指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

井上真央は、司会者に徹すれば良い

2015年06月02日 | テレビ

大河ドラマの『花燃ゆ』の評判が良くないようだ。

今どき、長州の連中のことをやるのは、NHKの安倍晋三へのゴマすりだとの批判もあるが、井上真央は良く演じていると思う。

 

                                       

 

ただ、問題は、どうやっても主人公になりえない吉田松陰の妹を中心に据えていることである。

基本的には男たちによって歴史が作られていた時代に、女性を主人公にしてドラマを作れば、『豪』のように完全な嘘の、お笑い劇になってしまう。

そこまでは行かないにしろ、『花燃ゆ』でも、良いところになると井上真央が出てくるので、余計な感じがしてしまうのだ。

もっと彼女の出番を減らして、「司会者」役にしてしまえば良いと思う。



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