指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『蟹の惑星』

2021年04月04日 | 東京
多摩川河口に住む蟹の生態についてのドキュメンタリーである。

                   
羽田空港の近くで、東京と川崎の間で、干満もあり、さまざまな生物が生息しているが、中でも蟹は種類が多いようだ。
私は、多摩川近くの大田区池上に住んでいたが、1950年代末の小学校時代、夏になると、午後にワタリガニを売りにくる者達がいた。
それは、多摩川河口ではなく、平和島付近で採れたもののようだが、非常においしく、午後のお八つとして食べていた。

映画では、停年退職後15年間、この蟹を観察してきた方の記録である。
いろいろな不思議な実態が見えてくるが、蟹は甲羅にあわせて巣を作るなどが見える。
蟹は、脱皮して大きくなるが、それも出てくる。
このように、蟹が以前よりも多く生息するようになったのは、多摩川が下水道の整備によってきれいになったからだろう。

コメント
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