより時価総額の大きな会社を買う。そんな馬鹿な話が、どこにあるでしょうか。

 ただでさえ、武田は'11年にスイスの製薬会社・ナイコメッド社を約1兆円で買収するなど、大型の買収を繰り返しており、有利子負債が膨らんでいた。シャイアーが抱えている有利子負債も加えれば、6兆円規模の借金を抱えることになる。

 案の定、いま武田の行く末を日本中が不安視している。2月には6000円台だった武田の株価は4000円台まで急落し、その後は値が戻りません。さらに、アメリカの格付け会社は、買収合意を受けて武田の格付けを最大2段階下げるとまで言っている。

 知らない間に会社がなにかとんでもないことになっていると不安に思っている現役社員もいっぱいいるんです。だけど、内部から声を上げることはなかなか難しい。

 だから、憚りながら、何も失うもののない私がお話しすることにしたのです。日本の製薬業界を支えてきたリーディングカンパニーの内部でいま何が起きているのかを、多くの方に知っていただきたいのです」

買収で得するのは誰か?
 シャイアーの買収は、クリストフ・ウェバー社長が全面的に主導し、シャイアー側に対して価格提案を行った。幾度となく値段を吊り上げられたが、最終的にはそれを「丸呑み」する形で決着したという。

 結果として6.8兆円という巨額まで膨らんだ買収金額の妥当性には、原氏のみならず会計の専門家も疑問を呈する。

 「誰の目から見ても、明らかに高すぎる価格です。経済産業省が上場企業に対して推奨しているのは、ROE(株主資本利益率)が8%あること。これに照らせば、6.8兆円で買収したシャイアーには毎期5440億円の利益が出ることが期待できなければなりません。

 ところが、シャイアーの'17年12月期の純利益は4654億円に過ぎない。この純利益をもとにシャイアーの適正な買収価格を導けば、5.8兆円。つまり、武田は適正な価格より1兆円も高く掴まされたことになる」(企業会計に精通する会計評論家の細野祐二氏)

 原氏が続ける。

 「問題は法外な買収価格だけではありません。仮にシャイアーを傘下に収めたとして、ウェバーが期待しているような研究成果が挙げられるのかについても、大きな疑問符がつくのです。

 もともと、創薬企業のM&Aは当たるも八卦、当たらぬも八卦という世界で、極めてリスクが高いもの。

 さらに、ウェバーは売り上げの6割がアメリカ市場であるシャイアーの買収によって米国でのシェア拡大を狙うことを宣言していますが、5月7日付のフィナンシャル・タイムズは『トランプ大統領は今後薬価引き下げの計画を示す』と報じています。

 もし、シャイアーが得意とする希少疾患向けの薬にも、薬価の引き下げが適用されれば、武田が買収前に織り込んでいたような利益は見込めない可能性も出てくるのです」

 それだけのリスクがありながら、ウェバー氏はなぜ、この巨額の買収をまとめようとしたのか。

 原氏は、今回の買収にウェバー氏の「焦り」を感じたという。

 「前会長だった長谷川(閑史)さんがしきりに唱えていた『グローバル化』の集大成として、イギリスのグラクソ・スミスクラインから鳴り物入りで連れてきたのが、ウェバーでした。

 彼は、研究開発部門の中心を次々と米国に移し、錦の御旗の『グローバル化』をどんどん推し進めていった。

 彼が武田にきてからの純利益は、'15年度が801億円、'16年度が1149億円、'17年度は1868億円と推移してきました。

 一見順調に見えますが、この数字は資産の売却やコスト削減に頼る部分が大きく、本業の医薬品で稼ぐ力は向上できていません。そんな彼に、武田は約10億円の年俸を払っているのです。

 ウェバーは自らの置かれた状況に焦り、経営者としての『成果』を作り出すために、この買収に固執したのでしょう。

 そして、得をしたのはウェバーだけではありません。買収のために調達する3兆円の現金は、半分の1.5兆円をアメリカの大手銀行、JPモルガン・チェースが供与し、残りを三菱UFJと三井住友の両銀行が半分ずつ出す。

 彼らに支払われる利息は、年間で1000億円を超えると思われます。銀行からしても、この買収は『濡れ手に粟』なのです」


元会長に直談判
 しかし、シャイアーを買収するだけで、なぜウェバー氏の「成果」になるのか。前出の細野氏がカラクリを説明する。

 「今回の買収価格と、被買収企業であるシャイアーの純資産の差額であるいわゆる『のれん代』は3兆円にも上り、これが武田の資産に計上されます。

 日本の会計基準であれば、こののれん代を20年以内に均等に償却していく必要があり、毎年平均すると1500億円の償却となる。つまり20年間にわたり、純利益ベースで1500億円もの減益が続くことになります。

 ところが、現在の武田薬品が採用している『国際会計基準』ではそれが必要ありません。単純計算すれば、武田はシャイアーの'17年12月期の売り上げである1兆6520億円と、純利益の4654億円をそのまま自社の数字に上乗せできる。

 この方法はサラリーマン社長のウェバーにとって、短期的に実績を残せるので、実に魅力的に映ったことでしょう」

 原氏が続ける。

 「健全な会社なら、経営者が暴走したときには財務担当役員が諌めて、慎重な判断を求めるのが普通です。しかし、武田の最高財務責任者のキーホー氏は、武田によるシャイアー買収が明らかになったわずか数日後に、突然武田を去っている。

 真相はわかりませんが、この無理な買収を押し切ろうとするウェバーに対して嫌気が差したと考えても不思議ではありません。

 武田には『タケダ・エグゼクティブチーム』という最高意思決定機関がありますが、このチームはウェバーの腹心の外国人で固められ、メンバーの中に、日本人はわずか3人しかいない。もはや社内でウェバーを止めることは不可能なのです。

 それならば、社外取締役や監査役に期待したいところですが、困ったことに彼らも何もしてくれなかった。

 武田の社外取締役にはLIXIL元社長の藤森(義明)さんや、日産自動車取締役の志賀(俊之)さん、コマツ相談役の坂根(正弘)さんなど、著名な経営者が何人も入っていますが、彼らは取締役会の判断をいとも簡単に承認してしまった。

 これがもし、彼らの出身母体の会社の出来事だったとしたら、議論もせずにすんなり認めるとは思えません。しょせんは他人事ということでしょう。

 武田を担当しているあずさ監査法人からすれば、もしシャイアーを買収して資産査定などの業務が転がり込めば、巨額の監査収入が見込める。自分たちの利益になるのに、無理に買収を止めるわけがありません。

 結果的に、武田の社内外に、誰一人として疑義を挟むような人間がいない状態のまま、買収が決まってしまった」

 合併が進むことに危機感を覚えた原氏は、武田本家出身で遠縁にあたる武田國男元会長兼CEOにもかけ合ったという。

 「國男君に電話をかけ、『今日の武田があるのは大勢の社員や取引先のおかげじゃないか。創業家としてこんな無謀な冒険はできないという意思表示をしてくれないか』と訴えかけたんです。

 ところが『武田という名前が残るんだからいいじゃない。じゃあ、おじさんは今の武田にどういう選択肢が残されているというのですか』と反論され、電話を切られてしまった。

 そもそも、拡大路線を推し進めたのは國男君の在任中からでした。

 '08年のミレニアム社(アメリカ)、'11年のナイコメッド社、'17年のアリアド社(アメリカ)と買収に買収を繰り返し、一時は2.5兆円あった内部留保はゼロになり、いまや途方もない金額の借金を抱えてしまった」


もうやめてくれ
 そして、原氏がいま一番懸念しているのは、ウェバー氏が去った後の武田薬品の行く末だ。

 「ウェバーは、今回の買収で一時的に面目を保って武田を去り、新たな会社に行けばいいんでしょう。実際、3年前にも最高財務責任者のロジェが、任期途中で仕事を放り出してスイスのネスレへと移っていきました。

 そうやって、彼らは経営の責任をとることなく、別な会社に行けば済む。本当に困るのは、莫大な借金を抱えた会社で働き続けるしかない社員と、その家族たちなのです。

 シャイアーが、ウェバーが言うような画期的な新薬の開発に成功できなければ、武田は借金を返すために、今まで積み重ねてきた優良資産をどんどん切り売りしていくことになるでしょう。

 長きにわたり研究の中心を担ってきた湘南研究所(神奈川県藤沢市)や、収益性の高い子会社を次々手放した先に待っているのは、破滅でしかない。

 ウェバーは『'25年まで社長を続けたい』と発言していますが、とんでもない話です。彼が今後も巨額の買収を進めることは明らかで、そのたびに武田の体力は失われていく一方でしょう。

 もう、黙って見てはいられません。6月28日の株主総会では、130人規模のOBからなる『武田薬品の将来を考える会』が、『1兆円を超える買収を行う場合は株主総会で事前に決議すること』を定款に盛り込むように求める予定です。

 どこまで効果があるかはわかりませんが、これをきっかけに、他のOBや現役の社員たちも声を上げるようになって欲しいと願っています。

 ウェバーさん、どうか我々の愛した武田をめちゃくちゃにするのは、もうやめていただきたい」

 創業家出身者からの悲痛な叫びが社長の胸に届く日は来るのだろうか。


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