指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

二段モーション

2007年07月12日 | 野球
渡辺俊介もやっていたが、投手の二段モーションは去年から禁止されている。
だが、二段モーションも下手投げ等では、投球術の一つとして認められては良いのではないか、と言うのが私の考えである。

下手投げの二段モーションは、昔から多かった。
山田久志や皆川睦男もそうだったが、下手投げで二段モーションを使わないのは、阪急の足立光宏くらいだったと思う。
一番すごかったのは、近鉄にいた佐々木宏一郎である。
彼は、昭和45年10月には完全試合をやったこともある投手だが、完全な二段モーションだった。
彼のは、一度半分くらいモーションが動いた後、逆転して戻ってしまい、そこからもう一度投げ出すと言うすごい二段モーションだった。

二段モーションも常にやっているのではなく、ときどきタイミングをはずすくらいなら、認めてやれば良いのではと私は思う。
横浜の三浦のように十分威力があるのに、年がら年中二段モーションを使っていたのは、論外だが。


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